トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/140.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/ で続きの Blog をやっています
   
 

2008/1/6  11:15

『話のネタ:会話がはずむ教養読本』  『トンデモ一行知識の世界』パクリ探し編

パクリ+劣化コピー (「ハリウッドゴシップ資料室から劣化コピー」と同様) を
つつくべきか、単純に唐沢の間違いの証拠とするべきか迷うんですが。

ネタ元となっている (かもしれない) 『話のネタ:会話がはずむ教養読本』 は
http://books.google.com/books?id=4NP_25OUJf8C で読める。
一応 1998年刊となっているが、内容は 1971~1975年に出た本の再録。

昔に出た本とネタがかぶっているだけならまだしも、先に出た本では正しい
ことが書かれているのに、後発本が劣化コピー状態でどうするのかと思う。

『話のネタ:会話がはずむ教養読本』 P.46
----------
こんな立派な発明品でありながら、英仏でお互いにその功を譲り合っている
からおもしろい。フランスではコンドームの別名を「キャポット・アングレーズ」
(イギリス風の頭巾)と呼んでいるが、これはもちろん、その外形からの連想
だろう。イギリスでは逆に「フレンチ・レター」と呼んでいるが、その語源はわ
からない。ただ、いずれなにかフランス人の悪口に関係したことだろう。

----------

『トンデモ一行知識の世界』 P.28 欄外と P.29 欄外
----------
・イギリス人はコンドームのことを“フランス人の手紙”と呼ぶ。
・フランス人はコンドームのことを“イギリス人の外套”と呼ぶ。

----------
(→「イギリス風の頭巾の形状とは」に書いたけど、×外套 ○頭巾みたい)


『話のネタ:会話がはずむ教養読本』 P.87~88
----------
シロウト女性を対象とした美人コンクールは、ようやく明治四一年になって、
『時事新報』が「全国美人写真コンクール」というのを行っている。応募条件は
「良家の淑女にして、いやしくも容色をもって職業の資となすがごとき、
品下がれる者にあらず」となっており、一位は小倉市長の娘、末広ヒロ子が
獲得したが、学習院女子学部に在学中だったため、乃木校長のゲキリンに
ふれ、あっさり退学処分となってしまった。

----------

『トンデモ一行知識の世界』 P.112 欄外。
-------
・日本最初の美人コンテストは明治四十一年の全国美人写真コンクール。
 優勝者は学習院在学中の末弘ヒロ子。

-------
(→「美人コンテストに応募したのは義兄だとか」にも書いたけど、乃木将軍により
退学処分にされたというのをスルーするのはもったいない)


『話のネタ:会話がはずむ教養読本』 P.199
----------
 タンポポをフランスでは「ピッサンリ」という。これは“寝台におしっこをする”
という意味で、タンポポの葉をゆでた湯が利尿剤に使われたからである。

----------

『トンデモ一行知識の世界』 P.61 欄外。
-------
・タンポポはフランス語でピゾンリ(おねしょ)という。根が利尿剤になるから。
-------
(→「根はないけど葉はあると」に書いたように、×根が利尿剤 ○葉が利尿剤)



   
 
HOME

 

 

inserted by FC2 system