トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/9/25  2:11

クコ寝クコ飯クコ湯が大好きだった……わけではない  『トンデモ一行知識の逆襲』間違い探し編

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.104 表題
平安時代の薬学者・竹田千継は、毎日クコ飯を食べクコ酒を飲みクコ風呂に
入っていたので、九十七歳になっても髪の毛が黒々としていた。

×毎日クコ飯を食べ ○クコ茶を飲み

毎日クコ飯を食べ」という話は伝わっていない。クコ (枸杞) の葉や茎根を 「お茶、枸杞
酒、枸杞風呂に用いた
」と、養老律令には書かれているとのこと。また、「毎日」摂取して
いたかどうかも、特に記述はない。

http://www.tvt.ne.jp/%7Ehibikist/kokoronotomopdf/0512.pdf
>日本の法律の始まりは大宝律令であるが、その次に養老律令が制定されたその施行
>細則である政治要略には枸杞(くこ)を飲めば健康になると記されている。その文章
>は、漢文であるが、ここでは和訳して、三人のみ記す。
>「長寿の秘伝薬を用いて老化をとどめた記事」①枸杞で一〇一歳
> 竹田千継は、京都愛宕郡の人で、一七歳で典薬寮(医薬局)に入って医者になった。
>本草書を読み、枸杞の項に感銘して全文を暗記した。これを実地に試すために畑二反
>を買い、枸杞を植えて春夏は葉を、秋冬は茎根を採り、お茶、枸杞酒、枸杞風呂に用
>いた。ところが、七〇歳になっても少年のように若く、髪は黒く、皮膚には光沢があり、
>耳目も達者で虫歯の一つもない「本年九七歳です」と文徳天皇の問いに答えたので、
>天皇は驚いて侍臣に命じて験視させたが間違いはなかった。


クコ飯をつくるとしたら、芽を使うことが多いようだしなあ。まあ、葉を使ったクコ飯もアリ
みたいだけど。

ちなみに、クコジュースの販売サイトによると、天海僧正はクコ飯の常食がよいといって
いたそうだが……。

http://www.rakuten.co.jp/shinjuku/714180/
>●天海僧正108歳までぼけずに大往生。健康の秘訣はと訊かれ、「クコ飯を常食する
>こと」「物事にとらわれないこと」と述べた文献が残っている。




   
 
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