2008/7/13 1:02
可も不可もあるカフカの精神分裂病説 その他の雑学本 間違い探し編
『キッチュワールド案内』 P.110
フランツ・カフカは精神分裂病 (最近の呼び方では、統合失調症) であったと、さらりと
断言しているが、そのような説をとなえる人は存在するものの、定説とはされていない。
2ちゃんねるのスレにも指摘があった (Read More 参照) ように、カフカが心気症の傾向
があったことと混同しているか、作品内容 (『城』に描かれている世界は統合失調症患者
の精神世界に似ている等) からカフカを統合失調症としている説を、広く認められている
説だと誤解しているのではないかと思われる。
まあ、病跡学という学問を貶すわけではないが、1924 年に死亡しているカフカを今から
直接診断できるわけではなし、彼が精神疾患をわずらっていた証拠 (精神病と診断され
たことがある等) が経歴に残っているわけでもないので、後世になってからの一部の精神
科医による精神分裂病との診断が、分野を越えて受け入れられるのは難しいのでは。
http://ja.wikipedia.org/wiki/フランツ・カフカ
>フランツ・カフカ(Franz Kafka, 1883年7月3日 - 1924年6月3日)は、出生地に即せば
>現在のチェコの小説家。ユダヤ人の家庭に生まれ、作品はドイツ語で発表した。
〈略〉
>カフカは肉体的劣等感のせいもあって健康には非常に気をつかい、ヒポコンデリー
>(=心気症)気味なところがあったが、身体は健康で、寒中水泳やハイキングなどを
>楽しんだ。
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa321843.html
> 先般映画化されたBEAUTIFUL MIND の原作本を読んでいて、ご指摘のカフカの「城」
>が、精神分裂病(最近は「統合失調症」とかに名前が変わったんでしたっけ?)患者の
>典型的な精神状態を表しているということをはじめて知りました。カフカ自身がこの病気
>に苦しんでいたのかどうかは分かりませんが、「変身」なんかも、いわれてみれば似た
>ようなところがあります。
http://d.hatena.ne.jp/you999/20060305#p1
> 天才の病跡学に関しては、範囲が広すぎるのではないかと思いました。一応、説に
>過ぎないと注意書きはありましたが・・・統合失調症とされたのが、ニュートン、芥川
>龍之介、三島由紀夫、中原中也、ヴィトゲンシュタイン、カフカ、ヘルダーリン・・・三島
>由紀夫なんかどうみても違うと思うのですが・・・
http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1214482730/
707 :無名草子さん:2008/07/09(水) 11:54:36
『キッチュワールド案内』P110
>カフカの精神分裂病は『変身』『城』など不条理極まりないイメージを生み出した
カフカは統合失調症だったのか? 「不条理極まりないイメージ」とは具体的に何を刺すのか?
719 :無名草子さん:2008/07/09(水) 13:27:27
>>707
カフカが少し心気症の傾向があったことを勘違いしているのでは?
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_430.htm
>心気症は,冒頭で記したように,重い病気に罹っているのではないかという
>考え(固着観念)にとらわれて,他者にそれを訴え続ける状態である。心気的
>固着観念は妄想的確信にまでは至らず,患者はいわば半信半疑のままとらわれ
>続けており,心気妄想とは異なっている。
>>713
ムーラン・ルージュは、ショーは開催されていたが、劇場ではなくキャバレー。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC
>キャバレーとは、本来はダンスやコメディショーなどパフォーマンスをする
>舞台のあるレストランやナイトクラブの事である。
(略)
>パリにはまた一方でムーラン・ルージュやリド、クレイジーホースなどの
>いわゆる高級キャバレーもあり、こちらは大規模な店内でトップレスの女性が
>舞台上でスペクタクルを繰り広げる(ただし決して卑猥なストリップショーでは
>ない)のが特徴である。
721 :無名草子さん:2008/07/09(水) 13:37:22
作品から分裂病の症状を読み取る人もいるようだが、根拠が希薄なような・・・
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa321843.html
カフカの精神分裂病は『変身』『城』など不条理極まりないイメージを生み
出したし、
フランツ・カフカは精神分裂病 (最近の呼び方では、統合失調症) であったと、さらりと
断言しているが、そのような説をとなえる人は存在するものの、定説とはされていない。
2ちゃんねるのスレにも指摘があった (Read More 参照) ように、カフカが心気症の傾向
があったことと混同しているか、作品内容 (『城』に描かれている世界は統合失調症患者
の精神世界に似ている等) からカフカを統合失調症としている説を、広く認められている
説だと誤解しているのではないかと思われる。
まあ、病跡学という学問を貶すわけではないが、1924 年に死亡しているカフカを今から
直接診断できるわけではなし、彼が精神疾患をわずらっていた証拠 (精神病と診断され
たことがある等) が経歴に残っているわけでもないので、後世になってからの一部の精神
科医による精神分裂病との診断が、分野を越えて受け入れられるのは難しいのでは。
http://ja.wikipedia.org/wiki/フランツ・カフカ
>フランツ・カフカ(Franz Kafka, 1883年7月3日 - 1924年6月3日)は、出生地に即せば
>現在のチェコの小説家。ユダヤ人の家庭に生まれ、作品はドイツ語で発表した。
〈略〉
>カフカは肉体的劣等感のせいもあって健康には非常に気をつかい、ヒポコンデリー
>(=心気症)気味なところがあったが、身体は健康で、寒中水泳やハイキングなどを
>楽しんだ。
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa321843.html
> 先般映画化されたBEAUTIFUL MIND の原作本を読んでいて、ご指摘のカフカの「城」
>が、精神分裂病(最近は「統合失調症」とかに名前が変わったんでしたっけ?)患者の
>典型的な精神状態を表しているということをはじめて知りました。カフカ自身がこの病気
>に苦しんでいたのかどうかは分かりませんが、「変身」なんかも、いわれてみれば似た
>ようなところがあります。
http://d.hatena.ne.jp/you999/20060305#p1
> 天才の病跡学に関しては、範囲が広すぎるのではないかと思いました。一応、説に
>過ぎないと注意書きはありましたが・・・統合失調症とされたのが、ニュートン、芥川
>龍之介、三島由紀夫、中原中也、ヴィトゲンシュタイン、カフカ、ヘルダーリン・・・三島
>由紀夫なんかどうみても違うと思うのですが・・・
http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1214482730/
707 :無名草子さん:2008/07/09(水) 11:54:36
『キッチュワールド案内』P110
>カフカの精神分裂病は『変身』『城』など不条理極まりないイメージを生み出した
カフカは統合失調症だったのか? 「不条理極まりないイメージ」とは具体的に何を刺すのか?
719 :無名草子さん:2008/07/09(水) 13:27:27
>>707
カフカが少し心気症の傾向があったことを勘違いしているのでは?
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_430.htm
>心気症は,冒頭で記したように,重い病気に罹っているのではないかという
>考え(固着観念)にとらわれて,他者にそれを訴え続ける状態である。心気的
>固着観念は妄想的確信にまでは至らず,患者はいわば半信半疑のままとらわれ
>続けており,心気妄想とは異なっている。
>>713
ムーラン・ルージュは、ショーは開催されていたが、劇場ではなくキャバレー。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC
>キャバレーとは、本来はダンスやコメディショーなどパフォーマンスをする
>舞台のあるレストランやナイトクラブの事である。
(略)
>パリにはまた一方でムーラン・ルージュやリド、クレイジーホースなどの
>いわゆる高級キャバレーもあり、こちらは大規模な店内でトップレスの女性が
>舞台上でスペクタクルを繰り広げる(ただし決して卑猥なストリップショーでは
>ない)のが特徴である。
721 :無名草子さん:2008/07/09(水) 13:37:22
作品から分裂病の症状を読み取る人もいるようだが、根拠が希薄なような・・・
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa321843.html