トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/724.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
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2008/10/21  21:52

『ジャックと悪魔の国』についてマメに調べればよかったのに  その他の雑学本 間違い探し編

「裏モノ日記」 2007年 07月 11日 (水曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20070711150411.html
ジェリー伊藤の死去の4日前、7月5日にカーウィン・マシューズ
死去。81歳。
『シンドバッド7回目の航海』の主人公、“シンバッド”である。
〈略〉
例えば、日本でこのバランスをわきまえた役者というと、
『ウルトラQ』で万城目淳役を演じた佐原健二などがいるのだが、
似たようなキャラクターを持って、なんとハリーハウゼン
特撮映画の主演を三本も勤めた(他の二本は『ガリバーの大冒険』
と『ジャックと悪魔の国』)のがこのカーウィン・マシューズ
だった。

http://s02.megalodon.jp/2008-1021-2110-34/www.tobunken.com/diary/diary20070711150411.html
×三本も勤めた(他の二本は『ガリバーの大冒険』 と『ジャックと悪魔の国』)
○二本も勤めた(他の一本は『ガリバーの大冒険』)

『ジャックと悪魔の国』の特撮は、「ハリーハウゼン」ではなくてジム・ダンフォースらが
担当した。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000QTEBAK/s=dvd
>ジャックと悪魔の国
>監督・脚本:ネイザン・ジュラン
〈略〉
>特撮:ジム・ダンフォース/ジーン・ウォーレン/ウォー・チャン
〈略〉
>特撮映画の金字塔『シンドバッド七回目の航海』を生んだネイザン・ジュラン監督に
>よる、もうひとつの冒険ファンタジー。


2ちゃんねるのスレへの指摘書き込み (下の方に引用) によると、「少しでも特撮の知識
のある人間なら、考えられない間違い
」とのことだが……監督が『シンドバッド七回目の
航海』と同じであることから、混同したのだろうか。それとも、上記 Amazon のページに
ハリー・ハウゼンも認めた」の文字があることにより検索にヒットしたのが原因だったの
だろうか。

一応特撮には詳しいということで、東大にゲストのモデレータとして呼ばれた (唐沢俊一
の自己申告とは異なり「講師」ではない) のだと思うが……。

http://contentshistory.g.hatena.ne.jp/dokubero/comment?date=20081019
>明日のコンテンツ文化史講義では作品論として
>『ウルトラマン』を取り上げます。
>ゲストとして、唐沢俊一さんにモデレーターを
>お願いし、紅一点のフジ・アキコ隊員を演じた女優の桜井浩子さん、
>作品に欠かせない光学撮影を担当された
>中野稔さんという豪華な皆様に御登壇いただきます。

http://s01.megalodon.jp/2008-1021-2121-00/contentshistory.g.hatena.ne.jp/dokubero/20081019

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1223714076/957
>「裏モノ日記」2007年07月 11日
http://www.tobunken.com/diary/diary20070711150411.html
>>ジェリー伊藤の死去の4日前、7月5日にカーウィン・マシューズ
>>死去。81歳。
>>『シンドバッド7回目の航海』の主人公、“シンバッド”である。
(略)
>>例えば、日本でこのバランスをわきまえた役者というと、
>>『ウルトラQ』で万城目淳役を演じた佐原健二などがいるのだが、
>>似たようなキャラクターを持って、なんとハリーハウゼン
>>特撮映画の主演を三本も勤めた(他の二本は『ガリバーの大冒険』
>>と『ジャックと悪魔の国』)のがこのカーウィン・マシューズ
>>だった。


>『ジャックと悪魔の国』で特撮を担当したのは、ハリーハウゼンではなく
>ジム・ダンフォースだ!
>少しでも特撮の知識のある人間なら、考えられない間違いだ。
>ずっと『ジャックと悪魔の国』をハリーハウゼン作品と思って生きて
>きたのだろうか?



その他参考 URL:
- http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20081020/1224469910



2008/10/24  7:03

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

>(わりと)特撮好きさん
「東急文化会館内の映画館」に、何かしみじみしました。
http://www.cinema-st.com/road/r021main.html
そういえばプラネタリウム閉鎖の話を耳にしたときも、寂しい思いを
したのですけど……。(←話が逸れています)

「バンコバンコ作戦」は私は観たことがないのですが (泥縄で検索し
て、ああフランス映画だったのかと思ったレベル)、面白そうなので
観たくなってきました。
http://www.moeru-movie.com/COUPLE_1.html

2008/10/23  23:33

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

>『四時の悪魔』はwikiで

これですか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%
b4%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%ab%e3%83%ad%
e3%82%a4
>火山の噴火をテーマに、のちの1970年代のパニック映画ブームを
>先取りした『四時の悪魔』、

こういうのも↓

http://d.hatena.ne.jp/pop1280/20071011/1192178413
>マーヴィン・ルロイ『四時の悪魔』The Devil at 4 O'Clock
>ホラー映画と思ってみたらちがった。というのは嘘だが、タイトル
>からは全然想像できない映画である。一言でいうなら、南の島を舞
>台にしたヒューマニスティックな火山噴火パニック映画、いわばハ
>リウッド版『ストロンボリ』とでもいったところになるだろうか。

「『インディ・ジョーンズ』シリーズの原形ともいうべき」はどこか
らきたものかは謎ですね。もちろん検索でもそれらしいのはヒットし
ませんし。


>「117」だから「007」のパチモン扱いされているんですが。

( ・∀・)つ〃∩ヘェー

これは画像検索してみたら何か楽しかったです。
http://images.google.com/images?rls=ja-jp&q=OSS117

2008/10/23  15:07

投稿者:(わりと)特撮好き

カーウィン・マシューズですか・・・

子供の頃、新宿東映の地下の映画館で見た「バンコバンコ作戦」というのは面白かったな・・・・
主演者が「シンバッド 7回目の航海」と同じ俳優さんだというのは、一緒に見た兄貴に指摘されるまで気付きませんでしたが。
こちらは渋谷の東急文化会館内の映画館で見ました。

あとマカロニウエスタンで有名なリー・ヴァン・クリーフの「鷲と鷹」という映画にも出てましたが、こちらは全然面白くなかったのを覚えてます。

2008/10/22  22:48


ええと『四時の悪魔』はwikiで確認してください。
 で、OSSは「177」じゃなくて「117」なんですね。「117」だから「007」のパチモン扱いされているんですが。

2008/10/22  22:32

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

>数字入りって、自分で挙げていた『OSS117』は忘れているようだ
し。

これですね↓

http://www.tobunken.com/diary/diary20070711150411.html
>しかしこれに限らずプロとしてありとあらゆる作品に役を
>選ばず出ていたようで、007のパチもんであるフランスの
>『OSS177』の主人公ユベール・ボニスールも演じているし、
>かのリック・ベイカーの商業作品デビューであるZ級映画
>『オクトマン』まで、とにかく映画に出続けた。

『OSS177』を忘れているだけでなく、『オクトマン』の方も
忘れているのではないかと。そうでなければ、「数字入りばかりなの
も一奇である」とは書けないような……まあ「Z級映画」だから「代
表作」ではないという意味かもしれませんが。いやでも、そうなると
『ジャックと悪魔の国』はどうなるんだろうとか、いろいろ疑問はつ
きません。

2008/10/22  21:50

投稿者:トンデモない一行知識@レス遅延気味すみません
http://tondemonai2.web.fc2.com/

「講師」問題で気になるのは、シラバスでの表現です。

http://6313.teacup.com/inter2008/bbs
>コンテンツ文化史入門ハジマタ\(^0^)/ 投稿者:ジョン・ハウ 投稿
>日:2008年10月 6日(月)22時11分32秒   返信・引用
> 以下シラバスより抜粋
〈略〉
>◎10月20日(月)「作品論1:ウルトラマン」
> ゲスト講師:唐沢俊一(評論家)、桜井浩子(女優)、他

まあ他の人は、「ゲスト講師」として呼ばれたからといって、「大学
で講師を」とか言い出さないでしょうけど、と学会の人はどうもそう
ではないようだし……。

あと、上記シラバスで何だか気になったのは、中野稔さんが「他」
扱いになっていること。授業中継スレッドを見ると、有用な情報の
多くは、この方が提供しているように見えるのですが……。

http://contentshistory.g.hatena.ne.jp/bbs/39?mode=tree
>今日の流れ:作品の立ち上げの話から始まって、オプティカル(光
>学)撮影(合成)の工夫、現場・円谷プロの裏話、日本の映画界に
>おけるスタッフと監督の関係などなど。

>ユースケ:フィルムとデジタル撮影での、カラーマネージメントに
>対する考え方と前提知識が違うため、そのまま撮るとユースケ・サ
>ンタマリアの唇が死人の唇にみえるというお話。

2008/10/22  8:59


 上記の日記の終わりの方に、こんな一文が。

代表作が『シンドバッド7回目の航海』、『ガリバーの3つの国』
(『ガリバーの大冒険』原題)、そして『インディ・ジョーンズ』
シリーズの原形ともいうべき『四時の悪魔』と、何故か
数字入りばかりなのも一奇である。

マービン・ルロイの『四時の悪魔』が『インディー・ジョーンズ』シリーズの原型だって! これまた見てもいないのでしょうね。数字入りって、自分で挙げていた『OSS117』は忘れているようだし。

2008/10/21  22:40


 岡田斗司夫が「東大オタクゼミ」で講演した実績で「東京大学非常勤講師」を自称して、東大から厳重に注意されたり、そのゲストだった山本弘がやはり「講師」と名乗ったり、アカデミズムに憧れるのはかまいませんが詐称は詐欺の始まりです。今回、唐沢は東大での「講義」と再三にわたり日記に書いていますが、確かに講義だけど、唐沢はその講義のゲストのモデレーターなんですから、講師でもなければ講演するわけでもない。トークショウの司会に過ぎないのに、どさくさに紛れて「東大で講義」なんて書きそうですね。
 わたしも数年間、国土交通省建設大学校で「合意形成」に関する講演をした経験がありますが、これを以って「建設大学校講師」なんて名乗るつもりは毛頭ありませんです、はい。

   
 
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