2008/7/20 11:51
シェルドンや矯正医学会や人類のカシコサを心配する前に…… 『トンデモ一行知識の世界』間違い探し編
『トンデモ一行知識の世界』 P.96 ~ P.97
「矯正医学総会」は、多分「日本矯正医学会総会」が正しい。
https://center.umin.ac.jp/gakkai/meeting/2006/index.htm#A00098-00008
>日本矯正医学会 第53回 日本矯正医学会総会
「シェルドン氏体型測定法」とあるが、「"体型測定法" シェルドン」でググった結果は 0 件。
体型測定の方法なら、それこそ「べつにシェルドン氏の出馬をあおがなくとも」よい気が
する。ただまあ、「身体測定法」としている資料も 1 件あったし、シェルドンの類型論をさす
用語はこれと特定できなかったけど (Wikipedia では単に「シェルドンの分類」)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/性格
>以下の分類以外にも「シェルドンの分類(クレッチマーと同じ分類)」、「ツルゲネフの分
>類(ユングと似た分類)」などがある。
唐沢俊一の説明では省略されているが、シェルドンの類型論での気質は、こんな感じ。
・内臓緊張型 (内胚葉型): 陽気で社交的な気質。クレッチマーの循環気質に相当。
・身体緊張型 (中胚葉型): 権力志向でときに攻撃的。クレッチマーの粘着気質に相当。
・頭脳緊張型 (外胚葉型): 感情を出さず非社交的。クレッチマーの分裂気質に相当。
http://charm.at.webry.info/200705/article_7.html
>W.H.シェルドン(W.H.Sheldon, 1899-1977)の発生的類型論
>
>内胚葉型(内臓緊張型・誠実性)……消化器官の発達が良く、クレッチマーの肥満型
>(循環気質)に相当する。姿勢と動作がゆったりしていて鈍重である。肉体的な享楽と
>儀式的な行動を好み、外向的で人当たりが良い。
>
>中胚葉型(身体緊張型・大胆性)……筋肉・骨格の発達が良く、クレッチマーの闘士型
>(粘着気質)に相当する。姿勢と動作がきりっとしていて機敏である。リスクのある冒険
>的な行動を好み、チャンスを掴み取るために攻撃性を見せることもある。
>
>外胚葉型(頭脳緊張型・過敏性)……中枢神経系の発達が良く、クレッチマーの細長型
>(分裂気質)に相当する。姿勢と動作がぎこちなくて固い。社会的活動に対して消極的
>で感情表現に乏しく、対人恐怖症(社会不安障害)の傾向が見られることもある。
で、唐沢俊一は、筋肉質だと労働者層、労働者層なら喧嘩などで傷害事件を多く起こし、
貧しいから窃盗も多い、だから筋肉質体型の犯罪者が多いのは「社会の仕組み」という。
これが偏見に満ちた暴論というのは、2ちゃんねるのスレへの書き込みでも指摘されて
いる (Read More 参照) 通りだし、犯罪全体に占める障害や窃盗の率の考察なしに、
「犯罪者に多いのは中胚葉型」は「説明がついてしまう」と結ぶのも飛躍が過ぎる。
さらに、シェルドンの分類をもとにグリュック夫妻や日本矯正医学会の調査した対象は
非行少年なので、「労働者層」がどうこうというのは、この意味でも的外れだろう。
唐沢俊一は最初の方で、「“トンデモ”っぽい記事」だと書いているが、トンデモとする根拠
は、上記の暴論と、「結果として十九世紀末のロンブローゾの理論の時代に舞い戻ったか
のような様相を呈している」くらい。それだけで、「昭和三十三年といえば僕が生まれた年。
このころ、すでに人類はかなりカシコクなっていたはずと思っていたんだけどなあ」という。
どちらがトンデモっぽいかわからない。
まあ、新聞記事が、体型と犯罪を短絡的に結びつけていたとしたら、確かに問題があった
だろう (それでもトンデモさで唐沢俊一を上回っていた可能性は低い)。しかし、下記に引用
する昭和 35 年 (記事の 2 年後) の犯罪白書を読む限り、人類は唐沢俊一が心配する
ほど愚かではなかったと思われる。
「犯罪原因そのものを,身体特徴との関連において,一元論的に云々しようとするのでは
ない」「直接に犯罪原因に肉迫するような所見は,まだ得られていない」としているし、
引用部分以外の記述には、脳波測定等、他の様々なアプローチについての言及もある。
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/1/nfm/n_1_2_1_1_2_2.html
>ドイツの精神医学者であるクレッチマーが身体構造―体型と性格との関係を明らかに
>して以来,ロンブローゾとはちがった意味で,身体的特徴が犯罪者人格との関連におい
>て重要な意味をもつことが再認識されるにいたった。しかし,これは,あくまでも,犯罪と
>関係の深い人格特性の基底をなす身体特徴を明らかにしようというので,犯罪原因そ
>のものを,身体特徴との関連において,一元論的に云々しようとするのではない。周知
>のように,クレッチマーは人間の体型を細長型,肥満型,闘士型および発育異常型に
>分けたが,これまでの研究では,犯罪者には,一般に,闘士型が多く肥満型の少ない
>ことが特徴とされている。〈略〉闘士型が暴力犯に特有であることについては,多くの学
>者の意見が一致している。最近,グリュック夫妻も,非行少年と非行のない少年につい
>て,シェルドンの提唱する体型(外胚葉型,中胚葉型,内胚葉型)の研究を行なった結
>果,非行少年に筋肉質の中胚葉型が多いことに関心を寄せている。この所見は,これ
>までのクレッチマーの体型診断の結果とも,ほぼ一致するものである。〈略〉これらは犯
>因性人格の身体的基礎を明らかにしようとする程度のもので,直接に犯罪原因に肉迫
>するような所見は,まだ得られていない。
その他参考URL:
- http://kara-sen.cocolog-nifty.com/buntai/2004/07/post_79.html
- http://pii-desu.hp.infoseek.co.jp/hikouteigi.htm
- http://akademeia.info/index.php?%C8%C8%BA%E1%BF%B4%CD%FD%B3%D8
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1215619596/335-
335 :無名草子さん:2008/07/14(月) 06:18:34
『トンデモ一行知識の世界』P97
>その矯正医学総会の報告では、犯罪者に多いのは中胚葉型で身体緊張型のものだということで、
>記事には犯罪に新たな科学の光を当てる、といった調子で書いている。
>しかし、これ、ちょっと考えると、筋肉質の労働者層にけんか等による傷害事件などが多く、
>またそういう層が生活するのはえてして貧しい環境であることから、窃盗等の犯罪が多いのは
>当たり前のことであって、べつにシェルドン氏の出馬をあおがなくとも、社会の仕組みの問題として
>説明がついてしまう。
中胚葉型とは「筋肉、骨組織が発達」した体型を指す。筋肉、骨組織が発達していると肉体労働者になり
喧嘩などするから犯罪者になり、肉体労働者は貧乏だから窃盗をする。恐るべき偏見に満ちた暴論だが、
これが「社会の仕組み」と言い切るのだから…。
>けんか等による傷害事件など
これだって、ごく普通の校正なら「けんかなどの傷害事件」とするよね。
354 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:14:01
>>335
「普通の校正」は文章の添削なんてしない。
てにをはがおかしいとか、主語を受ける述語が無いとかいう極端な場合は
お伺いを立てるが、当然のことながら勝手に直したりはしない。
>けんか等による傷害事件など
この例なら、スルーする校正者が多いんじゃないかな?
この程度でフセン貼ってお伺いしてたら編集も校正も仕事にならん。
355 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:17:59
単純な誤字を指摘されただけで不機嫌になったり怒ったりする著者が多いからね。
ましてや文章の乱れの指摘・手直し提案なんて、よほどのことでないかぎりやらない。
358 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:26:14
>>354>>355
「けんか等による傷害事件など 」には大きな間違いが二つある。一つは「など」という言葉を
「等」と「など」という二通りの表記にしていることだ。これは必ず指摘され統一させられる。
もう一つは「けんか“など”による傷害事件“など”」と「など」が重なっている点だ。
これぐらいなら直さないというのは、よほど杜撰な校正か、あなた方のようにお偉い作家様の場合
だけだろう。
363 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:41:29
>>358
雑誌の片隅の無署名記事ならともかく、唐沢俊一という作家の単行本でしょう。
文章の水準は著者の責任。
裏方がカバーできることには限りがある。
(以前も話題になっていたはずだが、雑学を売りにする雑学本なら内容は著者が責任を追うべきで
編集や校閲の責を問われても困る。このスレでやっているような「検証」を、
出版社の校閲がやる必要があるなら、そもそも原稿が出版に値しない欠陥品ということだ。
ちゃんと校閲したのか?ではなく、なぜ原稿段階で却下しなかった?と言って欲しい。)
表記に関しては統一が望ましいが、校正が「統一させる」なんてないよ。
編集が著者や校正に指示することはあるが。
>あなた方のようにお偉い作家様の場合だけだろう。
校正はそんなことはしないと書いただけで、「お偉い作家様」認定?
頭冷やしなさいな。
365 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:46:23
>頭冷やしなさいな。
これまた決まり文句だね。
366 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:47:22
なぜ原稿段階で却下しなかった?
367 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:53:07
むろん出版された著作の最終責任は著者にある。
でも、漢字表記がばらばらとか、内容の信憑性とか
そうした点で杜撰なものは出版しない(原稿段階で却下)するのも
出版社の責任だよ。それをゴリ押しするのは余ほどの大物作家だろう。
363氏がこれまで本を出した出版社(まさか憶測でものを言っているのではないでしょうね)が
そこら辺に頓着しなかったとは思えないのだが。
368 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:54:06
>>365
>>363が唐沢擁護に見えるの?
自分の書いたことに「それは違うよ」と言われたら、即「お偉い作家様」認定、唐沢擁護認定って、
そんなことをしていたら唐沢に批判的な人間でも
このスレから離れていくと思うのだが、それでいいのだろうか。
「普通の校正」なら絶対直すと主張し続けたいなら、まあ、好きにしてちょうだい。
369 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:59:23
>まあ、好きにしてちょうだい。
突っ込んで欲しいのか?
370 :365:2008/07/14(月) 14:06:29
おれは「>頭冷やしなさいな。これまた決まり文句だね。」しか書いてないけど。
なに興奮してるの、小母さんw
371 :無名草子さん:2008/07/14(月) 14:20:28
同人誌の場合、基本的に校正は著者本人だから
ちゃんと校正段階で推敲しないと恥をかくのは自分だよ。
唐沢の本の校正ってどこまでやられているのか知らないが
唐沢が出している同人誌って、どこまで杜撰なんだろうか。
興味あるけど、買う気はないので
どっかに落ちてないかなw
たとえば、昭和三十三年九月十七日の読売新聞夕刊に、次のような
“トンデモ”っぽい記事が載っている。第五回矯正医学総会が虎ノ門で開催
されたという記事で
「受刑者の体質その他身体的条件を調べることは、犯罪の動機や真理を
つかむ上で重要なことである」
として、最新の科学的研究の成果であるところのシェルドン氏体型測定法
を紹介してある。
これは、人間の基本的体型を、
・内胚葉型(消化器官が発達)
・中胚葉型(筋肉・骨組織が発達)
・外胚葉型(脳神経系が発達)
と分け、さらに気質を、
・内臓緊張型
・身体緊張型
・頭脳緊張型
に分けるもの。その矯正医学総会の報告では、犯罪者に多いのは中胚葉
型で身体緊張型のものだということで、記事には犯罪に新たな科学の光を
当てる、といった調子で書いている。
しかし、これ、ちょっと考えると、筋肉質の労働者層にけんか等による傷害
事件などが多く、またそういう層が生活するのはえてして貧しい環境である
ことから、窃盗等の犯罪が多いのは当たり前のことであって、べつにシェル
ドン氏の出馬をあおがなくとも、社会の仕組みの問題として説明がついて
しまう。
「矯正医学総会」は、多分「日本矯正医学会総会」が正しい。
https://center.umin.ac.jp/gakkai/meeting/2006/index.htm#A00098-00008
>日本矯正医学会 第53回 日本矯正医学会総会
「シェルドン氏体型測定法」とあるが、「"体型測定法" シェルドン」でググった結果は 0 件。
体型測定の方法なら、それこそ「べつにシェルドン氏の出馬をあおがなくとも」よい気が
する。ただまあ、「身体測定法」としている資料も 1 件あったし、シェルドンの類型論をさす
用語はこれと特定できなかったけど (Wikipedia では単に「シェルドンの分類」)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/性格
>以下の分類以外にも「シェルドンの分類(クレッチマーと同じ分類)」、「ツルゲネフの分
>類(ユングと似た分類)」などがある。
唐沢俊一の説明では省略されているが、シェルドンの類型論での気質は、こんな感じ。
・内臓緊張型 (内胚葉型): 陽気で社交的な気質。クレッチマーの循環気質に相当。
・身体緊張型 (中胚葉型): 権力志向でときに攻撃的。クレッチマーの粘着気質に相当。
・頭脳緊張型 (外胚葉型): 感情を出さず非社交的。クレッチマーの分裂気質に相当。
http://charm.at.webry.info/200705/article_7.html
>W.H.シェルドン(W.H.Sheldon, 1899-1977)の発生的類型論
>
>内胚葉型(内臓緊張型・誠実性)……消化器官の発達が良く、クレッチマーの肥満型
>(循環気質)に相当する。姿勢と動作がゆったりしていて鈍重である。肉体的な享楽と
>儀式的な行動を好み、外向的で人当たりが良い。
>
>中胚葉型(身体緊張型・大胆性)……筋肉・骨格の発達が良く、クレッチマーの闘士型
>(粘着気質)に相当する。姿勢と動作がきりっとしていて機敏である。リスクのある冒険
>的な行動を好み、チャンスを掴み取るために攻撃性を見せることもある。
>
>外胚葉型(頭脳緊張型・過敏性)……中枢神経系の発達が良く、クレッチマーの細長型
>(分裂気質)に相当する。姿勢と動作がぎこちなくて固い。社会的活動に対して消極的
>で感情表現に乏しく、対人恐怖症(社会不安障害)の傾向が見られることもある。
で、唐沢俊一は、筋肉質だと労働者層、労働者層なら喧嘩などで傷害事件を多く起こし、
貧しいから窃盗も多い、だから筋肉質体型の犯罪者が多いのは「社会の仕組み」という。
これが偏見に満ちた暴論というのは、2ちゃんねるのスレへの書き込みでも指摘されて
いる (Read More 参照) 通りだし、犯罪全体に占める障害や窃盗の率の考察なしに、
「犯罪者に多いのは中胚葉型」は「説明がついてしまう」と結ぶのも飛躍が過ぎる。
さらに、シェルドンの分類をもとにグリュック夫妻や日本矯正医学会の調査した対象は
非行少年なので、「労働者層」がどうこうというのは、この意味でも的外れだろう。
唐沢俊一は最初の方で、「“トンデモ”っぽい記事」だと書いているが、トンデモとする根拠
は、上記の暴論と、「結果として十九世紀末のロンブローゾの理論の時代に舞い戻ったか
のような様相を呈している」くらい。それだけで、「昭和三十三年といえば僕が生まれた年。
このころ、すでに人類はかなりカシコクなっていたはずと思っていたんだけどなあ」という。
どちらがトンデモっぽいかわからない。
まあ、新聞記事が、体型と犯罪を短絡的に結びつけていたとしたら、確かに問題があった
だろう (それでもトンデモさで唐沢俊一を上回っていた可能性は低い)。しかし、下記に引用
する昭和 35 年 (記事の 2 年後) の犯罪白書を読む限り、人類は唐沢俊一が心配する
ほど愚かではなかったと思われる。
「犯罪原因そのものを,身体特徴との関連において,一元論的に云々しようとするのでは
ない」「直接に犯罪原因に肉迫するような所見は,まだ得られていない」としているし、
引用部分以外の記述には、脳波測定等、他の様々なアプローチについての言及もある。
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/1/nfm/n_1_2_1_1_2_2.html
>ドイツの精神医学者であるクレッチマーが身体構造―体型と性格との関係を明らかに
>して以来,ロンブローゾとはちがった意味で,身体的特徴が犯罪者人格との関連におい
>て重要な意味をもつことが再認識されるにいたった。しかし,これは,あくまでも,犯罪と
>関係の深い人格特性の基底をなす身体特徴を明らかにしようというので,犯罪原因そ
>のものを,身体特徴との関連において,一元論的に云々しようとするのではない。周知
>のように,クレッチマーは人間の体型を細長型,肥満型,闘士型および発育異常型に
>分けたが,これまでの研究では,犯罪者には,一般に,闘士型が多く肥満型の少ない
>ことが特徴とされている。〈略〉闘士型が暴力犯に特有であることについては,多くの学
>者の意見が一致している。最近,グリュック夫妻も,非行少年と非行のない少年につい
>て,シェルドンの提唱する体型(外胚葉型,中胚葉型,内胚葉型)の研究を行なった結
>果,非行少年に筋肉質の中胚葉型が多いことに関心を寄せている。この所見は,これ
>までのクレッチマーの体型診断の結果とも,ほぼ一致するものである。〈略〉これらは犯
>因性人格の身体的基礎を明らかにしようとする程度のもので,直接に犯罪原因に肉迫
>するような所見は,まだ得られていない。
その他参考URL:
- http://kara-sen.cocolog-nifty.com/buntai/2004/07/post_79.html
- http://pii-desu.hp.infoseek.co.jp/hikouteigi.htm
- http://akademeia.info/index.php?%C8%C8%BA%E1%BF%B4%CD%FD%B3%D8
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1215619596/335-
335 :無名草子さん:2008/07/14(月) 06:18:34
『トンデモ一行知識の世界』P97
>その矯正医学総会の報告では、犯罪者に多いのは中胚葉型で身体緊張型のものだということで、
>記事には犯罪に新たな科学の光を当てる、といった調子で書いている。
>しかし、これ、ちょっと考えると、筋肉質の労働者層にけんか等による傷害事件などが多く、
>またそういう層が生活するのはえてして貧しい環境であることから、窃盗等の犯罪が多いのは
>当たり前のことであって、べつにシェルドン氏の出馬をあおがなくとも、社会の仕組みの問題として
>説明がついてしまう。
中胚葉型とは「筋肉、骨組織が発達」した体型を指す。筋肉、骨組織が発達していると肉体労働者になり
喧嘩などするから犯罪者になり、肉体労働者は貧乏だから窃盗をする。恐るべき偏見に満ちた暴論だが、
これが「社会の仕組み」と言い切るのだから…。
>けんか等による傷害事件など
これだって、ごく普通の校正なら「けんかなどの傷害事件」とするよね。
354 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:14:01
>>335
「普通の校正」は文章の添削なんてしない。
てにをはがおかしいとか、主語を受ける述語が無いとかいう極端な場合は
お伺いを立てるが、当然のことながら勝手に直したりはしない。
>けんか等による傷害事件など
この例なら、スルーする校正者が多いんじゃないかな?
この程度でフセン貼ってお伺いしてたら編集も校正も仕事にならん。
355 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:17:59
単純な誤字を指摘されただけで不機嫌になったり怒ったりする著者が多いからね。
ましてや文章の乱れの指摘・手直し提案なんて、よほどのことでないかぎりやらない。
358 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:26:14
>>354>>355
「けんか等による傷害事件など 」には大きな間違いが二つある。一つは「など」という言葉を
「等」と「など」という二通りの表記にしていることだ。これは必ず指摘され統一させられる。
もう一つは「けんか“など”による傷害事件“など”」と「など」が重なっている点だ。
これぐらいなら直さないというのは、よほど杜撰な校正か、あなた方のようにお偉い作家様の場合
だけだろう。
363 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:41:29
>>358
雑誌の片隅の無署名記事ならともかく、唐沢俊一という作家の単行本でしょう。
文章の水準は著者の責任。
裏方がカバーできることには限りがある。
(以前も話題になっていたはずだが、雑学を売りにする雑学本なら内容は著者が責任を追うべきで
編集や校閲の責を問われても困る。このスレでやっているような「検証」を、
出版社の校閲がやる必要があるなら、そもそも原稿が出版に値しない欠陥品ということだ。
ちゃんと校閲したのか?ではなく、なぜ原稿段階で却下しなかった?と言って欲しい。)
表記に関しては統一が望ましいが、校正が「統一させる」なんてないよ。
編集が著者や校正に指示することはあるが。
>あなた方のようにお偉い作家様の場合だけだろう。
校正はそんなことはしないと書いただけで、「お偉い作家様」認定?
頭冷やしなさいな。
365 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:46:23
>頭冷やしなさいな。
これまた決まり文句だね。
366 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:47:22
なぜ原稿段階で却下しなかった?
367 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:53:07
むろん出版された著作の最終責任は著者にある。
でも、漢字表記がばらばらとか、内容の信憑性とか
そうした点で杜撰なものは出版しない(原稿段階で却下)するのも
出版社の責任だよ。それをゴリ押しするのは余ほどの大物作家だろう。
363氏がこれまで本を出した出版社(まさか憶測でものを言っているのではないでしょうね)が
そこら辺に頓着しなかったとは思えないのだが。
368 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:54:06
>>365
>>363が唐沢擁護に見えるの?
自分の書いたことに「それは違うよ」と言われたら、即「お偉い作家様」認定、唐沢擁護認定って、
そんなことをしていたら唐沢に批判的な人間でも
このスレから離れていくと思うのだが、それでいいのだろうか。
「普通の校正」なら絶対直すと主張し続けたいなら、まあ、好きにしてちょうだい。
369 :無名草子さん:2008/07/14(月) 13:59:23
>まあ、好きにしてちょうだい。
突っ込んで欲しいのか?
370 :365:2008/07/14(月) 14:06:29
おれは「>頭冷やしなさいな。これまた決まり文句だね。」しか書いてないけど。
なに興奮してるの、小母さんw
371 :無名草子さん:2008/07/14(月) 14:20:28
同人誌の場合、基本的に校正は著者本人だから
ちゃんと校正段階で推敲しないと恥をかくのは自分だよ。
唐沢の本の校正ってどこまでやられているのか知らないが
唐沢が出している同人誌って、どこまで杜撰なんだろうか。
興味あるけど、買う気はないので
どっかに落ちてないかなw