トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/12/7  3:11

期待はずれについての話を読むのが期待以上に面白かったり  『トンデモ一行知識の逆襲』派生トリビア編

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.51
“世界三大期待はずれ”として有名な観光名所が、ドイツのライン川にある
「ローレライの岩」、オランダのアムステルダムの「人魚姫の像」、そして
ベルギーのブリュッセルにある「小便小僧の像」だそうだ。

ネット上で見るだけでも、「世界三大期待はずれ」や「世界三大がっかり」とよばれるもの
にはいろいろとバリエーションがあって、どれが正解とはっきり決まっているわけでもない
ので間違い探し編には入れないけど、上で唐沢俊一があげている組み合わせは、実は
かなり珍しい。

たいていは「人魚姫の像」と、唐沢俊一がハズしているシンガポールの「マーライオン」
が入っていて、残りの 1 つは「小便小僧の像」だったり、シドニーの「オペラハウス」だっ
たり。下に引用する資料によると、「ローレライの岩,真実の口,スフィンクスなど」のこと
もあるそうだけど。

http://www.geocities.com/yuichiro_nakamura/column/3gakkari/3gakkari.htm
>「ホントの地球の歩き方?番外編 君は世界三大がっかりを見たか」説では,
>シンガポールのマーライオン / コペンハーゲンの人魚姫 / ブリュッセルの小便小僧
>あなたは知っていますか?「世界3大がっかり」説では
>シンガポールのマーライオン / コペンハーゲンの人魚姫 / シドニーのオペラハウス
>他に,ローレライの岩,真実の口,スフィンクスなどが挙げられている.しかしとにかく
>マーライオンは常にランクに入っているので,シンガポールの人も必死で汚名挽回を
>はかろうと努力しているようだが,むなしくも年間数百万人の人ががっかりに満足して
>帰っている.


で、唐沢俊一は人魚姫の像と小便小僧については本の中で言及しているが、ローレライ
の岩については特に何もいっていない。

人魚可愛や、可愛や人魚
現在は鉄の柵で囲まれてしまっている小便小娘

ではローレライの岩は、どうがっかりなのか他の人の書いたものを見てみると……。

http://www1.linkclub.or.jp/%7Ettakeshi/gakkarihtml/gak04.html
>ライン川下りの船には乗るべきだと思います。特に、マインツからコブレンツの間は、
>両岸の丘に古城が並び、次々に現れる独創的な城たちに、船上の観光客たちはみ
>んな幸せな気分になることができます。しかしながら、最も有名なローレライの岩は、
>ただの大きな岩なので幻滅します。一応船全体にローレライの音楽が流れて場を
>盛り上げてくれますが、「え、どの岩? え、あれ? あれだけ?」という意味の各国の
>言葉が飛び交うことになります。まあ、ローレライの岩のところで昔多くの船が座礁し
>たのは岩の上に美女がいたからという伝説は嘘で、ローレライの岩のある部分の川
>は急カーブになっていて、梶を取れず、船が座礁しただけなので、ただの岩なのは
>仕方がないのですが。


http://shizu-chan.cocolog-nifty.com/tureduretravel/2006/02/post_3876.html
>ローレライの岩のある部分は、川幅が狭く曲がりくねっている地形の関係で、流れが
>速く、たくさんの船が転覆して、たくさんの人々が命を落としたそうだ。そのため、
>「ローレライの岩には美しい妖精が座って、美しい歌を歌っていた。彼女に見とれ、
>歌に聞きほれていると、川の流れに飲み込まれてしまう。」という伝説が出来た。
>”美しい妖精” → ”美しいローレライの岩”という幻想が人々の頭に焼きついてし
>まったらしい。でも、ローレライの岩はただのごつい岩である。(→)妖精の形をした
>石があるわけでもなんでもない。


つまり、ローレライの岩はただの大きな岩だと。世界三大がっかりに数えられることは
少なくても、ヨーロッパ三大がっかりに入れられることは多いようだ。しかし伝説のように
美女を配置するのも難しいだろうなと思ったら、ローレライの乙女の像というのもあって、
この像の方を三大がっかりのひとつとしてあげる人もいて。

http://www11.plala.or.jp/m-ohtani/newkitaihazure.htm
>ローレライの乙女の像(ドイツ)
>本来は、ライン川の、岩の壁をさすが言い伝えから少女の像を作った。岸壁は雄大
>だが、乙女の像は、さびしく建っていた。



ちなみに、前述の「ヨーロッパ三大がっかり」で探すと、ブレーメンの音楽隊の像とか、
ローテンブルクの仕掛け時計、トロイの木馬、イギリスのストーンヘンジなど、いろいろ
バリエーションがあるのがわかる。

http://hamburg.exblog.jp/3215733
>しかし、多くの観光客がこのマルクト広場で、目をキョロキョロさせて探すのは、ずば
>り、「ブレーメンの音楽隊」の像でしょう!日本から来た友人の楽しみもやはりそうでし
>た。私は事前には敢えて何も言わず、市庁舎脇へと彼を連れて行ったのでした。人の
>よりつかないひっそりとした空間に佇む、冴えない銅像を目の前にして、彼は一言、
>「これぞ、ヨーロッパ三大がっかり!」


http://homepage2.nifty.com/baumkuchen/reise03.html
>夕食後、9時にマルクト広場の建物の仕掛け時計を見に行きました。これは、 ティリー
>将軍とヌッシュ市長のやりとりを表したものですが、これも例の「ヨーロッパ三大がっか
>り」 の一つだそうで、仕掛け時計の動きのショボイこと…!!(笑)え、これだけ?って
>いう短さでした。


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112960916
>ちなみに、イギリス人が選んだ「世界3大がっかり」は、
>1) エッフェル塔
>2) 「モナリザ」(ルーブル美術館の)
>3) タイムズ・スクエアだそうです。
http://valvane.blog17.fc2.com/blog-entry-795.html
>私だったら、ストーンヘンジを推薦しますけどね。近くで見られないし、思ったより小さ
>い…と。


その他参考 URL:
- http://ja.wikipedia.org/wiki/世界三大一覧
- http://4travel.jp/community/topic/10000134/10002013/






   
 
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