2008/10/28 8:45
「戀の勝利者たらんとするものは讀め」って独身向けでは その他の雑学本 間違い探し編
『お父さんたちの好色広告』 P.85 ~ P.86
「戀の勝利者たらんとするものは讀め」って、「戀」と「讀」が旧字体で、「たらん」が少し
文語調なだけだから。現代の広告に、「恋の勝利者になりたいものは読め」と書いてある
ようなものでしかない。
昭和27年の広告の文句として考えれば、「非常に格調高い」とか、「大仰きわまりない文
句」とか、「妙にイバっております」とかいうものじゃないだろう。
それと気になったのは「マンガなんぞ読んでちゃいけない」からって「昔のお父さンたちは
大変」だったかどうか。読みたくてもひたすら我慢していたというのなら、「大変でした」と
いうのもわかるんだけど……。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1224589375/313-
>313 :無名草子さん:2008/10/24(金) 20:01:53
>『お父さんたちの好色広告』P.85
>
>>昔のお父さンたちは大変でした。なにしろ、マンガなんぞ読んでちゃいけない。
>>普段はむずかしい顔をして、世界で一番偉そうにしてなくちゃァ、お父さンの
>>威厳は保てなかった。必然的に、このテの広告の文章も非常に格調高い、
>>逆に言えば大仰きわまりない文句が並ぶことに相成ッたわくなンであります。
>
>ええと。普段謹厳実直そうにしている父親向けのエロ広告がなんで格調高い必然があるの?
>逆に、普段カチカチのお父さんだからこそ、エロ広告くらいリラックスしたいんじゃないか。
>で、問題の広告はというと――
>「戀の勝利者たらんとするものは讀め」で、どこが格調高いんだか。
567 :無名草子さん:2008/10/27(月) 23:59:53
>>313
>なにしろ、マンガなんぞ読んでちゃいけない。
そういえばエロマンガは昭和二十年代にはなかったのか?と気になってきたり。
ググってみたら、1970年代にエロ劇画のブームがとか、1982年に「くりいむれもん」がとかは
でてきたのだけど、黎明期というのがよくわからない。
569 :無名草子さん:2008/10/28(火) 00:36:31
>>567
昭和二十年代のエロマンガ(?)といったら、1コママンガとか
多くても数ページ程度の簡単なものしかなかったのでは?
あるいは外国マンガとか。
それ以外だと『奇譚クラブ』に掲載された絵物語(マンガと呼べるか
どうか・・・)ですかね。
573 :無名草子さん:2008/10/28(火) 01:08:53
>>569
ありがとうです。
「お父さン」が読むのを我慢していたような=本当は読みたくてたまらなかった
大人向けの漫画というのが昭和二十年代にあったのかなあと疑問に思ったのだけど、
そもそもなかったのかなあやっぱり。
(別に漫画なんて読みたくないんだからねっ状態なら、別に体面上漫画を読めなくても
ツラくももなければ「大変」ではないから)
昔のお父さンたちは大変でした。なにしろ、マンガなんぞ読んでちゃいけない。
普段はむずかしい顔をして、世界で一番偉そうにしてなくちゃァ、お父さンの
威厳は保てなかった。必然的に、このテの広告の文章も非常に格調高い、
逆に言えば大仰きわまりない文句が並ぶことに相成ッたわけなンであります。
親にも聞けぬ性の問題
なンかこの時代の広告は妙にイバっております。「戀の勝利者たらんとする
ものは讀め」という大上段のイバリ方がかえって可愛いンであります。
「戀の勝利者たらんとするものは讀め」って、「戀」と「讀」が旧字体で、「たらん」が少し
文語調なだけだから。現代の広告に、「恋の勝利者になりたいものは読め」と書いてある
ようなものでしかない。
昭和27年の広告の文句として考えれば、「非常に格調高い」とか、「大仰きわまりない文
句」とか、「妙にイバっております」とかいうものじゃないだろう。
それと気になったのは「マンガなんぞ読んでちゃいけない」からって「昔のお父さンたちは
大変」だったかどうか。読みたくてもひたすら我慢していたというのなら、「大変でした」と
いうのもわかるんだけど……。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1224589375/313-
>313 :無名草子さん:2008/10/24(金) 20:01:53
>『お父さんたちの好色広告』P.85
>
>>昔のお父さンたちは大変でした。なにしろ、マンガなんぞ読んでちゃいけない。
>>普段はむずかしい顔をして、世界で一番偉そうにしてなくちゃァ、お父さンの
>>威厳は保てなかった。必然的に、このテの広告の文章も非常に格調高い、
>>逆に言えば大仰きわまりない文句が並ぶことに相成ッたわくなンであります。
>
>ええと。普段謹厳実直そうにしている父親向けのエロ広告がなんで格調高い必然があるの?
>逆に、普段カチカチのお父さんだからこそ、エロ広告くらいリラックスしたいんじゃないか。
>で、問題の広告はというと――
>「戀の勝利者たらんとするものは讀め」で、どこが格調高いんだか。
567 :無名草子さん:2008/10/27(月) 23:59:53
>>313
>なにしろ、マンガなんぞ読んでちゃいけない。
そういえばエロマンガは昭和二十年代にはなかったのか?と気になってきたり。
ググってみたら、1970年代にエロ劇画のブームがとか、1982年に「くりいむれもん」がとかは
でてきたのだけど、黎明期というのがよくわからない。
569 :無名草子さん:2008/10/28(火) 00:36:31
>>567
昭和二十年代のエロマンガ(?)といったら、1コママンガとか
多くても数ページ程度の簡単なものしかなかったのでは?
あるいは外国マンガとか。
それ以外だと『奇譚クラブ』に掲載された絵物語(マンガと呼べるか
どうか・・・)ですかね。
573 :無名草子さん:2008/10/28(火) 01:08:53
>>569
ありがとうです。
「お父さン」が読むのを我慢していたような=本当は読みたくてたまらなかった
大人向けの漫画というのが昭和二十年代にあったのかなあと疑問に思ったのだけど、
そもそもなかったのかなあやっぱり。
(別に漫画なんて読みたくないんだからねっ状態なら、別に体面上漫画を読めなくても
ツラくももなければ「大変」ではないから)
2008/10/30 0:34
投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/
http://tondemonai2.web.fc2.com/
2008/10/29 18:06
投稿者:岡田K一
『小沢昭一的こころ』の文体自体が、どちらかというとちょっとクサイもので・・。
小沢昭一の独特のキャラクターでもって、なんとか成立しているものだと思います。
それを、こともあろうに唐沢俊一が真似するとは・・。いずれにしても、噴飯ものです。
小沢昭一の独特のキャラクターでもって、なんとか成立しているものだと思います。
それを、こともあろうに唐沢俊一が真似するとは・・。いずれにしても、噴飯ものです。
2008/10/29 0:12
投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/
http://tondemonai2.web.fc2.com/
ただ、小池一夫は個人的にそんなに好きではないもののw、唐沢俊一
の「お父さン」に感じるような不快感を覚えたことは、あまりないの
ですわ。ギャグっぽく感じたり、時代がかっているなあと思ったりす
ることはあっても。
>「お父さン」などの表記は不快ですらあります。
と書いた人は、評価「B」をつけているし、「博学才気な著者の文章は
大好き」と書いているくらいなのに、「不快ですらあります」。唐沢
は、日記で
>“推敲と修辞を突き詰め”かつ“遊び心をもって”
などと自画自賛する前に、マジでいろいろ真剣に考えた方がよかった
のではないかと。
の「お父さン」に感じるような不快感を覚えたことは、あまりないの
ですわ。ギャグっぽく感じたり、時代がかっているなあと思ったりす
ることはあっても。
>「お父さン」などの表記は不快ですらあります。
と書いた人は、評価「B」をつけているし、「博学才気な著者の文章は
大好き」と書いているくらいなのに、「不快ですらあります」。唐沢
は、日記で
>“推敲と修辞を突き詰め”かつ“遊び心をもって”
などと自画自賛する前に、マジでいろいろ真剣に考えた方がよかった
のではないかと。
2008/10/28 23:50
>小沢昭一のラジオ『小沢昭一的こころ』の口調を取り入れているのだが。
パクってるんですね、はいはい。しかし、思い上がった不愉快な文章ですね。なにが「やはり初心者向けに平易に書く」だよ。出来るもんならやってみろと。
クリープの項で引用されている
>もッとも、こちらは
の「ッ」なんてのも小池一夫っぽいですね。
パクってるんですね、はいはい。しかし、思い上がった不愉快な文章ですね。なにが「やはり初心者向けに平易に書く」だよ。出来るもんならやってみろと。
クリープの項で引用されている
>もッとも、こちらは
の「ッ」なんてのも小池一夫っぽいですね。
2008/10/28 23:46
投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/
http://tondemonai2.web.fc2.com/
# 小池一夫とあまり関係なくてすみませんが、続き。
唐沢俊一は例によって URL も示していないけど、日記で俎上にのせら
れているのは、多分これ↓
http://www.webdokusho.com/shinkan/0302/b_5.htm
> 文字広告を読むという行為にかけるなら「生唾をゴクゴクと飲み
>込みつつ唇で黙読する」というイメージです。一般に低く見られが
>ちなエロを文字(テキスト)で表現するのは、実際にはすごく大
>変。ただ卑猥な言葉を列記したらそれだけでエロになるってもん
>じゃないですよね? 「女器」「SX」発明の瞬間など、血のにじ
>む思いで一文字削る広告作成者の苦痛すら感じさせます。B級・サ
>ブカルと呼ばれるジャンル全般に博学才気な著者の文章は大好き
>で、勉強させてもらっています。ところが「推敲と修辞を突き詰め
>てストイックなのに遊び心のある書き手」という印象だったのに、
>本書は初心者向けに平易に書こうと媚びていて逆に読みにくい。
>「お父さン」などの表記は不快ですらあります。VOW風突っ込み
>もイマイチで、本当は知っている裏話もあえて小出しに留めた感が
>あります。素材観察に愛が感じられるだけに、ネタの煮詰めに出し
>惜しみが感じられて残念でした。
こんだけ過大評価してもらっているのに、「受け手の基礎教養」をど
うこういって、ブーブーいうとは贅沢な。
唐沢俊一は例によって URL も示していないけど、日記で俎上にのせら
れているのは、多分これ↓
http://www.webdokusho.com/shinkan/0302/b_5.htm
> 文字広告を読むという行為にかけるなら「生唾をゴクゴクと飲み
>込みつつ唇で黙読する」というイメージです。一般に低く見られが
>ちなエロを文字(テキスト)で表現するのは、実際にはすごく大
>変。ただ卑猥な言葉を列記したらそれだけでエロになるってもん
>じゃないですよね? 「女器」「SX」発明の瞬間など、血のにじ
>む思いで一文字削る広告作成者の苦痛すら感じさせます。B級・サ
>ブカルと呼ばれるジャンル全般に博学才気な著者の文章は大好き
>で、勉強させてもらっています。ところが「推敲と修辞を突き詰め
>てストイックなのに遊び心のある書き手」という印象だったのに、
>本書は初心者向けに平易に書こうと媚びていて逆に読みにくい。
>「お父さン」などの表記は不快ですらあります。VOW風突っ込み
>もイマイチで、本当は知っている裏話もあえて小出しに留めた感が
>あります。素材観察に愛が感じられるだけに、ネタの煮詰めに出し
>惜しみが感じられて残念でした。
こんだけ過大評価してもらっているのに、「受け手の基礎教養」をど
うこういって、ブーブーいうとは贅沢な。
2008/10/28 23:43
投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/
http://tondemonai2.web.fc2.com/
あはは、確かに小池一夫っぽいですね。<「ン」
唐沢俊一本人が日記に書いたところによると、2ちゃんねるでの推測
通り、『小沢昭一的こころ』のパクリ (?) だそうですが。
http://www.tobunken.com/diary/diary20030216000000.html
> シャレとかお遊びというのは受け手の基礎教養を信じてのもので
>ある。先日、サイトで『お父さんたちの好色広告』を評してくれて
>いる人がいて、私の文章を
>「推敲と修辞を突き詰めてストイックなのに遊び心のある書き手」
> と認めてくれているのだが、
>「本書は初心者向けに平易に書こうと媚びていて逆に読みにくい」
> と苦言を呈し、“お父さン”などという表記は不愉快ですらある、
>とイキドオッていた。あの文体を“初心者向けの平易なもの”ととら
>れては、こっちは泣くに泣けないのである。昭和高度経済成長期の
>お父さんたちの文化を伝えるのにはどういう文体がふさわしいか、
>と、“推敲と修辞を突き詰め”かつ“遊び心をもって”、小沢昭一のラジ
>オ『小沢昭一的こころ』の口調を取り入れているのだが。たぶん、
>この人は小沢昭一のあの名番組を聞いたこともないのだろう。こう
>いう評に接すると、ああ、やはり初心者向けに平易に書く、という
>ことを基本にしないといけないのかな、と思ってしまうんである。
唐沢俊一本人が日記に書いたところによると、2ちゃんねるでの推測
通り、『小沢昭一的こころ』のパクリ (?) だそうですが。
http://www.tobunken.com/diary/diary20030216000000.html
> シャレとかお遊びというのは受け手の基礎教養を信じてのもので
>ある。先日、サイトで『お父さんたちの好色広告』を評してくれて
>いる人がいて、私の文章を
>「推敲と修辞を突き詰めてストイックなのに遊び心のある書き手」
> と認めてくれているのだが、
>「本書は初心者向けに平易に書こうと媚びていて逆に読みにくい」
> と苦言を呈し、“お父さン”などという表記は不愉快ですらある、
>とイキドオッていた。あの文体を“初心者向けの平易なもの”ととら
>れては、こっちは泣くに泣けないのである。昭和高度経済成長期の
>お父さんたちの文化を伝えるのにはどういう文体がふさわしいか、
>と、“推敲と修辞を突き詰め”かつ“遊び心をもって”、小沢昭一のラジ
>オ『小沢昭一的こころ』の口調を取り入れているのだが。たぶん、
>この人は小沢昭一のあの名番組を聞いたこともないのだろう。こう
>いう評に接すると、ああ、やはり初心者向けに平易に書く、という
>ことを基本にしないといけないのかな、と思ってしまうんである。
2008/10/28 13:08
投稿者:mino
なんか、この「ン」を多用するのは
小池一夫のパクリに見えてしまう。
小池一夫のパクリに見えてしまう。
それも、本の前書きや後書きには「小沢昭一」の名前はいっさい出さ
ず、書評でちょっと貶されたことに対する愚痴日記に、「小沢昭一の
あの名番組を聞いたこともないのだろう」という言及のしかたをする
とは……と思いました。逆ならまだしも、というか。
それに「不愉快」といわれている「お父さン」の表記は、別に小沢昭
一のせいではないような……。