トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/716.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/ で続きの Blog をやっています
   
 

2008/10/19  2:51

「怪鳥人間バットマン」の「間」を抜かした間抜けな話  その他の雑学本 間違い探し編

『脳天気教養図鑑』 P.71
懐かしTV
(洋モノ編)
○怪鳥人バットマン~コウモリなのに怪鳥人とはまたいいかげんなタイトル
である。

×怪鳥人バットマン ○怪鳥人間バットマン

「いいかげんなのは、唐沢俊一先生、あなたです」――といいたくなるような。

「裏モノ日記」 2008年 10月 16日(木曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20081016171441.html
子供時代のフェイバリット番組『怪鳥人バットマン』のテーマを
作曲したニール・ヘフティ、11日に死去。85歳。
60年代をテレビの前で過ごした人間にとってはバットマンの
テーマは名曲中の名曲だが、実はこのテレビシリーズの音楽は
ネルソン・リドル(『パリで一緒に』『七人の愚連隊』)が
担当しており、ヘフティの作曲はこのテーマ曲のみ。

×怪鳥人バットマン ○怪鳥人間バットマン

2ちゃんねるのスレでも今年 1 月時点で指摘され (Read More 参照)、唐沢俊一まとめ
wiki 間違い part1
にも載っている、「怪鳥人バットマン」 (正しくは 「怪鳥人間バットマン」)
ネタである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/バットマン
>実写ドラマシリーズバットマン (怪鳥人間バットマン)(1966年-1968年)
>主演はブルース・ウェインにアダム・ウェスト、ロビンがバート・ウォード。
>コメディ的側面の強い作品。バットマンが悪人をパンチすると原作コミックのような擬音
>が画面に合成されるのが特徴的。日本では66年~67年にフジテレビで放映された。
>なお、1992年7月から1993年1月にかけてWOWOWで放送された際には吹き替えが
>新しく作られたが、この作品ではバットマンがロビンに対して「脇役は黙っていろ」「おい
>ロビン、ケツ触らせろ」等のヒーローとは思えない台詞が多分に使用されており、他の
>バットマン作品とは一線を画した物となっていた。


ちなみに、「"怪鳥人バットマン"」と二重引用符つきでググると、唐沢俊一が書いた
ものかその引用以外は、4 件ほどしかなかった。唐沢俊一日記の中には、5 件発見。

http://www.tobunken.com/diary/diary20000227000000.html
>テレビ『怪鳥人バットマン』でロビン役をやったバート・ウォードの自伝。

http://www.tobunken.com/diary/diary20010204000000.html
>フランク・ゴーシンはテレビ版『怪鳥人バットマン』の、リドラー(日本ではナゾラー)役
>で有名な俳優。


http://www.tobunken.com/diary/diary20020516000000.html
>ニール・ヘフティの『BATMAN』(『怪鳥人バットマン』)があったのに驚いた。

http://www.tobunken.com/diary/diary20050602000000.html
>テレビ版『怪鳥人バットマン』、

http://www.tobunken.com/diary/diary20080825163855.html
>テレビシリーズ『怪鳥人バットマン』のアルフレッド役。

で、前エントリーのコメント欄には、拾えるだけ拾おうと思うと書いたんだけど、『怪鳥人
バットマン』 (『怪鳥人間バットマン』) への言及は、『脳天気教養図鑑』以外の本からは
うまくみつけることができなかった。バットマンのネタは、『キッチュワールド案内』 P.179、
『奇人怪人偏愛記』 P.116 にはあったけど (小野耕世『バットマンになりたい』からとった、
バットマンの扮装は、ラインハートの小説『ザ・バット』の悪のキャラクターが原型との話)。


なお、唐沢俊一はなぜかネルソン・リドルの『パリで一緒に』『七人の愚連隊』といった
別作品をあげておいて、「ヘフティの作曲はこのテーマ曲のみ」と続けているものだから
まぎらわしいけど、二ール・ヘフティの作曲した作品はバットマンのテーマだけではなく、
「裸足で散歩」「おかしな二人」「砦の29人」などがある (Read More 参照)。

http://www.kanshin.com/keyword/453455
>「アトミック・ベイシー」などカウント・ベイシー楽団のアレンジャー、もしくは「裸足で
>散歩」「おかしな二人」「砦の29人」といった映画のサントラ、そして実は「バットマン
>のテーマ」の作曲者。


http://fictory.txt-nifty.com/ost/2008/08/post_c58d.html
>女房の殺し方教えます(1964) ニール・ヘフティ
>砦の29人(1966) ニール・ヘフティ



追記: 『キッチュワールド案内』 P.99 に、『怪鳥人バットマン』を発見。
『バットマン』ですら、テレビ初放映時には『怪鳥人バットマン』だった。



http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1199865402/

592 :無名草子さん:2008/01/16(水) 13:15:09
http://www.tobunken.com/diary/diary20050602000000.html
http://www.tobunken.com/diary/diary20000227000000.html

唐沢は、「裏モノ日記」や著書「キッチュワールド案内」の中で
繰り返し「バットマン」TVシリーズの日本初放送時のタイトルを
「怪鳥人バットマン」と書いている。

正しくは、「怪鳥人間バットマン」である。


http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1223714076/560-

560 :無名草子さん:2008/10/18(土) 20:38:51

>子供時代のフェイバリット番組『怪鳥人バットマン』のテーマを
>作曲したニール・ヘフティ、11日に死去。85歳。
>60年代をテレビの前で過ごした人間にとってはバットマンの
>テーマは名曲中の名曲だが、実はこのテレビシリーズの音楽は
>ネルソン・リドル(『パリで一緒に』『七人の愚連隊』)が
>担当しており、ヘフティの作曲はこのテーマ曲のみ。

フェイバリット番組の番組名を間違えるのか。『怪鳥人バットマン』じゃなくて『怪鳥人間バットマン』だぞ。
しかも「60年代をテレビの前で過ごした」と書いてるが1966年-1968年のオンエア。ネルソン・リドルの作品だけ
紹介してるが、へフティだって、「裸足で散歩」「おかしな二人」「砦の29人」なんかを作曲してるし。

561 :無名草子さん:2008/10/18(土) 20:40:46
>>560は
裏モノ日記
http://www.tobunken.com/diary/diary20081016171441.html
な。



2008/10/19  15:01

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

ご指摘ありがとうございます。修正しました。(_ _);

# 間抜けその 2……

2008/10/19  12:25

投稿者:金平糖

>ちなみに、「"怪鳥人間バットマン"」と二重引用符つきでググると、唐沢俊一が書いた

「"怪鳥人バットマン"」

だね


2008/10/19  9:24

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

ご指摘ありがとうございます。修正しました。

# l抜けもじゅうぶん間抜けですね……失礼しましたー。

2008/10/19  7:31

投稿者:藤岡真

まとめwikiのリンク、URLの最後の“l”が抜けてます。

   
 
HOME

 

 

inserted by FC2 system