トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/3/1  15:24

テストステロンをテストする検査  その他の雑学本 間違い探し編

『唐沢俊一の雑学王』 P.122 スポーツのトリビア
ほとんどのスポーツで大事なのは攻撃性本能であり、この本能を
つかさどるのは「テストステロン」という男性ホルモンである。
事実、これまでのオリンピックでは多くの選手がドーピングにより、
このテストステロンを摂取しようとして失格になっている。
ところが、外部からとり入れなくても、このテストストロンは男女とも、
セックスすることによって体内に分泌されるのだ。
ならば選手にどんどんセックスさせれば……と誰しも考える。もっとも、
やり過ぎて足腰が立たなくなるとまた困る。
「世紀の祭典」が「性器の祭典」になっちゃったりしないように……。

オリンピックなどのスポーツ競技で、テストステロンを摂取する (そして、ドーピングに
ひっかかったりする) 者が後を絶たないのは、「攻撃性」もまあ大事かもしれないが、
まずは筋肉増強効果が目的では。

http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=3131
>テストステロンとはいわゆる男性ホルモン。常用すると筋肉増強剤として作用する
>が、副作用として毛深く、声が低くなり、頭髪が抜ける。ドーピング薬物としては、
>合成のアナボリック・ステロイドが使用される。「筋肉増強剤」「筋肉増強ステロイ
>ド」などと呼ばれる場合もある。


女性にもテストステロンは分泌されていて、それが骨や筋肉の発達をうながしは
するが、セックスのときに分泌されるのは、女性の場合はエストロゲンだろう。
( http://www.daito-p.co.jp/reference/testosterone_of_female.htm )

男性のセックスならよいかというと、テストステロンの分泌促進を優先させるならば、
浮気とか初めての相手とのセックスとか、不安定な興奮をうながす方がより有効と
いうことになる。「ならば選手にどんどんセックスさせれば」は、「やり過ぎて足腰が
立たなくなる
」以外にも、いろいろと難しい問題・副作用を発生させそうである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/テストステロン
>筋力トレーニングや不安定な興奮(例えば闘争や浮気など)によってテストステロン
>の分泌が促される。

また、「どんどんセックス」したら、せっかく分泌したテストステロンが消費されてしまう
のではないかというのも心配になる。セックスの後で攻撃性が抑えられ大人しくなる
者の話はよく聞くが、逆は聞かないのだし。

逆にセックスの後もテストステロンが残留 (?) すると仮定したらしたで、その増加が、
精密をきわめるともいう最近の検査にひっかからないかどうかも気になるところだ。
治療薬に含まれる副腎皮質ホルモンや、アルコールの摂取が検査値に影響する
ことはあるそうだが、セックスが影響を与えたとの報告は見つけられなかった。

http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=3131
>アルコールが問題の検査値を左右したという研究例はある



   
 
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