トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/8/6  2:52

アンモニアの臭いに誘われてカンジョロ  その他の雑学本 間違い探し編

『カラサワ堂変書録』 P.158
このカンディルは南方熊楠の随筆にも登場する有名な魚で、確かにアマゾン
川に産し、川で小便をしたりすると、その流れをさかのぼって尿道口に入り
込み、被害を与える、とあった。そんなチンケな害が、悪魔の血管破りにまで
拡大したのだから、やはり当時のライターの創造力というのは凄いものだ。

吸血ドジョウ“カンジョロ”についての昔の少年雑誌の記事を紹介した後に続く文章。
尿道口に入り込み」というのだけとっても、「そんなチンケな害」で片づけてよいもの
だろうかと、かなり疑問を感じるのだが。

悪魔の血管破り」というのは、別に「当時のライターの創造力」によるまったくのデマでは
なく、「肉を食いちぎりながら体内に侵入する性質」があり、侵入されると「感染症などに
よって生命を落とすことも
」あるため、アマゾンではピラニアや毒針つきの淡水エイ並か、
それ以上に恐れられているとのこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/カンディル
>カンディルは他の大型魚のエラから侵入して吸血したり、肉を食いちぎりながら体内に
>侵入する性質がある。魚のエラのアンモニアに反応するため、人間の尿道や膣など
>から内部に侵入すると言われ生息地で恐れられている。体内にカンディルが侵入した
>場合、感染症などによって生命を落とすこともあり、摘出するために切開が必要である。
>このため、現地では毒針を持つ淡水エイと並び恐れられている。


http://hiki.cre.jp/SciTech/?Candiru
>カンディル Candiru
>人間や動物の泌尿器に齧りつくとされる魚。ナマズの仲間。
>・陰部または肛門から潜り込み、鋭い歯で内臓を食い荒らす、現地ではピラニアより
> 恐れられている魚、らしい。
〈略〉
>・「川辺で立小便すると、小便の流れを遡って食い付きに来る」という伝説は、裏が取れ
> ていない。川の中で用を足していて襲われた例はある。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1217648157/194
>194 :無名草子さん:2008/08/05(火) 09:13:19
>『カラサワ堂変書録』P158

>吸血ドジョウ“カンジョロ”に関して書かれた昔の少年雑誌の記事を紹介した後

>>このカンディルは南方熊楠の随筆にも登場する有名な魚で、確かにアマゾン川に産し、
>>川で小便をしたりすると、その流れをさかのぼって尿道口に入り込み、被害を与える、
>>とあった。そんなチンケな害が、悪魔の血管破りにまで拡大したのだから、やはり
>>当時のライターの創造力というのは凄いものだ。

>小便をさかのぼるというのは伝説らしい。まだ確認されていない。「チンケな害」どころか、
>血管や内臓を食い荒らされたり、感染症や出血で死に至ることもあるという。まさに「悪魔の」
>魚なんだが、お約束通り、そこんとこはスルー。「創造力」っていうのかね。


その他参考 URL:
- http://www.kotaro269.com/archives/50354873.html



   
 
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