トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/12/13  12:45

『星を喰った男』の著者が唐沢俊一というのは文庫版の嘘だとしか  資料編 (引用元明記の雑学等も含む)

『星を喰った男』の著者が潮健児というのは単行本の嘘だったの?」の続きのような
もの。

『星を喰った男』 (文庫版)
文庫版読者の皆様へ

 本書は株式会社バンダイより一九九三年に出版された潮健児自伝『星を
喰った男』を文庫化したものである。その際には著者は潮健児名義になって
おり、唐沢俊一は編集・構成の扱いだった。
 今回の文庫化に際し、潮氏の名をサブタイトルに表示し、編著者唐沢俊一
という形に改めたのは、著者データを統一するための早川書房からの要望
によるものであって、他意はない。

手元にある文庫本には、Amazon に載っている表紙の写真と異なり、「主演 潮健児」と
書かれた帯はない。そのため、表紙に存在する「潮健児」という名前は、上でいうサブ
タイトル、控えめな大きさの文字の「脇役・潮健児が語る昭和映画史」のみである。
潮健児自伝『星を喰った男』を文庫化」したというのに、これ。だいたい「唐沢俊一編著
の「潮健児自伝」というのは、どういうものなのか。

さらに、「編著者唐沢俊一という形に改めた」のは、「早川書房からの要望」で、「他意は
ない
」とは、唐沢俊一自身が日記に書いていることと、だいぶ話が違うのだが。

http://www.tobunken.com/diary/diary20010526000000.html
>その後『星を喰った男』の文庫化の際、著作権者から潮さんの名を削ったことで、私も
>いろいろ陰口を叩かれたが、あれは実のところ、出版に対し、この弟さん側から何か
>言ってくるのを封じるという目的があったのである。

http://s02.megalodon.jp/2008-1207-1614-32/www.tobunken.com/diary/diary20010526000000.html

ただまあ、「著者データを統一するための早川書房からの要望」というのは嘘ではない
のだろう。これが嘘だとしたら、その手の嘘を書かれてなお自社から出版する早川書房
は、あまりに間抜けだ。しかし、「著者データを統一するため」とは、素人には何のこと
やら。早川書房は、××編、○○著という形で本を出すのが嫌いなのか。


 前著の執筆作業は、潮氏のとった膨大なメモと、唐沢がインタビューした
総計十数時間に及ぶテープをもとに、唐沢が潮氏の口調をいかした形で
まとめ、原稿にする形をとった。

唐沢俊一の言葉を本当だと仮定しても、「潮氏のとった膨大なメモ」をもとにしていると
書いてあるので、Wikipedia の「潮の喋り下ろしを唐沢が聞き書き」という表現は不適切
だろう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/唐沢俊一
>潮の伝記『星を喰った男』は、潮の喋り下ろしを唐沢が聞き書きし、クレジットには
>潮の横に唐沢が「編・構成」として名を連ねている(文庫化の際にクレジットは「編著」
>として唐沢俊一のみに統一)。


ちなみに、バンダイの『星を喰った男』の表紙には、唐沢俊一の文字はない。「星を喰っ
た男」「潮 健児」とだけ書いてあって、 カバーの折り返しに潮氏の写真とプロフィール、
装丁デザイン&イラストレーション 片山雅博」の文字。確かに、奥付けに「編集・構成
――唐沢俊一
」とは書いてあるけど、装丁とか発行人とかと同列の扱いでしかないように
も見え、「横に唐沢が『編・構成』として名を連ねている」という感じではない。
(参考: http://api.porta.ndl.go.jp/ndlopac/cgi-bin/ndlopac/ndl-book?kywd=94027948 )


もともとペンの人ではない潮氏にとってこれは最も効率的な方法であり、
なんら氏の名誉を傷つけるものではない。出版の際、著者を潮氏の単著
という形にしたのは、この出版が潮氏の永年勤続功労賞受賞記念という
性質のものだったからである。

膨大なメモ」と「インタビュー」をもとに編者がまとめたものを出版したという話を、なぜ
わざわざ「なんら氏の名誉を傷つけるものではない」と断らなければいけないのか。
プロの作家だって、口述筆記で本をだすことがあるだろうに。

著者を潮氏の単著という形にしたのは」「潮氏の永年勤続功労賞受賞記念という
性質のものだったから
」とあわせて考えると、バンダイから先に出た『星を喰った男』が
潮氏の単著という形」になっている方が実態にそぐわなかったと言いたげである。

しかし、潮健児による「はじめに」には、「持ち慣れないペンを取って、 思いつくままに
書いたのがこの本でございます
」とか、「ほとんど丸一年の時間をかけて何とか脱稿い
たしました
」とか書かれているのだ。また唐沢俊一との共著という意識が少しでもあった
ならば、決して「拙い文ではありますが」とは書かなかっただろうとも思う。


 掲載したエピソードは上記のメモ及びインタビューの中から唐沢の責任に
おいて選択したものであるが、すべて潮氏が細かく事実を確認し、またその
配分や人名の表記法(本名、仮名、イニシャル等の使い分け)等も潮氏の
指示によるものである。今回の文庫化に際しては、単行本の際、諸般の事情
で仮名を使った部分のいくつかを本名表記に直し、ページの関係などでカット
したエピソードをいくつかつけたす、といった作業を行った。何ヵ所かの部分に
おいて、潮氏の記憶違いでは、という指摘も受けたが、人名・地名等の表記
の他は、潮氏がすでに亡くなっていることもあり、また確認が不可能なことがら
が大部分のため、そのままとした。

すべて潮氏が細かく事実を確認し」って、まあ潮健児は自分の本を出すつもりだった
のだし、実際にバンダイからは潮健児著として出た本なんだから当然だろう。

唐沢俊一のやったことは、「唐沢俊一編著」とした文庫版においてさえ、潮健児の「メモ
及びインタビュー
」を編集して構成しただけであり、著者としての仕事もせず文責もすべて
潮健児に押しつけておしまいにしたいようだ。単行本の内容についての「潮氏の記憶違
いでは、という指摘
」に対し、「潮氏がすでに亡くなっていることもあり、また確認が不可
能なことがらが大部分のため、そのまま
」にするしかできない著者というのは、どんな
著者なのかと。潮健児の文章に手をいれるのがしのびなかったとしても、指摘を受けた
ことについて追加調査したことを別章に述べるなど、いくらでも方法があったはず。著者
を名乗らず編者としてのみの参加でも、そのくらいの仕事をこなす人はいくらでもいると
思うのだが……。

なお、2ちゃんねるのスレにも書き込んだけど (Read More 参照)、国会図書館情報での
文庫版の方のデータは、「責任表示 潮健児〔述〕」が 「責任表示 唐沢俊一編著」より
上にきている。「個人著者標目」も、まず潮健児の名前があって、唐沢俊一はその下。
(参考: http://opac.ndl.go.jp/recordid/000002531210/jpn)


 当初はこまかく原稿内容に注文を出していた潮氏だったが、原稿執筆の
半ばあたりで氏の敬愛していた若山富三郎氏の死という出来事があり、
構成を変更して、その模様を冒頭と末尾に持ってくることにした。その、
プロローグの葬儀のシーン(潮氏の話をもとにこちらがまとめた)の原稿に
目を通してもらったとき、潮氏は僕の目の前で原稿にポトリと目を落とし、
「ここまで僕の気持ちをわかって文章にしてくれたのなら、もうこれからは
何も言わず、一切おまかせします。唐沢さんの書く言葉は、間違いなく僕の
言葉だ」
 と言ってくれた。心底からうれしく思ったことを覚えている。

いや、だから、潮健児は自分の本を出すつもりで、実際に『星を喰った男』は潮健児著
として出版されたのだから、「こまかく原稿内容に注文を出していた潮氏だったが」もない
だろうと思うが……。まあ唐沢俊一としては、「ここまで僕の気持ちをわかって文章にし
てくれた
」や「唐沢さんの書く言葉は、間違いなく僕の言葉だ」をもって、文庫版を「唐沢
俊一編著」というのを正当化して、なおかつ文章の内容の責任は潮健児にあると押し切
りたいのではないかとは思う。撮影の裏話やスターの実像についての話など、唐沢俊一
が文責を負うことができるとは思えない話が満載の本なのだし。

ただ、上記のエピソードを額面通りに受け取るとしても、「心底からうれしく思った」などと
よろこんでいる場合かと疑問に思わないでもない。メモやインタビューをもとに唐沢俊一
がまとめて潮氏に目を通してもらっていた原稿たちは、「原稿執筆の半ばあたり」まで、
唐沢さんの書く言葉は、間違いなく僕の言葉」と潮氏にいってもらえるような代物では
なかったので、潮氏も「こまかく原稿内容に注文を出していた」という解釈も可能なのだ。

それにしても、唐沢俊一のいう「プロローグの葬儀のシーン」には、「心にポッカリ大きな
穴があいてしまった状態で、いま僕はあらためて筆を起こそうと思っています
」とか、
お怒りになるところも多々、あるかと存じます。……しかし、それはどうか、生まれて
初めて、つたない文章を書こうという映画バカの顔に免じて、お許しを願いたい
」とも
書かれているのに (P.20)。これを潮健児は「間違いなく僕の言葉だ」といったという。
その本を「唐沢俊一編著」ということにして、「『星を喰った男』の文庫化の際、著作権者
から潮さんの名を削った
」唐沢俊一の行為は、人としてどうか。


 映画俳優・潮健児が逝ってもうそろそろ四年になる。しかしいまだに、
僕にはその実感が湧いてこない。
「先生、今夜、空いてますか? 遊びに行きましょうよ」
 という、潮さんの人なつっこい声の電話がまたかかってきそうな、そんな
気がしている。

これで「文庫版読者の皆様へ」は終わるが、潮健児と仲良しだったんだぞという自己正
当化の炸裂ぶりは、「文庫版あとがき」の方がすごいので、これについてはエントリー
を改めて。

どうも潮健児は原稿用紙に自伝を執筆してたんじゃないのか?」と2ちゃんねるに書き
込んだ人がいるが (Read More 参照)、「文庫版あとがき」には「Yというゴロ(心霊家と
名乗っていまでもときどきTV等に出ている)が、出版権を僕から横取りしようとして、
潮さんの耳にむちゃくちゃなデマを吹き込み、すんでのところで潮さんがそれを信じ、
原稿をYに渡してしまうところだった
」とも書かれている。別人に渡す原稿があったという
ことは、唐沢俊一のいう「メモ」は原稿とよんでもさしつかえないものだったということでは
ないか。

で、まあ、『新・UFO入門 日本人は、なぜUFOを見なくなったのか』での「漫棚通信
ブログ版」からの一章分丸々パクリにはずいぶん驚いたものだが、一冊丸ごと、他人の
書いたものを自分の著書として出版したことのある唐沢俊一にとっては、一章 8 ページ
分のパクリなど、なぜ責められるかわからないというものだったのかも。
- http://www.jarchive.org/temp/copyright2.html
- http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/15.html
- http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2001/01/test.html

個人的な結論 (?) として、早川書房から出ている本はもう買わない。少なくとも新刊では。
唐沢俊一が 100 冊で挫折したというのが本当なら、その数倍は買っていたんだけどねえ、
早川書房の青背とか。

追記: 「文庫版あとがき」については:
- http://tondemonai2.web.fc2.com/807.html
- http://tondemonai2.web.fc2.com/808.html
- http://tondemonai2.web.fc2.com/809.html
- http://tondemonai2.web.fc2.com/810.html



http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1228498104/809-

809 :無名草子さん:2008/12/13(土) 01:48:26
Wikipedia の記述、ひどいわこれ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%94%90%e6%b2%a2%e4%bf%8a%e4%b8%80
>潮の伝記『星を喰った男』は、潮の喋り下ろしを唐沢が聞き書きし、クレジットには
>潮の横に唐沢が「編・構成」として名を連ねている(文庫化の際にクレジットは「編著」
>として唐沢俊一のみに統一)。

「潮の喋り下ろしを唐沢が聞き書き」って、まるで潮氏は喋っただけで何も「書いて」
いないかの ような言い草。
潮氏による前書き (バンダイ、ハヤカヤの両方に収録) には、潮氏自身が苦労して
「書いた」ことが 繰り返し語られている。一年かけてやっと「脱稿」できたとかも書いて
ある。
ハヤカワの文庫にのみ存在する唐沢の前書きにさえ、十数時間にわたるインタビュー
と、潮氏自身が 書いた大量のメモから、取捨選択して本にまとめたとか書いてあるの
に、何コレ。

「クレジットには潮の横に唐沢が『編・構成』として名を連ねている」ってのも微妙だなあ。
バンダイのハードカバーの方は Amazon が唐沢俊一編と表記していないのもむべなる
かなで、 表紙に「唐沢俊一」の文字がいっさいない。「星を喰った男」「潮 健児」ってそれ
だけ。
後は表紙カバーの折り返しに潮氏の写真とプロフィール、「装丁デザイン&イラストレー
ション 片山雅博」の文字があるだけ。確かに、奥付けには「編集・構成――唐沢俊一」と
は書いてある んだけど、装丁とか発行人とかと同列の扱いでしかないようにも見えるし。

810 :無名草子さん:2008/12/13(土) 01:51:07
>>809 続き
参考までに、国会図書館のデータはこんな感じ。
「クレジットには潮の横に唐沢が『編・構成』として名を連ねている」といえるかねえ、
これ。

http://api.porta.ndl.go.jp/ndlopac/cgi-bin/ndlopac/ndl-book?kywd=94027948
-------
請求記号 KD655-E340
タイトル 星を喰った男
責任表示 潮健児著
出版地 東京
出版者 バンダイ
出版年 1993.7
形態 345p ; 20cm
注記 編集・構成:唐沢俊一
注記 著者の肖像あり
注記 付:出演作品年譜
ISBN 4-89189-518-7
入手条件・定価 1500円
全国書誌番号 94027948
個人著者標目 潮, 健児 (1925-) ∥ウシオ,ケンジ
個人名件名 潮, 健児 (1925-) ∥ウシオ,ケンジ
NDLC KD655
NDC(8) 778.21
本文の言語コード jpn: 日本語
書誌ID 000002306270

811 :無名草子さん:2008/12/13(土) 01:56:00
なんだ唐沢の話しぶりだとテープから原稿を起こしたみたいだけど、潮氏本人が書いた
ものをテキトーに並べただけなのか。

812 :無名草子さん:2008/12/13(土) 01:56:14
ちなみに、同じ国会図書館情報でのハヤカワ版の方は……「責任表示 潮健児〔述〕」が
「責任表示 唐沢俊一編著」より上にきていますわな。「個人著者標目」も、まず潮健児
ありき。

http://opac.ndl.go.jp/recordid/000002531210/jpn
-------
書誌情報 和図書(1/1件目)
請求記号  KD655-G89
タイトル   星を喰った男 : 名脇役・潮健児が語る昭和映画史
責任表示 潮健児〔述〕
責任表示 唐沢俊一編著
出版地 東京
出版者 早川書房
出版年 1996.9
形態 366p ; 16cm
シリーズ名 ハヤカワ文庫 JA
注記 バンダイ1993年刊の増訂
注記 潮健児の肖像あり
注記 出演作品年譜:p345~366
ISBN 4-15-030563-3
入手条件・定価 620円
全国書誌番号 97015771
個人著者標目 潮, 健児 (1925-) ∥ウシオ,ケンジ
個人著者標目 唐沢, 俊一 (1958-) ∥カラサワ,シュンイチ
個人名件名 潮, 健児 (1925-) ∥ウシオ,ケンジ


813 :無名草子さん:2008/12/13(土) 02:01:43
う~む、どうも潮健児は原稿用紙に自伝を執筆してたんじゃないのか?
それとインタビューやメモから再構成して出版にこぎ着けた。
バンダイに仲介したのは唐沢なんだろうけど、バンダイの当時の編集者なら知ってるんだろうが。

確かに晩年の舞台の仕事の供述は潮健児本人しか知り得ないことが書いてある。

814 :無名草子さん:2008/12/13(土) 02:03:06
>>811
すべてテープ起こしだとしても、じゃあたとえば、『社会派くん』はバーバラ著ということで
よい のか (いいかもw) という話にはなると思うが、とにかく潮氏は、「持ち慣れないペン
を取って、 思いつくままに書いたのがこの本でございます」とか、「ほとんど丸一年の時
間をかけて何とか 脱稿いたしました」とか書いているのよ。
唐沢俊一いわく、「潮氏のとった膨大なメモ」のことですわな。

815 :無名草子さん:2008/12/13(土) 02:06:51
>>813
>原稿用紙に自伝を執筆してたんじゃないのか?

でしょうねえ。だって早川文庫の方の後書きに唐沢は、出版ゴロのYという男に
潮さんが騙されて、あやうく原稿をYに渡してしまうところだったとか書いて
いるもん。

816 :無名草子さん:2008/12/13(土) 02:24:35
心あたりあるけどそのYって有名な編集者だわ
なにが出版ゴロだ手前のことじゃねえか
マジで名誉毀損ものだぞ

817 :無名草子さん:2008/12/13(土) 02:26:17
お友だちの山本弘もキノの旅は俺の小説がモトネタだとか戯れ言WIKIPWDIAに書いてたなw

819 :無名草子さん:2008/12/13(土) 07:34:27
この潮健児の本って絶版になっているのかな?
まさか唐沢、死人から泥棒したのがさすがにヤバイと思って手を回したんじゃないだろうか。
絶版本なら今更、訴訟沙汰にも出来ないだろうし。
潮健児の業績が唐沢の手垢にまみれて、古本化してしまうのは残念だな。

829 :無名草子さん:2008/12/13(土) 09:51:08
要するに、『星を喰った男』は潮健児氏が実際に「書いた」本なのに、
彼の死後、構成者にすぎない唐沢が著作権を横取りした、ということで認識していいのかな?


犯罪じゃん。



   
 
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