トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/10/31  21:48

パクリなしのときのマトモな翻訳はたぶん三割未満の唐沢くん  その他の雑学本 間違い探し編

『唐沢俊一のカルト王』 P.4 ~ P.5
たぶん、マンガというもののイメージが『ピカドンくん』とか『サンワリくん』
とか、せいぜい新しくて『おそ松くん』くらいしかなかった解説者の服部
センセイは、
「これはマンガである」
「マンガであるからには『サンワリくん』や『ピカドンくん』と同じようなもので
あろう」
「なら、このマンガの主人公のゴードンにも、“くん”はつけてしかるべきで
あろう」
 と判断し、結果、『閃光者ゴードン君』という珍訳が生まれたのであろう。

×『サンワリくん』 ○『サンワリ君』

2ちゃんねるのスレへの指摘書き込みにもあるが (下の方に引用)、『サンワリくん』じゃ
なくて『サンワリ君』。この漫画は 1966 年に連載開始で、『唐沢俊一のカルト王』の出た
1997 年の時点では連載継続中。『おそ松くん』は、最初の「週刊少年サンデー」での
連載が 1962 年から 1967 年まで。なのに、「『サンワリくん』とか、 せいぜい新しくて
『おそ松くん』
」などと書くのは、「おなじみの『時空の歪み』、マンガ篇」である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/サンワリ君
>『サンワリ君』は読売新聞夕刊に連載されていた鈴木義司の4コマ漫画作品。1966年
>(昭和41年)6月22日より連載を開始し、2004年(平成16年)7月2日を最後に休載。
>同年7月17日、作者死去により連載も終了(事実上の最終回は7月2日)となった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/おそ松くん
>「週刊少年サンデー」に1962年16号から1967年33号まで連載されていた他、「ボーイ
>ズライフ」(1966年4月号から12月号まで)や学年誌にも掲載され、1970年「別冊少年
>サンデー」10月号まで小学館の各雑誌で作品が発表され続けた。


『ピカドンくん』の方は時期を特定しきれなかったけど、昭和 34 年 (1959 年) から昭和
36 年 (1961 年) にかけてのものが、古本として流通しているまでは確認。どれも雑誌
『冒険王』の付録。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ピカドン
>漫画『ピカドンくん』 - ムロタニツネ象の漫画作品。コミックスは雑誌『冒険王』の付録
>として刊行された。1990年、ペップ出版より復刻版が刊行。


http://www.asahi-net.or.jp/%7Ezb3y-inn/syoko/26_01.html
>ピカドンくん 冒険王昭和34年5月号 ふろく  ムロタニ・ツネ象
>ピカドンくん 冒険王昭和35年新年号 ふろく  ムロタニ・ツネ象
>ピカドンくん 冒険王昭和36年新年号 ふろく  ムロタニ・ツネ象
>ピカドンくん 冒険王昭和36年9月号 ふろく  ムロタニ・ツネ象


その他参考 URL:
- http://deadman.g.hatena.ne.jp/mohri/20040719

しかし、確かに『フラッシュ・ゴードン』を『閃光者ゴードン君』と訳するのは、ちょっとどうか
とは思うけど、唐沢俊一検証blogの「ダメなブレインはガセとパクリを乱射する。」だけを
読んでも、他人のことをネチネチあげつらっている場合ではないだろうという惨状である。

関連ガセビアまたはパクリ (翻訳つながりの P&G):
『倫敦千夜一夜』はマトモな本なのに……
夕日の陰のピンクの豹
「ギリシア彫刻のように」も他人の翻訳からのパクリ
ロラン・バルトの言葉を正確に引用していないので要注意
人喰いアメーバはねばねばでならねば
翻訳ならば似ていても無問題という脳内ルールはナシの方向で
How to Quit Golf とは明記していなかった理由?
『死刑百科事典』の抜粋と「親切&便利な検索結果付き」との連携
人たちはすべてが冗談なんだと思っていた
ロイター発の文章との一致なら、おどロイターことにはならない
人肉食いについてもP&G (パクリ&ガセ。ペログリにあらず)


http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1224589375/751
>751 :無名草子さん:2008/10/31(金) 08:26:26
>『唐沢俊一のカルト王』P.4

>>たぶん、マンガというもののイメージが『ピカドンくん』とか『サンワリくん』とか、
>>せいぜい新しくて『おそ松くん』くらいしかなかった解説者の服部センセイハは、

>おなじみの「時空の歪み」、マンガ篇ですよ。
>『サンワリくん』は読売新聞の連載マンガ『サンワリ君』のことだろう
>1966~2004連載され、作者鈴木義司の死とともに終了した。
>『おそ松くん』は言うまでもなく赤塚不二夫の代表作。
>1962~1967少年サンデーに連載されていた。その後、アニメ放映に伴い
>サンデー増刊、少年キング、コミックボンボンなどに掲載されたが、1990年代
>以降の掲載はない。
>「せいぜい新しく『おそ松くん』」て、2004まで連載されていた『サンワリ君』の
>方がずっと新しいっての。そもそも、『唐沢俊一のカルト王』自体、1997年発行だから
>『サンワリ君』はバリバリの現役だったんだが。ま、これとて唐沢サーガの『サンワリくん』
>なのかも知れないがw




2008/11/1  23:00

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

>「閃光者ゴードン君」のどこが悪いのか

う……これについては、私も時空を歪ませてしまっていたせいで、
本文に「ちょっとどうかとは思う」なんて書いてしまいましたが。
その時点では、昭和五十三年の本に『閃光者ゴードン君』はなぁ……
と思ったのですが、確認してみたら映画『フラッシュ・ゴードン』は
1980 年 (昭和五十五年) だったという。Queen のアルバムの方の日本
発売は 1981 年……。

ついでに、『フラッシュ・ゴードン』について↓
http://hijikata1111.hp.infoseek.co.jp/3e24frg1.html
http://hijikata1111.hp.infoseek.co.jp/3e24frg2.html
# 下の URL の内容については、あまり覚えていない。……なぜ?

>怪物くん、悪魔くん、球道くん、ストップ!!ひばりくん、

この辺は、服部サンを漫画にうとい人という設定にするために、ワザ
とハズしたのでは。

>ちょっと調べてみたらこんなんでましたけど

「ちょっと」でこれというのはスゴいです。「中春こまわり君」も
入っていたり。こんなのもありますわね。↓

「イガクリ君」 福井英一

「フリテンくん」 植田まさし
「かりあげクン」
「のんき君」

「ケシカスくん」 村瀬範行

「ほのぼの君」 佃公彦

ググってみて引っかかったものには、「STOP劉備くん !」「GOGO玄
徳くん !!」 (白井恵理子) というのも。これは昔、ぼつぼつと読んでい
たような気が。

それと、「イガクリくん」 有川旭一ってのもありました。

2008/11/1  18:44

投稿者:金平糖

正直「閃光者ゴードン君」のどこが悪いのかさっぱりなわけですが

少なくともサンワリ君、おそ松くん、ピカドンくんぐらいしか知らないのは唐沢さんのほうで

普通にぱっと思いつくだけでも
怪物くん、悪魔くん、球道くん、ストップ!!ひばりくん、ぐらいは出てくるわけだが

ちょっと調べてみたらこんなんでましたけど

怪物くん 藤子不二雄
忍者ハットリくん
フータくん
さすらいくん
無名くん
添乗くん

モッコロくん
バケルくん

悪魔くん 水木しげる

球道くん 水島新司
アルプスくん
極道くん


ストップ!!ひばりくん! 江口寿史
カサブタ君

がんばれ!!タブチくん!! いしいひさいち
となりの山田くん
元祖おじゃまんが山田くん
バイトくん

戦え!軍人くん 吉田戦車
いじめてくん

いやだなあ沖田くん 山上たつひこ
ラビットくん
岩風呂くん
イボグリくん
お天気君
中春こまわり君

闇金ウシジマくん 真鍋 昌平

大純情くん 松本 零士

わたしたちの田村くん 倉藤倖作画

○○くん ってタイトルの付け方は王道のひとつでいいんじゃないかな?

   
 
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