2008/7/4 1:10
年月がたつと姿も変わるし、妖怪にも変化する その他の雑学本 間違い探し編
『ホラーマンガの逆襲』 P.326
年月がたってもスズメはハマグリにならないし、昔の人でさえ、スズメがハマグリになる
とは信じていなかった。「雀海中に入てはまぐりとなり」という諺が『礼記』にあるが、これ
は「あり得ない造加の不思議を指すもの」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/さざえ鬼
>解説文では「雀海中に入てはまぐりとなり、田鼠化して鶉となる」という、中国の古書
>『礼記』にある諺が引用されているが、これはあり得ない造加の不思議を指すもので
>あり、石燕はスズメがハマグリになりネズミがウズラになるならサザエも鬼になるもの
>として、この妖怪を描いたものとされる。
「ヤマノイモ変じてウナギとなる」の方は、『和漢三才図会』の「やまのいも渓のほとりに
端を出して時時雨水を感じてすなわち鰻に変ず」からきているものと思われ、昔の人は
本当にヤマイモがウナギになると信じていたようではある。
ただし、「山芋は変じて鰻になる」の方も、「年月がたつとその姿を変える」ものの例という
よりも、その諺が作品中に出てくる狂言の題と同じ、「成上がり」の意味で使われていた。
「年月がたつとその姿を変える」というのは、同作品でいうところの「次第送り」、たとえば
「嫁が姑に」なるといったことをいうのが普通だろう。
http://scene5.com/yokai/bbs/pslg434.html
>『和漢三才図会』に、山芋が鰻に変身するという説が紹介されています。この文献の、
>植物の項の「やまいも」には「やまのいも渓のほとりに端を出して時時雨水を感じて
>すなわち鰻に変ず。半ば変るものを見る人往々にあり」とあり、魚類の項の「うなぎ」
>には「また、やまのいも久しく湿潤におかれて変じ鰻に化すものあり」とあります。
>我が国では、古来には山芋が鰻に変化すると考えられていた。(『日本史小百科(14)
>動物』岡田章雄著、昭和54年刊近藤出版)
>自己レスですが、もともと狂言の「成上り」という作品にあることわざからの発展のよう
>です。もともとは「蛸は芋に変じ、山芋は変じて鰻になる」というのが原型だそうです
>が…でも、蛸芋という言葉はありませんね。「山芋は変じて鰻になる」は江戸時代に
>は“成り上がり”という意味の諺として使われていたようです。
http://zagzag.blog72.fc2.com/blog-entry-463.html
>成上りのつづき
>山の芋が鰻に、蛙がカブト虫に、ツバメが飛び魚に、嫁が姑に成り上がるなどと冠者が
>言いますが、主は嫁が姑になるのは次第送りで成り上がりではあるまいなどと返します。
その他参考 URL:
- http://zokugo-dict.com/21na/nariagari.htm
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1214482730/359-
359 :無名草子さん:2008/07/03(木) 08:05:23
『ホラーマンガの逆襲』知恵の森文庫 2000年 P326
>スズメ海中に入ってハマグリとなり、ヤマノイモ変じてウナギとなる
>(ものは年月がたつとその姿を変える)。
「雀海中に入てはまぐりとなり、田鼠化して鶉となる」(礼記)
「ヤマノイモ変じて鰻と化す」(和漢三才図会)
上は有り得ない造化の変貌、下は鰻の出自を表している。大体「ものは年月がたつとその姿を変える」って
当たり前のことなのでは?
スズメ海中に入ってハマグリとなり、ヤマノイモ変じてウナギとなる
(ものは年月がたつとその姿を変える)。
年月がたってもスズメはハマグリにならないし、昔の人でさえ、スズメがハマグリになる
とは信じていなかった。「雀海中に入てはまぐりとなり」という諺が『礼記』にあるが、これ
は「あり得ない造加の不思議を指すもの」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/さざえ鬼
>解説文では「雀海中に入てはまぐりとなり、田鼠化して鶉となる」という、中国の古書
>『礼記』にある諺が引用されているが、これはあり得ない造加の不思議を指すもので
>あり、石燕はスズメがハマグリになりネズミがウズラになるならサザエも鬼になるもの
>として、この妖怪を描いたものとされる。
「ヤマノイモ変じてウナギとなる」の方は、『和漢三才図会』の「やまのいも渓のほとりに
端を出して時時雨水を感じてすなわち鰻に変ず」からきているものと思われ、昔の人は
本当にヤマイモがウナギになると信じていたようではある。
ただし、「山芋は変じて鰻になる」の方も、「年月がたつとその姿を変える」ものの例という
よりも、その諺が作品中に出てくる狂言の題と同じ、「成上がり」の意味で使われていた。
「年月がたつとその姿を変える」というのは、同作品でいうところの「次第送り」、たとえば
「嫁が姑に」なるといったことをいうのが普通だろう。
http://scene5.com/yokai/bbs/pslg434.html
>『和漢三才図会』に、山芋が鰻に変身するという説が紹介されています。この文献の、
>植物の項の「やまいも」には「やまのいも渓のほとりに端を出して時時雨水を感じて
>すなわち鰻に変ず。半ば変るものを見る人往々にあり」とあり、魚類の項の「うなぎ」
>には「また、やまのいも久しく湿潤におかれて変じ鰻に化すものあり」とあります。
>我が国では、古来には山芋が鰻に変化すると考えられていた。(『日本史小百科(14)
>動物』岡田章雄著、昭和54年刊近藤出版)
>自己レスですが、もともと狂言の「成上り」という作品にあることわざからの発展のよう
>です。もともとは「蛸は芋に変じ、山芋は変じて鰻になる」というのが原型だそうです
>が…でも、蛸芋という言葉はありませんね。「山芋は変じて鰻になる」は江戸時代に
>は“成り上がり”という意味の諺として使われていたようです。
http://zagzag.blog72.fc2.com/blog-entry-463.html
>成上りのつづき
>山の芋が鰻に、蛙がカブト虫に、ツバメが飛び魚に、嫁が姑に成り上がるなどと冠者が
>言いますが、主は嫁が姑になるのは次第送りで成り上がりではあるまいなどと返します。
その他参考 URL:
- http://zokugo-dict.com/21na/nariagari.htm
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1214482730/359-
359 :無名草子さん:2008/07/03(木) 08:05:23
『ホラーマンガの逆襲』知恵の森文庫 2000年 P326
>スズメ海中に入ってハマグリとなり、ヤマノイモ変じてウナギとなる
>(ものは年月がたつとその姿を変える)。
「雀海中に入てはまぐりとなり、田鼠化して鶉となる」(礼記)
「ヤマノイモ変じて鰻と化す」(和漢三才図会)
上は有り得ない造化の変貌、下は鰻の出自を表している。大体「ものは年月がたつとその姿を変える」って
当たり前のことなのでは?