トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/419.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/ で続きの Blog をやっています
   
 

2008/5/10  23:23

鰹にカラシの文化も伝承する相手を間違えると忘却される、とか?  その他の雑学本 間違い探し編

『笑うクスリ指』 P.58 ~ P.59
そろそろ初ガツオのシーズンだが、江戸時代、カツオにはカラシをつけて
食べるのが習慣だった。
〈略〉
それほど人口に膾炙していた食べ方がすたってしまったのはなぜか。
単なる文化伝承の途中の忘却ではない、何か理由があったのではない
かと思われるが、これが分からない。 殺菌性とカツオとの相性において
カラシを上回るニンニクという薬味の定着が原因ではないか、というのが
私の推理なのだが。

略されてる部分、「初がつお 辛子がなくて 涙かな」についてはこちらで。そのコメント欄
からの派生ネタ。

でまあ、そのコメント欄にも「東京のまっとうな呑屋や寿司屋で『初鰹をカラシで』ってのは
そんなに珍しいことじゃない。
」と書き込まれているけど、カラシで食べるのは今でも別に
珍しい食べ方ではない。「すたってしまった」、まして「文化伝承の途中の忘却」などという
表現が適切であるとはいえない。

さらに不思議なのは、唐沢俊一による推理には「ニンニク」はあっても、ショウガはなぜか
登場しない。ニンニクというからには、鰹のタタキなどが頭にあってのことだと思われるが、
初ガツオは刺身で食べることが多いことを考えればショウガやワサビになるだろうし、鰹の
タタキにしても、ニンニクとショウガ、タマネギなどを薬味とするのが普通で、ニンニクのみ
を薬味にする食べ方はあまりしないと思うのだが。

それに、鰹のタタキのことが念頭にあったと仮定すると、「何か理由があったのではないか
と思われるが、これが分からない
」も、何がいいたいかわからない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/カツオ
>刺身(芝づくり)
>刺身は美味とされるが、近縁のサバと同様に傷みが早い。〆方(しめかた)の方法に
>より味が大きく異なってしまうとされ、〆る方法は漁師の腕の見せ所となっている。
>鰹の刺身は、本来皮付きにつくり(これを芝づくりという)、芥子醤油で食べることが
>古くは江戸の風俗であったが(英一蝶に「初鰹芥子がなくて涙かな」の句がある)、
>現代では鮪などと同様皮を落とし、生姜もしくはわさびで食べることが多い。特に生姜
>はカツオ料理の付け合せの代名詞的存在となっていて、カツオの旬の時期になると
>付随して生姜の売れ行きも伸びるほどである。


http://ttrayrecipe.livedoor.biz/archives/50201054.html
>そうそう、かつおにはしょうがやニンニク以外にもお勧めの薬味があります。それは
>溶き辛子。敬愛する作家、池波正太郎の食に纏わるエッセイに書いてあり早速試して
>みたらなかなかだったので、以来必ずかつおには溶き辛子を添えるようにしています。


http://d.hatena.ne.jp/makizo/20040430
>TVで見てからずっと試してみたいと思っていた、鰹にカラシの組み合わせ。「菊亭八百
>善の人々」に、杉浦直樹演じる料亭の先代が「鰹にはカラシだろう」と主張するシーンが
>あって、それ以来気になっていたんだよね。今日の夕食が鰹のタタキだったので試して
>みたら、うん、なかなかいけました。


その他参考 URL (カツオにカラシ):
- http://blog.livedoor.jp/arugabnk/archives/50313616.html
- http://agneau.at.webry.info/200709/article_5.html
- http://plaza.rakuten.co.jp/4243oishii/diary/20080401/

2ちゃんねるのスレの方の、妙な盛り上がりは Read More を参照。



http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1210096847/124-

124 :無名草子さん:2008/05/10(土) 10:10:28
以前取り上げられたが、「初鰹」と辛子の件。
http://tondemonai2.web.fc2.com/408.html#readmore

『笑うクスリ指』嗜好の研究 P58
 
>そろそろ初カツオのシーズンだが、江戸時代、カツオにはカラシをつけて食べるのが習慣だった。
            ~中略~
>それほど人口に膾炙していた食べ方がすたってしまったのはなぜか。
>単なる文化伝承の途中の忘却ではない、何か理由があったのではないかと思われるが、これが分からない。

「これが分からない」のは当たり前で、屯田兵のきみが田舎者の屯する飲食店にしか出入りしないからだよ。
東京の真っ当な呑屋、寿司屋にいってみな。当たり前のように初鰹には溶き辛子が出てくる。
たとえば、東京を代表する呑屋、大塚「江戸一」で、昨夜食ったばっかりだよ。

137 :無名草子さん:2008/05/10(土) 14:24:20
>>120
一行知識シリーズはホームページに集まったネタから選んで構成したんじゃなかったっけ?
前書きでも自分がそれらのネタについて全然知らなかった云々書いてるし。
>>124
「東京の真っ当な呑屋、寿司屋」じゃないと食えないって、それやっぱり衰亡じゃね?
>>127
【膾炙】
(「膾」はなます、「炙」はあぶり肉の意で、いずれも味がよく、多くの人の口に喜ばれるところから)
世の人々の評判になって知れ渡ること。「人口にムする」
情報云々の方が副次的と言うか、今風な使い方なんじゃね?

145 :無名草子さん:2008/05/10(土) 14:54:31
>>137
そうそう、一行掲示板で集まったネタならネタで、それを自分なりに追跡調査していたなら、
ガセをつかまされる率も減ったであろうし、ダメな投稿者がスルーしちまっていたネタの方を
きちんと拾えたりもしただろうけれど、それをやる根性も能力もないのが唐沢俊一という人。

ああ、それと、「それやっぱり衰亡」かどうかはおいといて、『笑うクスリ指』での唐沢説では、
カツオの薬味はニンニクに置き換えられたそうだから。生姜のことも忘れないでください、って
やつですね。これについてもさすが唐沢、トンデモさん、としか。

146 :無名草子さん:2008/05/10(土) 14:56:59
さすが唐沢、トンデモさんw

150 :137:2008/05/10(土) 15:17:21
>>145
何で追跡調査する必要があるのん?
集まった嘘か真か怪しげなネタを本にまとめた、って企画なのに。

そして、このスレッドでは何故か話題から外されてるみたいだけど
重要なのは一行知識~シリーズを始めとして、唐澤先生の視点が
商品として成立してる事よね。
ここにある正確な情報が読者に受けるか?売れるか?って見たら微妙でないの。

あとカツオ ニンニクで351000件ヒットして吹いた(カツオ 生姜だと350000件)

151 :無名草子さん:2008/05/10(土) 15:32:40
>>150
>ここにある正確な情報が読者に受けるか?売れるか?って見たら微妙でないの。

かもね。もしも唐沢俊一という人の知能が平均レベルに達していたら、
どんなネタが集まっていたんだろうというのも含めた検証ということでいいと思う。

>あとカツオ ニンニクで351000件ヒットして吹いた(カツオ 生姜だと350000件)

唐沢みたく、ニンニクオンリーでイクのって、それだけでも無理がある話だって
わかるでしょ?

152 :無名草子さん:2008/05/10(土) 15:35:49
>あとカツオ ニンニクで351000件ヒットして吹いた

 吹いたんですか、先生。

157 :無名草子さん:2008/05/10(土) 15:47:02
>>150
唐沢 盗作で1,140,000件ヒットして吹いた。

164 :137:2008/05/10(土) 16:11:52
>>151
江戸時代から連綿と続いてたはずのカツオに生姜、が検索じゃ五分五分、
もう「東京の真っ当な呑屋、寿司屋」じゃないと食えないってのは
十分ニンニクにやられてんじゃね?個人的には行者にんにくだけど!
>>153
可能性ならはどんな投稿本にもあるじゃん。
そしてこのスレッドに挙げられてる盗作疑惑はちとショボイ気がするノ(努力した皆さんには申し訳ないっ)
>>155
無いから一行知識~では初見のネタだらけ、って素直に書いてるんでない?
単純に考えると、そんな程度の唐澤先生に指摘される人って下の下の下では。
何よりガセだの怪しげだのが前提の文章でもないのでは。

169 :無名草子さん:2008/05/10(土) 16:24:06
>>164
>十分ニンニクにやられてんじゃね?個人的には行者にんにくだけど!

薬味にニンニクだけを挙げて、生姜をハズしてしまうところが
唐沢俊一という人のダメなところであると思うが、それがわからないならまあ
それでもいいよ。鰹のタタキでさえ、ニンニクだけを薬味に食べることって
まずないんだけどね。まして初鰹をいただく際に多い刺身として食べるときには。

170 :137:2008/05/10(土) 16:28:02
>>169
生姜だけ、も無くなってるべ。
ショウガオンリーイベントだった江戸時代との比較だから合ってるんじゃない?

172 :無名草子さん:2008/05/10(土) 16:32:40
カラシvsニンニクの件、なんか論旨がずれてるなあ。
>単なる文化伝承の途中の忘却ではない、何か理由があったのではないかと思われるが、これが分からない。
東京の習慣には「鰹にカラシ」は厳然と存在し、決して「忘却」されてはいない。
ニンニクが主流になったのは、明治維新のときに「薩摩」「土佐」の人間が大量に
流入してきて、在の食べ方を普及させたせいだろう。
ちょうど「ど真ん中」なんて言葉が堂々と使われて、本来の「真ん真ん中」ってのが影が薄いようにね。
>何か理由があったのではないかと思われるが、これが分からない。
これが、分からないのはただの馬鹿だと思うんだが。
でも滅びちゃいないよな。

173 :無名草子さん:2008/05/10(土) 16:32:41
>>170
>生姜だけ、も無くなってるべ。
>ショウガオンリーイベントだった江戸時代との比較だから合ってるんじゃない?

ええと、唐沢俊一でさえ、江戸時代は「ショウガオンリー」なんて言っていない。w
すごいなあ、唐沢の言うことが「合ってるんじゃない」という人間は、
唐沢が何を言っているかすら理解できない人間だけなのか。日々これ感動だね。

http://tondemonai2.web.fc2.com/408.html



   
 
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