2008/10/?? ??:??
『我輩は猫である』は平行世界の作品? その他の雑学本 間違い探し編
『pronto pronto?』 Vol.5 「唐沢俊一のビジネス課外授業。」 P.15
×初めて小説の中で使ったのは夏目漱石 ○初めて小説の中で使ったのは坪内逍遥
×『我輩は猫である』 ○『吾輩は猫である』
×タカジアスターゼ ○タカジヤスターゼ
パクリ元捜し中だけど、ガセビアとしてのアップを先に。
夏目漱石の書いたのは、『我輩は猫である』ではなく『吾輩は猫である』。
漱石の頃なら、ビンなどの表記も「タカヂアスターゼ」ではないかと思って、いったん
2ちゃんねるのスレにもそう書いてしまったけど (Read More 参照)、青空文庫で
『吾輩は猫である』を読むと、「タカジヤスターゼ」だった。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA000964/html/takadias.htm
>「タカヂアスターゼ」のビン
〈略〉
>ゼータスアヂカタ
〈略〉
>タカヂアスターゼが発売されたのは、三共商店設立と同時の1899年(明治32年)、
>その後、1907年(明治40年)から1913年(大正2年)までが「三共合資会社」だったとの
>ことですので、このビンが製造されたのは1907〜1913年の間ということになります。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html
>大飯を食った後(あと)でタカジヤスターゼを飲む。
〈略〉
>「その日は向島の知人の家(うち)で忘年会兼(けん)合奏会がありまして、私もそれへ
>ヴァイオリンを携(たずさ)えて行きました。
見ると原文は「演奏会兼忘年会」でなく「忘年会兼合奏会」だったけど、まあよいとして。
で、忘年会という単語を「初めて小説の中で使ったのは夏目漱石」ではない、というのは
「『pronto pronto?』Vol.5のガセネタ」でも指摘されているけど、坪内逍遥の「忘年会」に
ついては、園田英弘『忘年会』 (2006 年 11 月) の内容紹介の中にもある。
http://slashdot.jp/%7Eyasuoka/journal/446604
>建部綾足の『古今物わすれ』(吉野家七兵衛, 明和9年正月)に、「今は世の中のせまり
>たるに、うき一年を忘れはべらばやとてぞ、忘年会はすなり」って書かれてるの、結構、
>有名な話なんだけどな。唐沢俊一は、明和と明治の元号の違いもわからないんだろうか。
>あるいは小説に限ったとしても、春の舎おぼろ(坪内逍遥)には、その名もズバリ『忘年
>会』(読売新聞, 明治20年12月28~30日)っていう題名の新聞小説がある。漱石の
>『吾輩は猫である』(ホトトギス, 明治38年1月 明治39年8月)より、20年近く前の話だ。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/6/60/54/9784166605408.shtml
忘年会ボウネンカイ
>園田 英弘
>■ 坪内逍遥も小説に書いた「忘年会」。キリスト教国に存在しない特異な宴会は
>日本史を生き延び、かつ東アジアへも輸出されていた
〈略〉
>初版発行日 20061120
追記 : コメント欄での指摘を受けて、「初めて小説の中で使ったのは坪内逍遥」を
薄い文字にしてみました。ついでに、「あおぞら文庫」を「青空文庫」に修正。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1223714076/801-
801 :無名草子さん:2008/10/19(日) 16:58:41
>>634
夏目漱石ネタ↓も『pronto pronto?』の同じページに掲載
『pronto pronto?』Vol.5「唐沢俊一のビジネス課外授業。」p.15
>日本人が年末に忘年会を開く習慣は明治時代に定着した。
>忘年会という言葉も明治になってから作られたが、この単語を初めて小説の中で使ったのは夏目漱石である。
>『我輩は猫である』の登場人物の水島寒月くんがバイオリンの演奏会兼忘年会に行く、という記述がある。
>漱石は小説の中に、そのころに流行し始めた、ちゃぶ台を使っての食事や消化薬タカジアスターゼなど、
>新時代の風俗を次々に登場させた。
「我輩」ママ
804 :無名草子さん:2008/10/19(日) 19:39:53
>>801
「吾輩は猫である」なら「タカヂアスターゼ」といって欲しいものだが。
805 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:17:36
>>804
「我輩は猫である」だから別の(ガセ)物語
806 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:21:37
唐沢センセイは今までのガセビアや誤字が全て正しいパラレルワールドの住人説。
807 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:24:22
>>806
かなり遠い平行世界の住人なんだな。
ていうか帰っていいよあっちの世界に。
810 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:57:28
>>807
帰っていいよというより、帰ってくださいお願いします、だわ。
813 :無名草子さん:2008/10/19(日) 21:27:25
>>804 だけど、あおぞら文庫で見たら、「タカヂアスターゼ」では
なかったわ……ごめん。
「タカジヤスターゼ」になっている。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html
忘年会という言葉も明治になってから作られたが、この単語を初めて小説の
中で使ったのは夏目漱石である。『我輩は猫である』の登場人物の水島寒月
くんがバイオリンの演奏会兼忘年会に行く、という記述がある。漱石は小説の
中に、そのころに流行し始めた、ちゃぶ台を使っての食事や消化薬タカジア
スターゼなど、新時代の風俗を次々に登場させた。
×初めて小説の中で使ったのは夏目漱石 ○初めて小説の中で使ったのは坪内逍遥
×『我輩は猫である』 ○『吾輩は猫である』
×タカジアスターゼ ○タカジヤスターゼ
パクリ元捜し中だけど、ガセビアとしてのアップを先に。
夏目漱石の書いたのは、『我輩は猫である』ではなく『吾輩は猫である』。
漱石の頃なら、ビンなどの表記も「タカヂアスターゼ」ではないかと思って、いったん
2ちゃんねるのスレにもそう書いてしまったけど (Read More 参照)、青空文庫で
『吾輩は猫である』を読むと、「タカジヤスターゼ」だった。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA000964/html/takadias.htm
>「タカヂアスターゼ」のビン
〈略〉
>ゼータスアヂカタ
〈略〉
>タカヂアスターゼが発売されたのは、三共商店設立と同時の1899年(明治32年)、
>その後、1907年(明治40年)から1913年(大正2年)までが「三共合資会社」だったとの
>ことですので、このビンが製造されたのは1907〜1913年の間ということになります。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html
>大飯を食った後(あと)でタカジヤスターゼを飲む。
〈略〉
>「その日は向島の知人の家(うち)で忘年会兼(けん)合奏会がありまして、私もそれへ
>ヴァイオリンを携(たずさ)えて行きました。
見ると原文は「演奏会兼忘年会」でなく「忘年会兼合奏会」だったけど、まあよいとして。
で、忘年会という単語を「初めて小説の中で使ったのは夏目漱石」ではない、というのは
「『pronto pronto?』Vol.5のガセネタ」でも指摘されているけど、坪内逍遥の「忘年会」に
ついては、園田英弘『忘年会』 (2006 年 11 月) の内容紹介の中にもある。
http://slashdot.jp/%7Eyasuoka/journal/446604
>建部綾足の『古今物わすれ』(吉野家七兵衛, 明和9年正月)に、「今は世の中のせまり
>たるに、うき一年を忘れはべらばやとてぞ、忘年会はすなり」って書かれてるの、結構、
>有名な話なんだけどな。唐沢俊一は、明和と明治の元号の違いもわからないんだろうか。
>あるいは小説に限ったとしても、春の舎おぼろ(坪内逍遥)には、その名もズバリ『忘年
>会』(読売新聞, 明治20年12月28~30日)っていう題名の新聞小説がある。漱石の
>『吾輩は猫である』(ホトトギス, 明治38年1月 明治39年8月)より、20年近く前の話だ。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/6/60/54/9784166605408.shtml
忘年会ボウネンカイ
>園田 英弘
>■ 坪内逍遥も小説に書いた「忘年会」。キリスト教国に存在しない特異な宴会は
>日本史を生き延び、かつ東アジアへも輸出されていた
〈略〉
>初版発行日 20061120
追記 : コメント欄での指摘を受けて、「初めて小説の中で使ったのは坪内逍遥」を
薄い文字にしてみました。ついでに、「あおぞら文庫」を「青空文庫」に修正。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1223714076/801-
801 :無名草子さん:2008/10/19(日) 16:58:41
>>634
夏目漱石ネタ↓も『pronto pronto?』の同じページに掲載
『pronto pronto?』Vol.5「唐沢俊一のビジネス課外授業。」p.15
>日本人が年末に忘年会を開く習慣は明治時代に定着した。
>忘年会という言葉も明治になってから作られたが、この単語を初めて小説の中で使ったのは夏目漱石である。
>『我輩は猫である』の登場人物の水島寒月くんがバイオリンの演奏会兼忘年会に行く、という記述がある。
>漱石は小説の中に、そのころに流行し始めた、ちゃぶ台を使っての食事や消化薬タカジアスターゼなど、
>新時代の風俗を次々に登場させた。
「我輩」ママ
804 :無名草子さん:2008/10/19(日) 19:39:53
>>801
「吾輩は猫である」なら「タカヂアスターゼ」といって欲しいものだが。
805 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:17:36
>>804
「我輩は猫である」だから別の(ガセ)物語
806 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:21:37
唐沢センセイは今までのガセビアや誤字が全て正しいパラレルワールドの住人説。
807 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:24:22
>>806
かなり遠い平行世界の住人なんだな。
ていうか帰っていいよあっちの世界に。
810 :無名草子さん:2008/10/19(日) 20:57:28
>>807
帰っていいよというより、帰ってくださいお願いします、だわ。
813 :無名草子さん:2008/10/19(日) 21:27:25
>>804 だけど、あおぞら文庫で見たら、「タカヂアスターゼ」では
なかったわ……ごめん。
「タカジヤスターゼ」になっている。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html