2008/8/27 1:23
似ているようで違う――ワンダーネットとワンダーランド 『トンデモ一行知識の逆襲』間違い探し編
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.154 欄外
鶴が片足で立つ理由は、体温がなるべく失われないようにするため。
ワンダーネット (奇網、奇驚網) と呼ばれる毛細血管の網は、水についた足のような
部位を通って冷えてしまった静脈血を、暖かい動脈血によって加温されてから体内に
戻すようにする。さらに、片足をあげたり嘴を羽毛の中にしまったりすれば、身体を
冷やす要因を減らすことができる。
このワンダーネットには、上記のような温度調節の機能に加えて、血圧調整の機能
もある。長い首をもつキリンが急に頭を上下させても立ちくらみを起こさない理由は、
ワンダーネットが血圧を一定に保つためだと説明されることが多い。
想像するに、キリンでのワンダーネットの効用の説明を、唐沢俊一は中途半端に鶴に
適用してしまったのではないか。高いところにあるキリンの頭の話ならば、「血液の高低
差を軽減し心臓の負担を減らす」「貧血で倒れる」などという言葉が出てくるのもわかる
ような気がするが、鶴が「両足で立つと貧血で倒れる」の方は、その点よくわからない。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa804176.html?ans_count_asc=2
>水鳥や湿地に生息する鳥〈確か,エスキモー犬も持っていたように記憶しています
>が…〉は「ワンダーネット」と呼ばれる一種の熱交換機を持ちます。冷えた静脈血を
>暖かい動脈血で温めて体内に戻す仕組みで,足の基部にあります。
>
>鶴など湿地に生息する鳥は,湿地で天敵から逃れて休む傾向があります。この際に
>1本足で立ち,他の1本を羽毛の中にしまい込んで休む方が体温維持のロスが少な
>いからです。
>
>同様に,嘴からも体温を奪われますので,羽毛の中にしまい込みます。
http://www.mc-medical.com/column?column_id=3
>このワンダーネット(奇網)と呼ばれる血管は頭部の場合、ラジエターの役割もして
>いて、全力で走ったりした場合体温上昇した血液が頭部に行く際に鼻の水分が熱と
>共に気化して冷やされてこのワンダーネットを通る血液は冷やされて脳に送られると
>いう構造になっているのだそうです。
>つまり血管は血圧調整と温度調節が巧みに成された自然の理そのものです。
>もう一つ例を上げると、鶴は足を水の中に入れたまま片足で立っていたりしますが、
>寒くないのでしょうか? 足には羽もないのに?
>ここでも自然の熱交換システムが見事に働いています。対向流(湯沸かし器同様)
>の機能を有しています。
>上が暖かい上体で、下が冷えた脚なの動脈と静脈が併走し挟むように走り、鼠形部
>で、静脈血が全然熱を失っていない動脈血に最後の加温をされ、ほぼ体温と等しく
>なって、体内にもどります。
>動脈血は、下肢に向かうに従って徐々に熱を失い、その分静脈血が暖まります。
>最も下の方では、だいぶ冷やされた、動脈血が、全く加温されていない静脈血に最後
>の熱を与え、冷たいが酸素の豊富な血液として、足先を環流して凍傷を防止します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/キリン
>キリン科に属するキリンとオカピの後頭部には「ワンダーネット(奇驚網)」と呼ばれる
>網目状の毛細血管が張り巡らされている。この「ワンダーネット」が急激な血圧の変化
>を吸収するため、急に頭を上げ下げをしても、立ちくらみをすることがない。
その他参考 URL:
- http://blog.livedoor.jp/kumagai_satoshi219/archives/50923202.html
・鶴が片足で立つ理由は、血液の高低差を軽減し心臓の負担を減らすため。
両足で立つと貧血で倒れる。
鶴が片足で立つ理由は、体温がなるべく失われないようにするため。
ワンダーネット (奇網、奇驚網) と呼ばれる毛細血管の網は、水についた足のような
部位を通って冷えてしまった静脈血を、暖かい動脈血によって加温されてから体内に
戻すようにする。さらに、片足をあげたり嘴を羽毛の中にしまったりすれば、身体を
冷やす要因を減らすことができる。
このワンダーネットには、上記のような温度調節の機能に加えて、血圧調整の機能
もある。長い首をもつキリンが急に頭を上下させても立ちくらみを起こさない理由は、
ワンダーネットが血圧を一定に保つためだと説明されることが多い。
想像するに、キリンでのワンダーネットの効用の説明を、唐沢俊一は中途半端に鶴に
適用してしまったのではないか。高いところにあるキリンの頭の話ならば、「血液の高低
差を軽減し心臓の負担を減らす」「貧血で倒れる」などという言葉が出てくるのもわかる
ような気がするが、鶴が「両足で立つと貧血で倒れる」の方は、その点よくわからない。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa804176.html?ans_count_asc=2
>水鳥や湿地に生息する鳥〈確か,エスキモー犬も持っていたように記憶しています
>が…〉は「ワンダーネット」と呼ばれる一種の熱交換機を持ちます。冷えた静脈血を
>暖かい動脈血で温めて体内に戻す仕組みで,足の基部にあります。
>
>鶴など湿地に生息する鳥は,湿地で天敵から逃れて休む傾向があります。この際に
>1本足で立ち,他の1本を羽毛の中にしまい込んで休む方が体温維持のロスが少な
>いからです。
>
>同様に,嘴からも体温を奪われますので,羽毛の中にしまい込みます。
http://www.mc-medical.com/column?column_id=3
>このワンダーネット(奇網)と呼ばれる血管は頭部の場合、ラジエターの役割もして
>いて、全力で走ったりした場合体温上昇した血液が頭部に行く際に鼻の水分が熱と
>共に気化して冷やされてこのワンダーネットを通る血液は冷やされて脳に送られると
>いう構造になっているのだそうです。
>つまり血管は血圧調整と温度調節が巧みに成された自然の理そのものです。
>もう一つ例を上げると、鶴は足を水の中に入れたまま片足で立っていたりしますが、
>寒くないのでしょうか? 足には羽もないのに?
>ここでも自然の熱交換システムが見事に働いています。対向流(湯沸かし器同様)
>の機能を有しています。
>上が暖かい上体で、下が冷えた脚なの動脈と静脈が併走し挟むように走り、鼠形部
>で、静脈血が全然熱を失っていない動脈血に最後の加温をされ、ほぼ体温と等しく
>なって、体内にもどります。
>動脈血は、下肢に向かうに従って徐々に熱を失い、その分静脈血が暖まります。
>最も下の方では、だいぶ冷やされた、動脈血が、全く加温されていない静脈血に最後
>の熱を与え、冷たいが酸素の豊富な血液として、足先を環流して凍傷を防止します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/キリン
>キリン科に属するキリンとオカピの後頭部には「ワンダーネット(奇驚網)」と呼ばれる
>網目状の毛細血管が張り巡らされている。この「ワンダーネット」が急激な血圧の変化
>を吸収するため、急に頭を上げ下げをしても、立ちくらみをすることがない。
その他参考 URL:
- http://blog.livedoor.jp/kumagai_satoshi219/archives/50923202.html
2008/8/29 2:03
投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/
http://tondemonai2.web.fc2.com/
2008/8/28 20:04
投稿者:金平糖
・・・・・・・
鶴が片足で立つのはある程度の時間じっとしてるときで
飛行から着地の際も両足おろしてますし
普通に両足で立ったり歩いたりします
当たり前の話ですが、、、、
唐沢さんは生きてる鶴は見たことないのだろうか?
それ以前に、鶴があるくとか思わないのだろうか?
ちょっとビックリです
鶴が片足で立つのはある程度の時間じっとしてるときで
飛行から着地の際も両足おろしてますし
普通に両足で立ったり歩いたりします
当たり前の話ですが、、、、
唐沢さんは生きてる鶴は見たことないのだろうか?
それ以前に、鶴があるくとか思わないのだろうか?
ちょっとビックリです
>両足で立つと貧血で倒れる。
としか書いていないですね、唐沢俊一の元の文章は。「長時間、両足
で立っていると」のように、勝手に脳内補完していましたが、言われ
ていれば、何だか鶴が両足で立った途端、立ちくらみを起こして倒れ
てしまう場面が頭に浮かんでしまったりして。
>それ以前に、鶴があるくとか思わないのだろうか?
これには受けました。ありえないとは言いきれない……?