トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/10/9  23:41

「飄々とした味は肝臓を患ったことによる」ってのも何だか……  その他の雑学本 間違い探し編

「裏モノ日記」 2008年 10月 7日(火曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20081007153107.html
そう言えば、私の人生のごく初期に、札幌の店の前で撮った写真が
残っているが、バックに大きく緒形拳が写っており、
「拳です。健康です!」
というキャッチコピーが書かれていた。何の広告だったかと
思っていたら、チオクタンのCMであると教示を受けた。
緒形氏の死因は肝臓病と報道されているが、皮肉なことに
肝機能のクスリである。

その後の報道を見ると、死因は肝臓ガンによる肝臓破裂だとか。
肝炎~肝硬変~肝臓ガンという移行は潮健児さんのとき
そのままで、ちょっとあの告知を医師から受けたときのことを
思い出す。晩年の、飄々とした味は肝臓を患ったことによる
体調の変化から来ていたものかもしれない。

×肝機能のクスリである ○当時は肝臓疾患に効くと宣伝され売られていた薬だった

この日の日記には、「所詮、字でのイメージは映像のイメージにかなわない。」とかいう
一種の暴言や、「Tくんから電話、ちょっと話す。」「体力極端に落ちているが、歌声に身を
まかせているとちょっとホロリと
」などといった興味深い記述も含まれているが、それは
唐沢俊一検証blogさんの「マクラのせいでお先マックラ。」や、2ちゃんねるのスレへの
書き込み (Read More) を参照していただくとして。

http://blogs.yahoo.co.jp/thatseurobeat/3988908.html
>1965年、若き日の「緒形拳」がモデルのフジサワ薬品
>「チオクタンS」の広告です。
>「チオクタンS」のロゴが「オロナミンC」風なのは、ご愛嬌でしょうか。。

>「拳です!健康です!」とアピールする緒形拳はさすがに若いですねー。


上に引用したブログ等にある当時の宣伝ポスターを見ると、製品名は「チオクタンS」。
ポスターには、「肝臓の働きを高めるチオクト酸アミドにリバーコンセントレート、コリンを
プラス さらにお肌を美しくするピオチン ビタミンCなど14種の成分を合理的に配合

●疲れ●肌あれ●酒●タバコ●肝臓疾患●貧血●つわりに」などと書かれている。

しかし現在、チオクト酸アミドの薬効の中に「肝臓疾患」はあげられていない。むしろ、
慎重に服用すべき場合」「副作用」の方にあげられている。

大衆保健薬の害と有効性、厚生省 (当時) の許可基準について、国会などでも取り上げ
られる問題となっていた時期が 1970 年代にあり、それからチオクタンは一般用と販売
されなくなって、医療用医薬品としても「肝心の肝臓疾患への効能をはずされ」るように
なったとのこと。

本当だったら、このあたりは、まさに唐沢俊一の専門分野だったはずなのだが……。

http://health.goo.ne.jp/medicine/search/detail.html?id=3262&s_kind=0&s_num1=9&s_num2=8&s_key=%A5%D3%A5%BF%A5%DF%A5%F3%A3%C2%B7%B2%C0%BD%BA%DE%A1%CC%A5%C1%A5%AA%A5%AF%A5%C8%BB%C0%A5%A2%A5%DF%A5%C9%A1%CD&tag=lsg
>チオクタン
〈略〉
>[チオクト酸アミドの適応症]チオクト酸の需要が増大した際の補給(激しい肉体労働
>時),Leigh症候群(亜急性壊死性脳脊髄炎),中毒性(ストレプトマイシン,カナマイシ
>ンによる)・騒音性の内耳性難聴
〈略〉
>(2)慎重に服用すべき場合……[ニコチン酸]消化性潰瘍またはその前歴/肝臓・胆
>のう疾患またはその前歴/耐糖能異常
〈略〉
>2)すぐに処方医に連絡する副作用……[ニコチン酸アミド・塩酸パパベリン]アレル
>ギー性の肝障害/心悸亢進,血圧上昇/めまい,眠け,頭痛/便秘,口渇,食欲
>不振,胸やけ,心窩部痛/顔面潮紅,発汗


http://sijen.seesaa.net/article/93827576.html
> 当時は、現在のような厳密な臨床試験は義務付けられていません。新薬の研究
>グループで、患者に使ってみたら効果があったという報告がある程度集まれば、許可
>されていました。その場合、研究のスポンサーである製薬会社に配慮して、悪化したと
>いう例が報告されるケースはきわめてまれだったようです。
> 高橋講師たちは70年代に、チオクタンを含む一般保健薬の有効性について厚生省
>(当時)公開質問状を提出。国会でも取り上げられ、それがきっかけとなって、新規医
>薬品の審査が厳しくなりました。単に、使ったら効いたということだけでなく、本当にそ
>の医薬品成分の効果なのか、などが調べられるようになったのです。また、それ以前
>に承認されて販売されていた医薬品についても、再評価の実施がきめられました。
> その結果、「疲れ、二日酔い、肌荒れに効く」とうたっていた一般用保健薬チオクタン
>は姿は消したのです。現在も、チオクタンは医療用医薬品としては残っています。しか
>し、肝心の肝臓疾患への効能をはずされ、つぎのとおり、非常にまらな症状にげんて
>いしたものになりました。


http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/063/0410/06304240410014a.html
>第14号 昭和45年4月24日
> したがいまして、まず第一は、私が委員会で取り上げましたアリナミンその他のビタ
>ミンB1誘導体、ハイシーその他のビタミンC剤、 ユベロン、リポビタンその他のドリン
>ク剤、マミアン、アスパラ、グロンサン、チオクタンS、パロチン、パント、総合ホルモン
>剤、これに一応限定して、まず第一に、これらの大衆保健薬が許可された時点におい
>て、その許可基準は次のいずれであったか。害がなければいいとして許可したのか。
>害がなく、かつ有効でなければならないとして許可になったのか。またその場合に、
>厚生省の独自の判断によったものであるか、中央薬事審議会の答申をそのまま採用
>したものであるか。そして経験を背景にした直観的判断によったものか、科学的な論
>理によったものであるのか、こういうふうにあります。


その他参考 URL:
- http://ja.wikipedia.org/wiki/高橋晄正


http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1223130750/726-

726 :無名草子さん:2008/10/09(木) 17:00:13
裏モノ日記
http://www.tobunken.com/diary/diary20081007153107.html

予想通り、緒形拳に関して馬鹿を書いている。池波正太郎は、緒形拳の藤枝梅安を認めていなかったが
世間の人気を得てしまったとして。

>文章を書く身として池波先生もくやしかったろうが、百万言を
>費やして自分が創造したキャラクターを越える梅安がそこに
>存在してしまう、ということが実際にあるんである。

馬鹿じゃないのか。池波の読者、ファンにとって、藤枝梅安は池波が創造したキャラであり、それが総てなのだ。
緒形拳が演じた役は、それなりに評価されただろうが、それだけのことで、「百万言を費やして自分が創造した
キャラクターを越える」存在なんてものでは全くない。
このことを以ってしても、こいつは池波正太郎を読んじゃいないし、藤枝梅安というキャラを知りもしないんだろう。
本当に、ぶん殴ってやりたくなる。


727 :無名草子さん:2008/10/09(木) 17:03:21
>>726
あれほどこぶしさんの事は触れるなと言ったのに...

728 :無名草子さん:2008/10/09(木) 17:08:14
>>726
まったくな。

今回はゴールが近いなw

730 :無名草子さん:2008/10/09(木) 17:24:51
2008年10月7日 http://www.tobunken.com/diary/diary20081007153107.html

>何か体調不良、仕事も進まず、食欲もあまりない。
>気圧のせいだろう。
>Tくんから電話、ちょっと話す。

この時点で、単行本の「作家と食人」がパクリだと検証blogさんは記載している。
唐沢は、それを読んで鬱になっちゃったのかな?
そして、このTくんはラジオライフ編集部の豊田拓臣さんでしょう。

検証blogさんが7日に記載している文章では、すでに唐沢とこの件について
会話をしており、唐沢はその時に、こう答えている。
>「さきほど本人にも確認しましたが、ネタを調べるうちに見たことは
>あったかもしれないと言ってました」

唐沢はラジオライフTさんからの電話のあと、お気に入り麻衣夢のライブを見に行き
>体力極端に落ちているが、歌声に身をまかせていると
>ちょっとホロリときてしまった。
>疲れているのかなあ。

737 :無名草子さん:2008/10/09(木) 18:12:23
裏モノ日記
http://www.tobunken.com/diary/diary20081007153107.html
>そう言えば、私の人生のごく初期に、札幌の店の前で撮った写真が
>残っているが、バックに大きく緒形拳が写っており、
>「拳です。健康です!」
>というキャッチコピーが書かれていた。何の広告だったかと
>思っていたら、チオクタンのCMであると教示を受けた。
>緒形氏の死因は肝臓病と報道されているが、皮肉なことに
>肝機能のクスリである。

http://blogs.yahoo.co.jp/thatseurobeat/3988908.html
>1965年、若き日の「緒形拳」がモデルのフジサワ薬品「チオクタンS」の広告です。

http://sijen.seesaa.net/article/93827576.html
>高橋講師たちは70年代に、チオクタンを含む一般保健薬の有効性について厚生省(当時)
>公開質問状を提出。国会でも取り上げられ、それがきっかけとなって、新規医薬品の審査が
>厳しくなりました。(略)
>その結果、「疲れ、二日酔い、肌荒れに効く」とうたっていた一般用保健薬チオクタンは姿は
>消したのです。現在も、チオクタンは医療用医薬品としては残っています。しかし、肝心の
>肝臓疾患への効能をはずされ、つぎのとおり、非常にまらな症状にげんていしたものに
>なりました。
(略)
>医薬品としてのチオクト酸を製造してきた立山化学の片口真社長は、テレビでのインタ
>ビューにこう答えていました。「医薬品の再評価で、慢性肝炎の重要な部分がはずされた
>とたん、ほとんど売れなくなってしまった」

742 :無名草子さん:2008/10/09(木) 18:57:35
>>739
唐沢が薬科大に在籍していた当時、既に能書きから「肝臓疾患への効能」は外されていた
はずだが、奴は未だに「肝機能のクスリ」と思っているようだ。

http://sijen.seesaa.net/article/93609700.html
>テレビや雑誌では、俳優の緒方拳が「疲れ、二日酔い、肌荒れに効く新しいタイプの
>肝臓保健薬です」とにこやかに推薦していました。
>健康食品と違って、医薬品ならば、効能にウソはないと多くの人々が思うでしょう。
>しかし、どうもそうではなかったようです。当時、この一般保健薬の効能と安全性に
>ついて、鋭い批判を行っていた東京大学の故・高橋晄正講師は「チオクタンは毒になる
>場合もある」と言っています。
>高橋講師たちが肝硬変の患者にチオクタンを注射したところ、ひどい吐き気を訴え、
>黄疸の症状が出たそうです。そこで海外の文献を調べていくと、オレゴン州立大学
>(アメリカ)のウィルトシャフター教授は、62年に警告します。「少なくとも、肝臓に
>障害がある患者にはチオクト酸を用いるべきではない」
>しかし、日本ではその後、「肝臓の妙薬」として製造許可が出てしまいました。

743 :無名草子さん:2008/10/09(木) 19:13:30
唐沢は薬科大に入学はしたものの、ほとんど通ってなかったに一票。


744 :無名草子さん:2008/10/09(木) 19:15:45
あいかわらずテキトーな知識だな


745 :無名草子さん:2008/10/09(木) 19:33:55
>>692
これには俺も驚いたし吹いたw
お前がまず町山氏に直接メールしろよってツッコまれるのを待ってるんだよな?コレ

746 :無名草子さん:2008/10/09(木) 19:39:22
唐沢が薬についての雑学を売りにしてるんなら、東大の高橋晄正医師のことは
知ってて当然だと思うけどなー。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%99%84%E6%AD%A3






   
 
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