トンデモない一行知識の世界 OLD　- 唐沢俊一の「雑学」とは -

『お父さんたちの好色広告』 P.36

「野球は巨人、女性は金髪」と決めているお父さンが多いンであります。
戦争体験の抜き難いコンプレックスかと思うと、今どきの若い者にも
案外多いんだそうでありますな。セックスにまだいろいろタブーがある
わが国に暮らしていると、外国のセックス事情はサゾ解放され、そこで
暮らす女性はサゾ多情であろうと、憧れるらしい。隣の芝生ならぬ、
隣のヘアは金色に見える、でありますか。

「まれにみるバカまれびと信仰かも」のコメント欄でも話に出たけど、日本の「お父さン」で
「女性は金髪」なんて好みの人は結局少数派と思われ、「野球は巨人」に相当するほどの
多数派になれるとは考えにくい。むしろ戦勝国のアメリカなどに、金髪好きが普通に多いの
では。マリリン・モンローのようにわざわざ金髪に染めた例もあるし、金髪のチアガール
とか一般的に人気が高いだろうし。

唐沢俊一は、同書の関西ストリップのところの説明で、昔 (昭和 40 年代末) は「金髪」
「外人」と嘘をついてまで客寄せしたと書いていて、確かに当時は本物の外人の踊り子
さんは希少価値だったかもしれないけど、それと「野球は巨人」とは……。また、フリー
セックスの国の金髪女性への憧れと妄想は、昔の「お父さン」にはあったかもしれないが、
これを「今どきの若い者にも案外多い」「憧れるらしい」と、この本の出版された 2002 年
の若い者にあてはめるのは、わけがわからない。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1224589375/458
＞458 ：無名草子さん：2008/10/26(日) 20:15:47
＞『お父さんたちの好色広告』Ｐ.36
＞
＞＞「野球は巨人、女性は金髪」と決めているお父さンが多いンであります。
＞＞戦争体験の抜き難いコンプレックスかと思うと、今どきの若い者にも
＞＞案外多いんだそうでありますな。セックスにまだいろいろタブーがある
＞＞わが国に暮らしていると、外国のセックス事情はサゾ解放され、そこで
＞＞暮らす女性はサゾ多情であろうと、憧れるらしい。隣の芝生ならぬ、
＞＞隣のヘアは金色に見える、でありますか。
＞
＞金髪と限定しているのだから、欧米の白人女性と限定していいのだろうな。
＞そうした女性は多情であると。一体、わが国の女性とどこが違うと思って
＞いるのだろう。「婚前交渉はしない」とか「口は使わない」とか「アナルは
＞タブー」なんて、欧米も日本も関係なく、個人の好き嫌いの問題だと思う
＞んだけどね。ま、それにしても唐沢の金髪コンプレックスの方が面白いよね。
＞ソルボンヌとかバーバラとか名乗る女性が近くにいることも象徴的だよな。