トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/8/20  0:30

唐沢俊一と廣済堂出版は前世紀は付き合いがなかったの?  『トンデモ一行知識の逆襲』間違い探し編

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.135 欄外
・クラウンライターの親会社は廣済堂出版。

×クラウンライターの親会社は ○クラウンガスライターと合併したのは
×廣済堂出版 ○廣済堂

ググってみると、「クラウンライターの親会社は廣済堂」 (出版はつかない) といっている
ところも結構あるんだけど、廣済堂のサイトの http://www.kosaido.co.jp/profile/group/
を参照する限り、グループ会社の中にライターを扱っているらしい子会社はない。

廣済堂の子会社である廣済堂出版の会社情報のページには、そのまた子会社が存在
しているような記述もない。
( http://www.kosaido-pub.co.jp/company/index.php )

廣済堂の方の会社沿革のページを見ると、1978 年に廣済堂はクラウンガスライターと
合併。その時点の社名は「廣済堂クラウン株式会社」だったが、1981 年に社名を現在
と同様の「廣済堂」にしている。廣済堂出版の分離独立はそれよりずっと前の 1970 年
だから、廣済堂出版とクラウンガスライターはあまり関係がない。

http://www.kosaido.co.jp/profile/history/
>昭和45年 4月 株式会社廣済堂出版を分離独立
>昭和53年 6月 株式会社クラウンガスライター及び関東クラウン工業株式会社と
>合併し、社名を廣済堂クラウン株式会社に変更
>昭和56年 4月 社名を株式会社廣済堂に変更


http://ja.wikipedia.org/wiki/クラウンガスライター
>クラウンガスライターは、かつて日本に実在したライターの製造メーカーである。戦後
>初期の頃、市川産業株式会社として東京都で発足し、後に社名をクラウンガスライター
>に変更して廣済堂の関連会社となる。電子ライターや100円ライターで大きなシェアを
>誇り、1977年・1978年シーズンは福岡野球株式会社のメインスポンサーとなり、クラウン
>ライターライオンズ(略称・クラウン)としてプロ野球界に参戦し知名度を確固たるもの
>としたが、1978年に関連会社の関東クラウン工業と合併、廣済堂本体との合弁により
>「廣済堂クラウン」と社名を変更し、1981年に廣済堂本体へ吸収合併され消滅した。


ちなみに、『笑う雑学』『唐沢俊一の雑学王』『史上最強のムダ知識』を出しているのが
廣済堂出版……。「何でこうまで PRONTO の最後の O を抜かしたがる?」を思い出すなあ。



   
 
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