2008/10/25 16：47
「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は」 その他の雑学本 間違い探し編
『お父さんたちの好色広告』 P.155
……まあ、２ちゃんねるのスレでも突っ込みをいれられていたけど (下の方に引用)、
まさかキリスト教の聖遺物の話で、「モノには気がこもる」とか「キリストの聖なる気が
こもっている、とされて」とかいう言葉を目にするとは思わなかったぞ、と。
「衣服の切れ端」というのは、代表的な聖遺物のリストには含まれない。「聖骸布」と
間違えたか、ある女性がイエスの衣服の端に勝手にふれたら、それだけで病が癒えた
(でも力の流出を感じたイエスにはバレた) というマルコの福音書の話からの混同か。
http://ja.wikipedia.org/wiki/聖遺物
＞聖遺物のリスト
＞聖十字架
＞聖釘
＞聖槍
＞聖骸布
＞聖杯
「現在でも、新興宗教などにその考えが残って」というのは意味不明。中世ほどでは
ないにしても、現在でも聖遺物はキリスト教での信仰の対象になっているのではない
かと思うのだけど。
さらに「モノには気がこもる」といっておきながら、どうして「その考えが残って『教祖の
血を飲む』」話になるのかもわからなかったけど、これは聖遺物の中でも布とか木片
とかではなく、特命リサーチでもやっていたという聖ヤヌアリウスの奇跡の話と推測。
でも、そう仮定すると、「現在でも、新興宗教などに」がますます意味不明となるけど。
http://www.ntv.co.jp/FERC/research/19990905/f006.html
＞聖ヤヌアリウスとは、今から約1700年前に実在していた人物で、イタリア・ナポリの
＞教会の司祭だった。彼は、キリスト教を厳しく迫害したローマ皇帝によって、首を切ら
＞れて処刑され、その後、遺体の行方は不明になったという。ところが、処刑から100年
＞ほど経ったある日、数名のキリスト教徒がナポリにほど近いボッツォーリの街に埋葬
＞されていた遺骨を発見した。その後、遺骨はナポリに運ばれることとなり、その道中に
＞なんと遺骨を収めた包みから血が滴り落ち始めたというのだ。〈略〉
＞そして、その時集められた彼の血液は、1700年経った今も町の中心にあるサン・ジェ
＞ンナーロ教会に大切に保管されている。
それにしても、どうせブルセラと結びつけるなら、「モノには気がこもる」なんて書いて
いないで――そういえばブルセラと「モノには気がこもる」との関連も今ひとつ不明――
偽物づくりとそれを生み出す過剰な需要についてでも書けばよかったのに。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1668026.html
＞さて、聞いた話ではキリストの十字架の欠片は今も多く流布していますが、全部
＞集めるとテニスコート程の面積になるそうです。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1224589375/285
＞285 ：無名草子さん：2008/10/24(金) 08:55:56
＞『お父さんたちの好色広告』Ｐ.155
＞
＞＞元祖ブルセラ
＞＞モノには気がこもるのであります。西洋においてはキリストの身につけていた衣服の切れ端、
＞＞十字架のカケラの木片、そういうものにキリストの聖なる気がこもっている、とされて、
＞＞多くの人々の求めるトコロとなりました。現在でも、新興宗教になどにその考えが残って
＞＞「教祖の血を飲む」などというグロなことをするところまで出現しております。
＞
＞「聖遺物」を「ブルセラ」の喩えにもってくるのも凄いし、「聖遺物」という思想が現在は
＞オウム真理教に引き継がれていると考える辺り、こいつはもの凄い宗教音痴なんだろう。
＞青学ではキリスト教は必修であったはずだがな。
＞「聖遺物」には
＞* 聖十字架
＞* 聖釘
＞* 聖槍
＞* 聖骸布
＞* 聖杯
＞
＞があるが、「衣服の切れ端」なんか聞いたこともない。そもそも「気」って漢方（中医学）の
＞用語でしょう。
元祖ブルセラ
モノには気がこもるのであります。西洋においてはキリストの身につけていた
衣服の切れ端、十字架のカケラの木片、そういうものにキリストの聖なる気が
こもっている、とされて、多くの人々の求めるトコロとなりました。現在でも、
新興宗教などにその考えが残って「教祖の血を飲む」などというグロなことを
するところまで出現しております。
……まあ、２ちゃんねるのスレでも突っ込みをいれられていたけど (下の方に引用)、
まさかキリスト教の聖遺物の話で、「モノには気がこもる」とか「キリストの聖なる気が
こもっている、とされて」とかいう言葉を目にするとは思わなかったぞ、と。
「衣服の切れ端」というのは、代表的な聖遺物のリストには含まれない。「聖骸布」と
間違えたか、ある女性がイエスの衣服の端に勝手にふれたら、それだけで病が癒えた
(でも力の流出を感じたイエスにはバレた) というマルコの福音書の話からの混同か。
http://ja.wikipedia.org/wiki/聖遺物
＞聖遺物のリスト
＞聖十字架
＞聖釘
＞聖槍
＞聖骸布
＞聖杯
「現在でも、新興宗教などにその考えが残って」というのは意味不明。中世ほどでは
ないにしても、現在でも聖遺物はキリスト教での信仰の対象になっているのではない
かと思うのだけど。
さらに「モノには気がこもる」といっておきながら、どうして「その考えが残って『教祖の
血を飲む』」話になるのかもわからなかったけど、これは聖遺物の中でも布とか木片
とかではなく、特命リサーチでもやっていたという聖ヤヌアリウスの奇跡の話と推測。
でも、そう仮定すると、「現在でも、新興宗教などに」がますます意味不明となるけど。
http://www.ntv.co.jp/FERC/research/19990905/f006.html
＞聖ヤヌアリウスとは、今から約1700年前に実在していた人物で、イタリア・ナポリの
＞教会の司祭だった。彼は、キリスト教を厳しく迫害したローマ皇帝によって、首を切ら
＞れて処刑され、その後、遺体の行方は不明になったという。ところが、処刑から100年
＞ほど経ったある日、数名のキリスト教徒がナポリにほど近いボッツォーリの街に埋葬
＞されていた遺骨を発見した。その後、遺骨はナポリに運ばれることとなり、その道中に
＞なんと遺骨を収めた包みから血が滴り落ち始めたというのだ。〈略〉
＞そして、その時集められた彼の血液は、1700年経った今も町の中心にあるサン・ジェ
＞ンナーロ教会に大切に保管されている。
それにしても、どうせブルセラと結びつけるなら、「モノには気がこもる」なんて書いて
いないで――そういえばブルセラと「モノには気がこもる」との関連も今ひとつ不明――
偽物づくりとそれを生み出す過剰な需要についてでも書けばよかったのに。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1668026.html
＞さて、聞いた話ではキリストの十字架の欠片は今も多く流布していますが、全部
＞集めるとテニスコート程の面積になるそうです。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1224589375/285
＞285 ：無名草子さん：2008/10/24(金) 08:55:56
＞『お父さんたちの好色広告』Ｐ.155
＞
＞＞元祖ブルセラ
＞＞モノには気がこもるのであります。西洋においてはキリストの身につけていた衣服の切れ端、
＞＞十字架のカケラの木片、そういうものにキリストの聖なる気がこもっている、とされて、
＞＞多くの人々の求めるトコロとなりました。現在でも、新興宗教になどにその考えが残って
＞＞「教祖の血を飲む」などというグロなことをするところまで出現しております。
＞
＞「聖遺物」を「ブルセラ」の喩えにもってくるのも凄いし、「聖遺物」という思想が現在は
＞オウム真理教に引き継がれていると考える辺り、こいつはもの凄い宗教音痴なんだろう。
＞青学ではキリスト教は必修であったはずだがな。
＞「聖遺物」には
＞* 聖十字架
＞* 聖釘
＞* 聖槍
＞* 聖骸布
＞* 聖杯
＞
＞があるが、「衣服の切れ端」なんか聞いたこともない。そもそも「気」って漢方（中医学）の
＞用語でしょう。
