トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/293.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/ で続きの Blog をやっています
   
 

2008/3/18  18:54

のどスプレーって「隠れた」大ヒット商品だったかという疑問も  『トンデモ一行知識の世界』間違い探し編

『トンデモ一行知識の世界』 P.195~196
人前や放送を通じて話をする、声を使う人々の職場にお邪魔して、必ず
見かけるのが、 あの、のどに直接シュッ、とスプレーする方式の消炎剤。
〈略〉
成分は一般のうがい薬に含まれるポピドンヨードで、何も新しいものは
含まれていないが、 のどに直接、という方式がうけて、隠れた大ヒット
商品になっているそうだ。

× ポピドンヨード ○ カミツレ または アズレンスルホルン酸ナトリウム

ポピドンヨードは、イソジンなどに含まれているのどの薬だけど、効能は殺菌作用。

「消炎剤」といって消炎作用を強調するなら、カミツレ (カモミール) か、それを由来
とするアズレンスルホルン酸ナトリウムの方をあげるべきであっただろう。こちらは、
耳鼻科でもらう薄紫色のうがい薬などに入っている成分。

のどスプレーにも、のどぬ~るスプレーのようにヨウ素の殺菌・消毒作用を売りと
するものと、龍角散 AZ のどスプレーのようにアズレンスルホルン酸ナトリウム
(カミツレ由来) を主成分とする消炎薬があるので、のどスプレーの「成分は一般の
うがい薬に含まれるポピドンヨード
」と、のどスプレーはどれでもポピドンヨードが
主成分のような書き方は、消毒と消炎の問題を抜きにしても少々変だともいえる。

http://www.kobayashi.co.jp/seihin/nn_s/index.html
>のどぬ~るスプレー
>・のどの炎症の原因となっている細菌などを有効成分の「ヨウ素」が殺菌・消毒。
>・のどの奥の患部にあたりやすい長いノズルで確実に効目が届く。
>・メントールの清涼感で後味もすっきり。
>・携帯しやすく必要なときにご使用になれます。(携帯用袋付き)

http://www.kenko.com/product/item/itm_8221105072.html
>「龍角散AZのどスプレー」は、生薬由来の消炎成分を配合したスプレータイプの
>のど用消炎薬です。のどの痛みや腫れなどの症状は、炎症が起因であることが
>多く、炎症をおさえることがまず重要になります。
>主成分アズレンスルホルン酸ナトリウムは、すぐれた消炎効果をもつ薬草カミツレ
>由来の成分で、炎症を起こした患部に直接働きかけて、のどの痛みやあれ、口内
>炎などの症状を緩和します。好みの角度に調節できて使いやすい回転式ノズル。
>25ml入り。医薬品。


なお、変に盛り上がった2ちゃんの元のスレ (Read More 参照) では、カモミールは
花の名前で薬効成分ではないのではという意見もあったけれど、植物名や動物名は
薬効成分ではないという表記規則を当サイトではとらないということで。特に薬草名。
割と信用できるソースとして使用している資料の表記との兼ね合いとかあるので。

(ポピドンヨードと対応させるのは、アズレンスルホン酸ナトリウムの方がよいかも
しれないけど)。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1205573097/266n-

266 :無名草子さん:2008/03/18(火) 07:02:29
『トンデモ一行知識の世界』P195~196

>人前や放送を通じて話をする、声を使う人々の職場にお邪魔して、必ず見かけるのが、
>あの、のどに直接シュッ、とスプレーする方式の消炎剤。
              (中略)
>成分は一般のうがい薬に含まれるポピドンヨードで、何も新しいものは含まれていないが、
>のどに直接、という方式がうけて、隠れた大ヒット商品になっているそうだ。

薬剤師になりそこねたくせに『薬局通』とか『笑うクスリ指』とか、その手の本を発表して
専門家を気取っている唐沢ではあるが、ついに化学どころか薬学も駄目が証明された。
ポピドンヨードがのどの薬であることは間違いない。最も有名なのは「イソジン」だろうね。
しかし、「ポピドンヨード」には消炎作用なんかないのである。「ポピドンヨード」の効能は
「殺菌作用」であり、だから声を使う人々が使っても、のどの腫れは引かない。「消炎作用」が
あるのは「カモミール」で、薄紫色の液体のど薬がこれである。
最後の牙城も崩れたな。


268 :無名草子さん:2008/03/18(火) 07:34:44
>>266
>「消炎作用」があるのは「カモミール」

それを言うなら「(l-)メントール」だろw


269 :無名草子さん:2008/03/18(火) 07:50:08
>>268
メントールは喉や呼吸器の炎症を軽減する目的で添加剤として使われれるが、それは
スウッとする感覚だけであって、実用的な消炎剤ではない。耳鼻科で薄紫色のうがい薬
もらったことない? カモミールは「カミツレ」からとれる生薬由来成分。


273 :無名草子さん:2008/03/18(火) 08:09:51
>>266
ポピドンヨードの効能は殺菌なのに、消炎剤であるかのように書いている唐沢は
薬学の専門家を気取る資格なし、というのは同意。

ただ、ポピドンヨードを主成分とするのどスプレー(多数派)は、
(殺菌によって)炎症によるのどあれを治すとうたっているものもあるので、
薬学知識を売りにしていないライターならこの程度の記述は許容範囲という気もする。


>「消炎作用」があるのは「カモミール」で

カモミールってのは花(薬草、和名カミツレ)の名前で薬効成分ではないのでは?
龍角散の製品で主要成分がアズレンスルホン酸ナトリウム(「薬草カミツレ由来)ってのが
あるので、それのことかしらん。


>>269
>カモミールは「カミツレ」からとれる生薬由来成分。

なにか勘違いしているような?


274 :266:2008/03/18(火) 08:17:49
>>273

ご指摘の通りです。
アズレンスルホン酸ナトリウムは「カミツレ(カモミール)」からとれる生薬由来成分
と書きたかった。お詫びして訂正します。


276 :266:2008/03/18(火) 08:24:50
因みに、ここをご覧下さい。

http://www.hyoyaku.org/doop/kono.php?kon=330


293 :268:2008/03/18(火) 09:59:13
>>266
>>274
のどスプレーの代表格である「のどぬ~るスプレー」(小林製薬)には、「カモミール」も「カミツレ」も
「アズレンスルホン酸ナトリウム」も含まれていない。
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/pdf/nn_s.pdf

唐沢が話題としてとりあげているのは「のどに直接シュッ、とスプレーする方式の消炎剤」であって、
龍角散じゃないし、ましてや「耳鼻科で」もらう「薄紫色のうがい薬」でもない。

>>270
他人をバカにする前によく調べましょうね(はあと)


296 :無名草子さん:2008/03/18(火) 10:13:19
>>293

>他人をバカにする前によく調べましょうね(はあと)

 よく調べましょうって、きみは構ってもらいたくてバタバタと検索し捲くってるだけでしょ?
ここで問題になっているのは唐沢が「消炎剤」と書いていることなんだよ。のどの薬は
大きく分けて「消毒薬」と「消炎剤」があるのね。「消毒薬=殺菌剤」の代表が「ポピドンヨード」。
つまり「イソジン」だね。で、「消炎剤」の代表は、きみが付け焼刃で主張する「(l-)メントール」
なんかではむろんなくて「アズレンスルホン酸ナトリウム」なんだわ。きみが貼り付けたURLを
よく見てご覧。「のどスプレーの代表格である「のどぬ~るスプレー」(小林製薬)」は消毒薬なんだよ。
「アズレンスルホン酸ナトリウム」が含まれていないのは当たり前。
はい。もう一度、よく勉強してからおいでね。
因みに私は「アズレンスルホン酸ナトリウム」ののどスプレー薬の開発に携わっていたから、中途半端な
知識で喧嘩売ってきてもムダだよw


297 :無名草子さん:2008/03/18(火) 10:16:01
>>293
>唐沢が話題としてとりあげているのは「のどに直接シュッ、とスプレーする方式の消炎剤」であって、
>龍角散じゃないし、ましてや「耳鼻科で」もらう「薄紫色のうがい薬」でもない。

>>273を読み直してごらん。
「龍角散の製品で~ってのがあるので」となってるでしょう。
この場合の龍角散は、製品名ではなくメーカー名。
話題になっているのはスプレータイプののど薬だから、「龍角散の製品」は当然それを指す。
具体的には、これ。

http://www.kenko.com/product/item/itm_8221105072.html
>龍角散AZのどスプレー
>ブランド:龍角散
>発売元 龍角散
>「龍角散AZのどスプレー」は、生薬由来の消炎成分を配合したスプレータイプののど用消炎薬です。
>主成分アズレンスルホルン酸ナトリウムは、すぐれた消炎効果をもつ薬草カミツレ由来の成分で、

「消炎薬」をうたっているスプレータイプの薬。しかし唐沢の説明文には合致しない。
主成分はポピドンヨードではない。


>他人をバカにする前によく調べましょうね(はあと)

キミは調べる以前に、まず相手の文章をよく読む必要があるようだね。がんばれ。


301 :無名草子さん:2008/03/18(火) 10:21:48
要するに、>>266の唐沢の文章を批判するのであれば、>>273と>>297が指摘しているように
「ポピドンヨードののどスプレーは消炎剤ではない。消炎効果があるのどスプレーは、例えば
龍角散が出している製品のような薬草のカミツレ由来成分を主成分にしたもの」という書き方を
すべきであって、>>266では批判になっていない、ということ。


302 :無名草子さん:2008/03/18(火) 10:24:50
>>299
散々間違えておいて、指摘されたら開き直りですか。
子供なのが見え見えですよ。


303 :無名草子さん:2008/03/18(火) 10:33:35
>>301
>>266 を読み返すと、ちゃんと「「ポピドンヨード」には消炎作用なんかない」とも
書いてあるが。つか、「ポピドンヨードののどスプレー」とか、あんたの文章の方が
わかりにくい。


304 :無名草子さん:2008/03/18(火) 10:34:36
>>301
お前さあ、「メントール」なんて馬鹿曝しておいて、慌てて検索した知識で
「のどスプレーの代表格である「のどぬ~るスプレー」」なんて見当違いな
こと書いてまた馬鹿曝して、なにお偉そうに講釈垂れてんだよw


307 :無名草子さん:2008/03/18(火) 11:06:27
>>303-304
>>268がバカなのには同意するが、俺も>>266はわかりにくいと思う。
パッと読んで、「消炎作用があるのはカモミール」のところでガセだと思った。

>>266には、「カミツレ(カモミール)の成分を含む、消炎作用があるのどスプレーが
(ヨードが主成分のものとは別に)製品として存在しており、唐沢が「消炎」「のどスプレー」
を話題にするのであればそちらを採り上げるべき」ということが情報として示されてないし。
>>297でやっと納得した。


309 :無名草子さん:2008/03/18(火) 11:15:02
>>307
うーん、その情報は必須かなあ。
スプレー以外の、のど薬に言及したのは、

>成分は一般のうがい薬に含まれるポピドンヨードで、何も新しいものは含まれていないが、

と、元の唐沢の文章が、「一般のうがい薬」「何も新しいものは含まれていない」を
受けてのことだと思うが。


312 :無名草子さん:2008/03/18(火) 11:34:55
>>307
>「カミツレ(カモミール)の成分を含む、消炎作用があるのどスプレーが
>(ヨードが主成分のものとは別に)製品として存在しており、唐沢が「消炎」「のどスプレー」
>を話題にするのであればそちらを採り上げるべき」

いや、>>266に引用されている唐沢の文章を語るなら、

>成分は一般のうがい薬に含まれるポピドンヨードで、何も新しいものは含まれていないが、
>のどに直接、という方式がうけて、隠れた大ヒット商品になっているそうだ。

× ポピドンヨード ○ カモミール (こだわりたいならカツミレ由来のアズレンスルホルン酸ナトリウム)
だけで充分でしょ。

消炎作用のあるカミツレ(カモミール)の成分を含む、のどスプレーも存在するんだから、
消炎消炎というなら、ポピドンヨードなんて書かなきゃよかったのにと説明するのが、
より親切かもしれないけど。



   
 
HOME

 

 

inserted by FC2 system