トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/10/25  22:20

現在では南極に犬は持ち込み禁止とか  その他の雑学本 間違い探し編

『お父さんたちの好色広告』 P.15
「南極探険隊」という言葉で連想されるもののナンバー・ワンがタロとジロ。
その次がダッチワイフなのではありますまいか。

2ちゃんねるのスレへの指摘書き込みにもあるように (下の方に引用)、「タロとジロ」や
「ダッチワイフ」 (南極 1 号) なら、「南極探険隊」(南極探検隊) ではなく「南極観測隊」。

http://ja.wikipedia.org/wiki/南極地域観測隊
>南極地域観測隊(なんきょくちいきかんそくたい)は、南極大陸の天文・気象・地質・
>生物学の観測を行うために日本が南極に派遣する調査隊の名称。通常は南極観測隊
>と呼ばれる。
〈略〉
>南極観測隊がダッチワイフを持っていったことはよく知られているが、実際には使われ
>なかったという。しかしこのことから、一時期、ダッチワイフに「南極Z号」の名前がつい
>ていた(南極1号参照)。
〈略〉
>1958年2月、第2次越冬隊は悪天候のため昭和基地への上陸を断念せざるを得ず、
>滞在中であった第1次越冬隊は小型飛行機で宗谷へ撤退した。このとき第2次越冬隊
>と対面するはずの15頭の樺太犬が鎖に繋がれたまま基地に取り残された。翌1959年
>1月に第3次越冬隊は15頭のうち、兄弟犬「タロ」と「ジロ」が生存しているのを発見、
>再会した。他の13頭は行方不明または鎖に繋がれたまま餓死した状態で発見された。


ダッチワイフの広告に「南極探険隊も愛用」とコピーをつけたという業者と同じように、
「南極探険隊 (南極探検隊)」といえば「ダッチワイフ」と連想する人が多いのかとも思い、
「"南極探険隊"」、「"南極探検隊"」、「"南極観測隊"」で試しにググってみたけれど、
南極探険隊や南極探検隊では、「ダッチワイフ」や「南極 Z 号」についてのものは上位に
表示されない。まあ、「"南極観測隊"」でも、上記引用の Wikipedia くらいだったけど。

ついでに、「"南極探険隊"」の検索結果で目についたのは、白瀬南極探検隊記念館や
暖かいアンダーウェアの広告以外では、スコット隊の話。南極探検隊といえば何か忘れて
いるような……と思っていたら、子ども向け伝記で読んでいたスコットとアムンセンの話が
あった、と。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ロアール・アムンセン
>※もっとも犬は隊員たちの食料も兼ねていた。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1224589375/34
>34 :無名草子さん:2008/10/22(水) 07:32:20
>『お父さんたちの好色広告』P.15

>>「南極探険隊」という言葉で連想されるもののナンバー・ワンがタロとジロ。
>>その次がダッチワイフなのではありますまいか。

>ダッチワイフの広告内の「南極探険隊も愛用」という文言を受けての文章。
>なんだよ「南極探険隊」て。白瀬隊なら「南極探検隊」だろうし、タロと
>ジロと言っているから、戦後の宗谷による「南極地域観測隊」だろうに。
>因みに通称は「南極観測隊」。唐沢はこの点は全く突っ込まず、この後のほうに
>ずばり「南極探険隊」というネーミングの商品が出てきたときも

>>しかしだね、商品名がモロに「南極探検隊」というのはスゴイね。
>>別にダッチワイフが南極探検したわけじゃないんでありますがね。

>唐沢は「南極観測隊」という名称を知らないのだと思われる(なぜか
>自分は「探検」という字を当てているが)。


その他参考 URL:
- http://ja.wikipedia.org/wiki/南極1号
- http://ja.wikipedia.org/wiki/タロとジロ
- http://ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・スコット



   
 
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