トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/7/12  16:01

小林信彦、森卓也、石上三登志は唐沢俊一とは遠い世界の人達だし  その他の雑学本 間違い探し編

『ブンカザツロン』 P.101
鶴岡●ですよね。だって、そうそう、唐沢さんがオタク第一世代っていう割
には前には小林信彦がいるんですよね。
唐沢●森卓也とか石上三登志とかね。彼らの場合というのは自分を奇人
変人というふうに定義して、奇人変人がいてもいい業界の方にいったじゃ
ないですか。オタクでもわれわれはどっちかっていうと、彼らに近い世界に
いるけれども、一般の普通の会社にいながらオタクでいられるというのが
現代のすごいところで。

そもそも、小林信彦、森卓也、石上三登志が「自分を奇人変人というふうに定義」していた
かどうかは不明。特にそれを裏づけるような資料は見つからなかった。

小林信彦は 1958 年に宝石社に採用され、1959 年から 1963 年まで、ミステリ雑誌
「ヒッチコックマガジン」の編集長をつとめている。唐沢俊一の定義では、マスコミ関係は
奇人変人がいてもいい業界」になっているのだろうか。

1956 年から 1979 年の 23 年間市役所に勤務し、その期間中に毎日映画コンクールの
選考委員もしていた森卓也、電通に勤務しながら評論家としても活躍の石上三登志を、
奇人変人がいてもいい業界の方にいった」としている理由は、さらに不明。

一般の普通の会社にいながらオタク」だった時期のあるこれら 3 人 (市役所もいるけど) を
比較対象にして、「一般の普通の会社にいながらオタクでいられるというのが現代のすごい
ところで
」などと的外れなことを語る唐沢俊一自身は、「一般の普通の会社」にいた経験が
ほとんどないのだから、わけがわからない。

(唐沢俊一の『奇人怪人偏愛記』に書かれている事務員生活については、「ボディビルで
精神崩壊したのは三島由紀夫の方じゃない
」に引用してあるが、この本によると、地元
北海道に引っ込んで事務員生活をしていた時期は数ヶ月程度。ビキニのブリーフと白衣
だけを身につけて事務仕事というのが、「一般の普通の会社」にいた経験に数えられる
ものかどうかは疑問)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/小林信彦
>1958年秋、失業保険が切れる直前に、投稿していた「雑誌改善案」で実力が見込ま
>れ、宝石社の顧問として採用された。月俸は当時としても格安の5000円。1959年1月、
>6月創刊予定だったミステリ雑誌「ヒッチコックマガジン」の編集長に、江戸川乱歩の
>後押しで抜擢された。


http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B9%C2%EE%CC%E9
>森卓也 もりたくや
>名古屋在住のアニメーション評論家。映画評論、演芸評論も手がける。〈略〉
>1956年4月尾西市役所勤務。1979年6月尾西市役所退職。〈略〉
>1964年から毎日映画コンクール?選考委員(大藤信郎?賞、アニメーション賞)


http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%D0%BE%E5%BB%B0%C5%D0%BB%D6
>石上三登志 いしがみみつとし
>1939年東京生まれ。評論家、翻訳家、CMディレクター。〈略〉映画を中心に、ミステリ、
>SF、マンガ、広告等、幅広い分野で評論家として活躍するかたわら、雑誌『映画宝庫』
>『FLIX』の責任編集、翻訳、映画脚本等も手がける。〈略〉
>また、本業の広告マンとしては京映、第一企画をへて、電通に勤務し、多数のCMを
>てがける。<レナウン・イエイエ>、<ナショナル・乾電池・人造人間>で、第1、2回の
>ACC・CM殿堂入り。


追記 : ツッコミが入る前に「(市役所もいるけど)」を追加。



http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1215619596/87-

87 :無名草子さん:2008/07/10(木) 07:00:32
『ブンカザツロン』P101

>鶴岡●ですよね。だって、そうそう、唐沢さんがオタク第一世代っていう割には
>前には小林信彦がいるんですよね。
>唐沢●森卓也とか石上三登志とかね。彼らの場合というのは自分を奇人変人というふうに
>定義して、奇人変人がいてもいい業界の方にいったじゃないですか。オタクでもわれわれは
>どっちかっていうと、彼らに近い世界にいるけれども、一般の普通の会社にいながら
>オタクでいられるというのが現代のすごいところで。

小林は苦労した末「ヒッチコックマガジン」の編集長になる。森は市役所勤務、石上は電通勤務。
全然「奇人変人がいてもいい業界」ではないぞ。「一般の普通の会社」って唐沢は弟のパラサイトから
叔父のタレントプロダクション。岡田(自称オタク第一世代)はガイナックスで、普通の会社ではない。
悔しけりゃ電通に入ってみろての。

89 :無名草子さん:2008/07/10(木) 07:19:09
>>87
>悔しけりゃ電通に入ってみろての

それは藤岡へのセリフですか?w

91 :無名草子さん:2008/07/10(木) 07:26:28
藤岡が電通なら唐沢を業界から消滅させられたと想像してみると・・・
悔しけりゃ電通に入ってみろての

92 :無名草子さん:2008/07/10(木) 07:27:06
>>89
いえいえ。小林、森、石上という先達を、彼らはオタクとしては一流かもしれないが
そんな連中に相応しい職にしか就けないが、自分はちゃんとした会社に云々という
滅茶苦茶な論を開陳しやがるから、じゃあ、あんた電通にでも入ってみたら? と。



2008/7/14  2:08

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

自分が「一般の普通の会社にい」たことにしているかどうかは微妙
として、ここでは何だか普通の人ぶりっこしていますね。

唐沢俊一という人は、「普通の環境」にいる (または、いた) 人じゃ
ないなあと思ったのは、『トンデモ一行知識の逆襲』の「予備校の
健康診断の問診項目には精神異常関連のものが多い」を読んだとき
でした。きっと就職活動というものをしなかったから、心理テスト
を受けたこともなくきたんだろうな、と。
(……と、ここまで書いて、唐沢俊一の時代にはまだ心理テストはそう
一般的でなかったというオチだったらどうしようかと心配に)。

2008/7/13  22:09

投稿者:藤岡真

これは、小林、森、石上に比べて、どうあがいても自分は格下であることを、「あっちは特殊な環境のオタク」「こっちは普通の環境にいながらオタクという凄い存在」という滅茶苦茶な価値観を捏造して、自らを正当化しようとしているんですね。情けないの一言です。

   
 
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