2008/6/14 10:08
「堂廻目眩 (どうめぐりめぐらみ)」って何かカッコイイ その他の雑学本 間違い探し編
『月刊ほんとうに怖い童話』 2008 年 7 月号
コラム 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』 の『ドグラ・マグラ』の紹介。
× 九州の方言で「どうめぐり・めくらまし」がなまったもの
○ 切支丹伴天連の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言
または
○ 字をあてるなら『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』
『ドグラ・マグラ』の中で、「維新前後までは切支丹伴天連(キリシタンバテレン)の使う
幻魔術のことをいった長崎地方の方言」であり、字をあてるなら「『堂廻目眩(どうめぐり
めぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』」と、若林博士による説明がある。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2093_28841.html
>……このドグラ・マグラという言葉は、維新前後までは切支丹伴天連(キリシタンバテ
>レン)の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言だそうで、只今では単に手品とか、
>トリックとかいう意味にしか使われていない一種の廃語同様の言葉だそうです。語源、
>系統なんぞは、まだ判明致しませぬが、強(し)いて訳しますれば今の幻魔術もしくは
>『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』という字を当てて、
>おなじように『ドグラ・マグラ』と読ませてもよろしいというお話ですが、いずれにしまして
>もそのような意味の全部を引っくるめたような言葉には相違御座いません。
「"どうめぐり" "めくらまし"」では、検索に 1 件もヒットしない。「どうめぐりめぐらみ」の
単なる入力ミスか、「切支丹伴天連の使う幻魔術」だから「めくらまし」と思い込んだか
だろう。
「作者の出身地である九州の方言」と、作中でいう「長崎地方の方言」を「九州の方言」に
範囲を広げているのは、夢野久作の出身地が長崎ではなく福岡県福岡市であるためか。
作者の出身地の方言ということにしたがる理由は不明だが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/夢野久作
>本名は、杉山 泰道(すぎやま たいどう)、幼名は直樹(なおき)。福岡県福岡市出身。
追記 : 2ちゃんねるへのスレでの指摘 (Read More の 371 以降) にともない、引用部分に
「(ほかの説明もこの本の中にあるので、信用できないが)」を追加。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1212823815/227-228
227 :184:2008/06/12(木) 00:31:36
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ドグラ・マグラ』の項。
>『ドグラ・マグラ』というタイトルは、作者の出身地である九州の方言で
>「どうめぐり・めくらまし」がなまったものだそうである。
× 九州の方言で「どうめぐり・めくらまし」がなまったもの
○ 切支丹伴天連の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言
『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』
という字を当てて(略)『ドグラ・マグラ』と読ませてもよろしいというお話
228 :184:2008/06/12(木) 00:33:04
青空文庫『ドグラ・マグラ』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html
>このドグラ・マグラという言葉は、維新前後までは切支丹伴天連
>(キリシタンバテレン)の使う幻魔術のことをいった長崎地方の
>方言だそうで、只今では単に手品とか、トリックとかいう意味に
>しか使われていない一種の廃語同様の言葉だそうです。語源、
>系統なんぞは、まだ判明致しませぬが、強(し)いて訳しますれば
>今の幻魔術もしくは『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑
>面喰(とまどいめんくらい)』という字を当てて、おなじように
>『ドグラ・マグラ』と読ませてもよろしいというお話ですが、
>いずれにしましてもそのような意味の全部を引っくるめたような
>言葉には相違御座いません。
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号については、まだまだツッコミ処
満載なので、近いうちにまた・・・
366 :227:2008/06/15(日) 22:20:23
>>227の引用補遺
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ドグラ・マグラ』の項。
>『ドグラ・マグラ』というタイトルは、作者の出身地である九州の方言で
>「どうめぐり・めくらまし」がなまったものだそうである(ほかの説明も
>この本の中にあるので、信用できないが)。
>>227の引用では省いた()内の文は、気に留めていなかったが、>>228に引用した
若林博士の説明を指しているようだ。若林博士の説明では、「語源、系統なんぞは、
まだ判明致しませぬが」「そのような意味の全部を引っくるめたような言葉」と
言っているのだが・・・
正確を期すために、一応補足。
369 :無名草子さん:2008/06/15(日) 22:58:08
>>366
これのこと?
http://tondemonai2.web.fc2.com/508.html
>× 九州の方言で「どうめぐり・めくらまし」がなまったもの
>○ 切支丹伴天連の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言
>または
>○ 字をあてるなら『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』
>
>『ドグラ・マグラ』の中で、「維新前後までは切支丹伴天連(キリシタンバテレン)の使う
>幻魔術のことをいった長崎地方の方言」であり、字をあてるなら「『堂廻目眩(どうめぐり
>めぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』」と、若林博士による説明がある。
370 :無名草子さん:2008/06/15(日) 23:22:52
>>369
そう。補足部分は、唐沢に対するツッコミに特に影響するものでは
ないだろうけど、正確を期すために・・・
さらに、>>128>>135について気づいたことを少々。
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ドグラ・マグラ』の項。
小見出しでは
>読んだ者は精神が崩壊するとささかれる奇々怪々な迷著
(「ささかれる」は原文ママ。原文では「迷」に傍点。)
と書かれているが、本文の書き出しでは、
>「読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」といわれる
>奇小説、それが夢野久作の『ドグラ・マグラ』だ。
となっている。小見出しは唐沢自身が書いているのか、編集部が
追加したものか不明。
371 :無名草子さん:2008/06/15(日) 23:40:51
そんな校正も出来ずに出版する編集者はクソだな
というか、それ以前に唐沢に原稿依頼する段階でクソなんだが
コラム 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』 の『ドグラ・マグラ』の紹介。
『ドグラ・マグラ』というタイトルは、作者の出身地である九州の方言で
「どうめぐり・めくらまし」がなまったものだそうである(ほかの説明も
この本の中にあるので、信用できないが)。
× 九州の方言で「どうめぐり・めくらまし」がなまったもの
○ 切支丹伴天連の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言
または
○ 字をあてるなら『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』
『ドグラ・マグラ』の中で、「維新前後までは切支丹伴天連(キリシタンバテレン)の使う
幻魔術のことをいった長崎地方の方言」であり、字をあてるなら「『堂廻目眩(どうめぐり
めぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』」と、若林博士による説明がある。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2093_28841.html
>……このドグラ・マグラという言葉は、維新前後までは切支丹伴天連(キリシタンバテ
>レン)の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言だそうで、只今では単に手品とか、
>トリックとかいう意味にしか使われていない一種の廃語同様の言葉だそうです。語源、
>系統なんぞは、まだ判明致しませぬが、強(し)いて訳しますれば今の幻魔術もしくは
>『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』という字を当てて、
>おなじように『ドグラ・マグラ』と読ませてもよろしいというお話ですが、いずれにしまして
>もそのような意味の全部を引っくるめたような言葉には相違御座いません。
「"どうめぐり" "めくらまし"」では、検索に 1 件もヒットしない。「どうめぐりめぐらみ」の
単なる入力ミスか、「切支丹伴天連の使う幻魔術」だから「めくらまし」と思い込んだか
だろう。
「作者の出身地である九州の方言」と、作中でいう「長崎地方の方言」を「九州の方言」に
範囲を広げているのは、夢野久作の出身地が長崎ではなく福岡県福岡市であるためか。
作者の出身地の方言ということにしたがる理由は不明だが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/夢野久作
>本名は、杉山 泰道(すぎやま たいどう)、幼名は直樹(なおき)。福岡県福岡市出身。
追記 : 2ちゃんねるへのスレでの指摘 (Read More の 371 以降) にともない、引用部分に
「(ほかの説明もこの本の中にあるので、信用できないが)」を追加。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1212823815/227-228
227 :184:2008/06/12(木) 00:31:36
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ドグラ・マグラ』の項。
>『ドグラ・マグラ』というタイトルは、作者の出身地である九州の方言で
>「どうめぐり・めくらまし」がなまったものだそうである。
× 九州の方言で「どうめぐり・めくらまし」がなまったもの
○ 切支丹伴天連の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言
『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』
という字を当てて(略)『ドグラ・マグラ』と読ませてもよろしいというお話
228 :184:2008/06/12(木) 00:33:04
青空文庫『ドグラ・マグラ』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html
>このドグラ・マグラという言葉は、維新前後までは切支丹伴天連
>(キリシタンバテレン)の使う幻魔術のことをいった長崎地方の
>方言だそうで、只今では単に手品とか、トリックとかいう意味に
>しか使われていない一種の廃語同様の言葉だそうです。語源、
>系統なんぞは、まだ判明致しませぬが、強(し)いて訳しますれば
>今の幻魔術もしくは『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑
>面喰(とまどいめんくらい)』という字を当てて、おなじように
>『ドグラ・マグラ』と読ませてもよろしいというお話ですが、
>いずれにしましてもそのような意味の全部を引っくるめたような
>言葉には相違御座いません。
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号については、まだまだツッコミ処
満載なので、近いうちにまた・・・
366 :227:2008/06/15(日) 22:20:23
>>227の引用補遺
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ドグラ・マグラ』の項。
>『ドグラ・マグラ』というタイトルは、作者の出身地である九州の方言で
>「どうめぐり・めくらまし」がなまったものだそうである(ほかの説明も
>この本の中にあるので、信用できないが)。
>>227の引用では省いた()内の文は、気に留めていなかったが、>>228に引用した
若林博士の説明を指しているようだ。若林博士の説明では、「語源、系統なんぞは、
まだ判明致しませぬが」「そのような意味の全部を引っくるめたような言葉」と
言っているのだが・・・
正確を期すために、一応補足。
369 :無名草子さん:2008/06/15(日) 22:58:08
>>366
これのこと?
http://tondemonai2.web.fc2.com/508.html
>× 九州の方言で「どうめぐり・めくらまし」がなまったもの
>○ 切支丹伴天連の使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言
>または
>○ 字をあてるなら『堂廻目眩(どうめぐりめぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』
>
>『ドグラ・マグラ』の中で、「維新前後までは切支丹伴天連(キリシタンバテレン)の使う
>幻魔術のことをいった長崎地方の方言」であり、字をあてるなら「『堂廻目眩(どうめぐり
>めぐらみ)』『戸惑面喰(とまどいめんくらい)』」と、若林博士による説明がある。
370 :無名草子さん:2008/06/15(日) 23:22:52
>>369
そう。補足部分は、唐沢に対するツッコミに特に影響するものでは
ないだろうけど、正確を期すために・・・
さらに、>>128>>135について気づいたことを少々。
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ドグラ・マグラ』の項。
小見出しでは
>読んだ者は精神が崩壊するとささかれる奇々怪々な迷著
(「ささかれる」は原文ママ。原文では「迷」に傍点。)
と書かれているが、本文の書き出しでは、
>「読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」といわれる
>奇小説、それが夢野久作の『ドグラ・マグラ』だ。
となっている。小見出しは唐沢自身が書いているのか、編集部が
追加したものか不明。
371 :無名草子さん:2008/06/15(日) 23:40:51
そんな校正も出来ずに出版する編集者はクソだな
というか、それ以前に唐沢に原稿依頼する段階でクソなんだが