2008/7/19 11:13
キュレネさんって綺麗ね、かしら 『トンデモ一行知識の世界』間違い探し編
『トンデモ一行知識の世界』 P.94
アリストパネスの『蛙』が元ネタなら、有名な遊女の名は「キレーネ」ではなく「キュレネ」
または「キュレネー」で、彼女が「セックス指南の書を書いた」とは伝えられていない模様。
http://ja.wikipedia.org/wiki/体位_(アダルト用語)
>古代ギリシャでのそれはアリストパネスの喜劇『女の平和』の中に女たちが性交断ちの
>誓いをするセリフ「天井にスリッパをさしあげ(正常位?)」「チーズ削りの上の雌ライオン式
>に立ち(後背位?)」とあるのがその例となろう。さらに『蛙』には「キュレネーの十二手式」
>なるものが出てきており、これは名高い遊女の名である。
『ギリシア喜劇 II 』 アリストパネス (下) P.387 (ちくま文庫)
>アイロキュロス こんなものを作りながらわしの歌をばよくも非難しおったな、キュレネの
>十二手式[4]の歌作りめが。
同書、P.423 の訳注
>(4) キュレネは有名な遊女の名であって、その十二手とは、わが国の四十八手というに
>等しい。
表記としてはキレーネでもアリとすべきかとも迷ったけれど、地名の方ならまだしも、人名
やニンフの名前をキレーネ表記しているのはごく少数で、ググっても一桁程度。
http://ja.wikipedia.org/wiki/キュレーネー
>キュレーネー(Kyllene, ギリシア語:Κυλλ?νη)はギリシア神話に登場する地名
>あるいはニンフ。長音を省略してキュレネとも表記される。ニンフのキュレーネーは
>ゼウスの娘とされることから、木星の衛星のひとつに名付けられている。アポローンの
>恋人でアリスタイオスの母親のキューレーネー(Kyrene)とは別人。
この当時は売春婦がセックス指南の書を書いたらしく、高級娼婦であった
エレファンティスやキレーネなどという女性の著書は長いこと、ギリシアに
おけるハウツーセックス本として流布したらしい。キレーネの本における体位
の数は十二だそうで、これくらいなら、という気にさせる。
アリストパネスの『蛙』が元ネタなら、有名な遊女の名は「キレーネ」ではなく「キュレネ」
または「キュレネー」で、彼女が「セックス指南の書を書いた」とは伝えられていない模様。
http://ja.wikipedia.org/wiki/体位_(アダルト用語)
>古代ギリシャでのそれはアリストパネスの喜劇『女の平和』の中に女たちが性交断ちの
>誓いをするセリフ「天井にスリッパをさしあげ(正常位?)」「チーズ削りの上の雌ライオン式
>に立ち(後背位?)」とあるのがその例となろう。さらに『蛙』には「キュレネーの十二手式」
>なるものが出てきており、これは名高い遊女の名である。
『ギリシア喜劇 II 』 アリストパネス (下) P.387 (ちくま文庫)
>アイロキュロス こんなものを作りながらわしの歌をばよくも非難しおったな、キュレネの
>十二手式[4]の歌作りめが。
同書、P.423 の訳注
>(4) キュレネは有名な遊女の名であって、その十二手とは、わが国の四十八手というに
>等しい。
表記としてはキレーネでもアリとすべきかとも迷ったけれど、地名の方ならまだしも、人名
やニンフの名前をキレーネ表記しているのはごく少数で、ググっても一桁程度。
http://ja.wikipedia.org/wiki/キュレーネー
>キュレーネー(Kyllene, ギリシア語:Κυλλ?νη)はギリシア神話に登場する地名
>あるいはニンフ。長音を省略してキュレネとも表記される。ニンフのキュレーネーは
>ゼウスの娘とされることから、木星の衛星のひとつに名付けられている。アポローンの
>恋人でアリスタイオスの母親のキューレーネー(Kyrene)とは別人。