トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/6/15  3:23

コクトーが阿片中毒から立ち直ったのはラディゲの死の 10 年後  その他の雑学本 間違い探し編

『月刊ほんとうに怖い童話』 2008 年 7 月号
コラム 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』 のジャン・コクトー『阿片』の紹介。
この作品のタイトルは、正しくは『阿片―ある解毒治療の日記』で、 コクトー
は恋人だったココ・シャネルのおかげで、阿片耽溺から快復し、この本を著した。

×恋人だったココ・シャネル ○友人だったココ・シャネル

コクトーを阿片中毒から救ったのはココ・シャネルで正しいとして、「唐沢俊一 まとめwiki -
間違い5
」の項目名にあるように、「コクトーは同性愛者である」。

同性愛を公言し、「同性愛の相手の俳優ジャン・マレー」と共同で館を購入。小説『白書』
で同性愛を告白したとも、そもそも阿片に溺れるもととなったのはレイモン・ラディゲの死
からだが、彼とも同性愛の関係にあったともいわれる。

まあ、ジャン・コクトーは女性とも関係をもったという話もあるけど、ココ・シャネルの恋人
とされているのはエティエンヌ・バルサン、アーサー・カペル、ディミトリ・パヴロヴィッチ、
ウェストミンスター公爵、ポール・イリブなど。コクトーを恋人としていたという話はない
ようだ。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0912.html
> ココはラディゲを亡くして阿片に陥っていたコクトーを地獄から救い出した。サンクルー
>の治療所にぶちこみ、解毒治療を受けさせた。
〈略〉
>それからコクトーはラディゲを精神嬰児のように体中でもペニスでも偏愛しつづけた。
>それがどういうものであったかは本書『白書』の中のスケッチを見てもらうのがいい。 
>が、ラディゲは1923年にわずか20歳で腸チフスで死んだ。このタナトスはわれわれの
>予想をはるかにこえて衝撃的だったようだ。さすがのコクトーも立ち直れない。すぐさま
>阿片に手を出した。


http://www.asahi.com/culture/movie/TKY200707190162.html
> パリ中心部から南に車で約1時間、ミイラフォレの町中にある3階建ての館をコクトー
>は47年、「美女と野獣」で主演した同性愛の相手の俳優ジャン・マレーと購入。
〈略〉
> コクトーは自ら芸術に取り組む一方で、前衛芸術家のパトロン、相談相手として多く
>の人材を世に出した。また、同性愛を公言するなどして世の批判を浴びながらも最先
>端の生き方を擁護した。


http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/exhi/special/05/cocteau.html
>1927年(37歳) デボルドとブルゴーニュを旅行。同性愛者の告白を装った小説『白書』
>を書く。


その他参考 URL (ココ・シャネル関係) :
- http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0440.html
- http://www.maruhasu.net/coco.html
- http://movies.jp.msn.com/film.aspx?P_MediaID=3426



   
 
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