2009/1/12 23：13
IQ 250 ～ 300 というのも幅ありすぎかも ＜ William James Sidi 『トンデモ一行知識の逆襲』間違い探し編
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.140
×１８０をも上回る１８５。 ○１８０に近い１７８。
筒井康隆の IQ が 180 台という話は本人のエッセイか何かで見た気もするんだけど、
Wikipedia だけならともかく、NHK でも 178 といっているので一応。
http://ja.wikipedia.org/wiki/筒井康隆
＞終戦後の1946年、息子の成績不振を心配した父の計らいで大阪市立中大江小学校
＞に転校。まもなく実施された知能検査で市内トップのIQ178であることが判明し、1年
＞ほど設置された特別学級を受ける。
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090710250030188/
＞動物生態学者だった父親の影響か、記憶力は抜群。ＩＱは１７８だったという。
それ以外については、「ガリレオが１２５くらい」としている (145 とするページもあれば、
アンサクロペディアやコックスのように 185 のところもある) ことから推測して、唐沢俊一
のネタ元の最有力候補はこれ↓
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8361/zasugaku/chinouchisuu.html
Wikipedia でいう、「信頼性・妥当性ともに高いとはいえない」という類いの数値である。
いや Wikipedia に書かれてなくても、「それらの人物の時代には知能検査はなく」という
場合には、信頼する方が難しいのではないかと思うが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/知能指数
＞1920年代にコックスという学者が、歴史上の数百人の人物のIQを推定して算出した
＞書籍を出版したが、それらの人物の時代には知能検査はなく、親の職業や幼少時な
＞どのエピソードで判断している場合が多かった。この書籍で発表されたIQはインター
＞ネット上の各所に掲載されているが、信頼性・妥当性ともに高いとはいえない。じっさ
＞いにケンブリジ大学の教授陣のIQをウェクスラーテストで測定した結果と比較すると、
＞コックスの推定は全般的に高すぎるし、分散も大きすぎる。あくまでも参考程度に見る
＞べきである。
ただ、コックス (Cox) による IQ は http://www.iqcomparisonsite.com/Cox300.aspx
(翻訳) に一覧表示されているようだけど、これによるとゲーテ (Goethe) が 210 (フリン
効果の IQ は 188) で、ガリレオが 185 (フリン効果の IQ は 163) だから、ゲーテが
185 でガリレオが 125 というのは別のソースかも。まあどちらにしても、あてにできない
数値でしかないから、どうでもよい(?) けど。ちなみに、フリン効果 (Flynn Effect) とは、
時代が進むにつれ平均知能指数が上昇し続けていること。
また、唐沢俊一は「１５０以上を天才という」と書いているけど、ビネー式は 141 以上、
ウェクスラー式なら 130 以上が知能段階点の最高ランクとなる。そして、どちらも「天才」
という呼び方はしていないようだ。
( http://ja.wikipedia.org/wiki/知能指数 の「知能段階点」の項を参照)
それと、「３００などという知能指数は地球人の常識からはるかに超越」というのは微妙。
確かにギネス記録もせいぜい (?) 228 くらいだけど、「比例IQは早期教育を施した子供
では極端に高い数値が出ることは珍しくなく」という話で、「知能指数を250から300と
測定」されたウィリアム・ジェイムズ・サイディズ (William James Sidis) という例もあるに
はある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/知能指数
＞ギネスブックにも認定されている世界で最も高いIQの持ち主はアメリカのマリリン・ボ
＞ス・サバントである。彼女のIQは228とギネスブックに登録されている。ただし、10歳時
＞にスタンフォードビネーテストの古い版で精神年齢23歳と測定されたものであり、一般
＞にこの種の比例IQは早期教育を施した子供では極端に高い数値が出ることは珍しくな
＞く、真の意味で知的に優秀であるとは限らない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・ジェイムズ・サイディズ
＞計量心理学者エイブラハム・スターリングは、ウィリアムの知能指数を250から300と
＞測定した。
まあ、そんな固いことをいうのはやめて、もっぱらアンサイクロペディアの方を参照する
のがよいのかもしれない。唐沢俊一は、こちらに書いてあるようなことを、マジでいって
いるようなものなのだし。
http://ansaikuropedia.org/wiki/知能指数
＞知能指数（ちのうしすう、IQ）とは、その人間がどれほどすばらしい知性と知能を持って
＞いるかを示す絶対的な値である。これにより人間がどれほど優れているかの絶対的な
＞序列が完成する素晴らしきテストである。
〈略〉
＞金田一一 - 180
＞アルベルト・アインシュタイン - 173
＞ガリレオ・ガリレイ - 185
＞ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ - 210
＞マリリン・ボス・サバント - 228
＞水野亜美 - 300
＞ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ - 300
＞ルパン三世 - 300
＞本郷猛 - 600
＞フーディン - 5000
＞ルチ将軍 - 430
＞サイバドール・ケイ - 50000
＞前野 - 500000000
＞三丁目の田中さん - 9999無量大数9999不可思議9999那由他9999阿僧祇9999
＞恒河沙9999載9999正9999澗9999溝9999穰9999?9999垓9999京9999兆9999億
＞9999万9999
その他参考 URL:
- http://hem.bredband.net/b153434/Index.htm
筒井康隆の幼少期のＩＱは、金田一少年の１８０をも上回る１８５。
先日、なにげなしにテレビアニメを見ていたら、〈知能指数３００〉と名乗る
天才少年が登場してきた。われわれ凡人の知能指数がだいたい１００前後、
アインシュタインのような人で１７３、ケネディ元大統領が１１９、文豪ゲーテ
が、これは伝記などからの類推だが、だいたい１８５、ガリレオが１２５くらい
だっただろうといわれている（１５０以上を天才という）。３００などという
知能指数は地球人の常識からはるかに超越しているわけだ。
×１８０をも上回る１８５。 ○１８０に近い１７８。
筒井康隆の IQ が 180 台という話は本人のエッセイか何かで見た気もするんだけど、
Wikipedia だけならともかく、NHK でも 178 といっているので一応。
http://ja.wikipedia.org/wiki/筒井康隆
＞終戦後の1946年、息子の成績不振を心配した父の計らいで大阪市立中大江小学校
＞に転校。まもなく実施された知能検査で市内トップのIQ178であることが判明し、1年
＞ほど設置された特別学級を受ける。
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090710250030188/
＞動物生態学者だった父親の影響か、記憶力は抜群。ＩＱは１７８だったという。
それ以外については、「ガリレオが１２５くらい」としている (145 とするページもあれば、
アンサクロペディアやコックスのように 185 のところもある) ことから推測して、唐沢俊一
のネタ元の最有力候補はこれ↓
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8361/zasugaku/chinouchisuu.html
Wikipedia でいう、「信頼性・妥当性ともに高いとはいえない」という類いの数値である。
いや Wikipedia に書かれてなくても、「それらの人物の時代には知能検査はなく」という
場合には、信頼する方が難しいのではないかと思うが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/知能指数
＞1920年代にコックスという学者が、歴史上の数百人の人物のIQを推定して算出した
＞書籍を出版したが、それらの人物の時代には知能検査はなく、親の職業や幼少時な
＞どのエピソードで判断している場合が多かった。この書籍で発表されたIQはインター
＞ネット上の各所に掲載されているが、信頼性・妥当性ともに高いとはいえない。じっさ
＞いにケンブリジ大学の教授陣のIQをウェクスラーテストで測定した結果と比較すると、
＞コックスの推定は全般的に高すぎるし、分散も大きすぎる。あくまでも参考程度に見る
＞べきである。
ただ、コックス (Cox) による IQ は http://www.iqcomparisonsite.com/Cox300.aspx
(翻訳) に一覧表示されているようだけど、これによるとゲーテ (Goethe) が 210 (フリン
効果の IQ は 188) で、ガリレオが 185 (フリン効果の IQ は 163) だから、ゲーテが
185 でガリレオが 125 というのは別のソースかも。まあどちらにしても、あてにできない
数値でしかないから、どうでもよい(?) けど。ちなみに、フリン効果 (Flynn Effect) とは、
時代が進むにつれ平均知能指数が上昇し続けていること。
また、唐沢俊一は「１５０以上を天才という」と書いているけど、ビネー式は 141 以上、
ウェクスラー式なら 130 以上が知能段階点の最高ランクとなる。そして、どちらも「天才」
という呼び方はしていないようだ。
( http://ja.wikipedia.org/wiki/知能指数 の「知能段階点」の項を参照)
それと、「３００などという知能指数は地球人の常識からはるかに超越」というのは微妙。
確かにギネス記録もせいぜい (?) 228 くらいだけど、「比例IQは早期教育を施した子供
では極端に高い数値が出ることは珍しくなく」という話で、「知能指数を250から300と
測定」されたウィリアム・ジェイムズ・サイディズ (William James Sidis) という例もあるに
はある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/知能指数
＞ギネスブックにも認定されている世界で最も高いIQの持ち主はアメリカのマリリン・ボ
＞ス・サバントである。彼女のIQは228とギネスブックに登録されている。ただし、10歳時
＞にスタンフォードビネーテストの古い版で精神年齢23歳と測定されたものであり、一般
＞にこの種の比例IQは早期教育を施した子供では極端に高い数値が出ることは珍しくな
＞く、真の意味で知的に優秀であるとは限らない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・ジェイムズ・サイディズ
＞計量心理学者エイブラハム・スターリングは、ウィリアムの知能指数を250から300と
＞測定した。
まあ、そんな固いことをいうのはやめて、もっぱらアンサイクロペディアの方を参照する
のがよいのかもしれない。唐沢俊一は、こちらに書いてあるようなことを、マジでいって
いるようなものなのだし。
http://ansaikuropedia.org/wiki/知能指数
＞知能指数（ちのうしすう、IQ）とは、その人間がどれほどすばらしい知性と知能を持って
＞いるかを示す絶対的な値である。これにより人間がどれほど優れているかの絶対的な
＞序列が完成する素晴らしきテストである。
〈略〉
＞金田一一 - 180
＞アルベルト・アインシュタイン - 173
＞ガリレオ・ガリレイ - 185
＞ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ - 210
＞マリリン・ボス・サバント - 228
＞水野亜美 - 300
＞ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ - 300
＞ルパン三世 - 300
＞本郷猛 - 600
＞フーディン - 5000
＞ルチ将軍 - 430
＞サイバドール・ケイ - 50000
＞前野 - 500000000
＞三丁目の田中さん - 9999無量大数9999不可思議9999那由他9999阿僧祇9999
＞恒河沙9999載9999正9999澗9999溝9999穰9999?9999垓9999京9999兆9999億
＞9999万9999
その他参考 URL:
- http://hem.bredband.net/b153434/Index.htm
