トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/560.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/ で続きの Blog をやっています
   
 

2008/7/6  13:43

引用元隠蔽とツギハギ劣化コピーの唐沢式読書術  その他の雑学本 間違い探し編

『ビジネスマンの強化書』 vol.1
じつは乱読を実践している人は多くて、あの田中角栄もその1人。彼は
ゴルフをまったくやったことがない時に、ゴルフの本を1貫目(約4㎏)
読んだそうです。つまり、内容云々ではなく、量を読んだんですね。
だから、はじめてゴルフをやった時には、人に教えられるぐらい知識が
あったし、上手だったといわれています。

別のところには、こういう記述もある。
たしかに、本は無数にあります。ですから、最初は勉強したいジャンルの
本を10冊程度購入するんです。これは出版社、著者をバラバラにするのが
理想です。

上記のような文章を有料の本を買って読むくらいなら、ネット上で無料で読めるブログを
見ていた方がはるかにましだという、唐沢俊一の面目躍如 (?) の文章である。

下記に引用するブログは、個人的には唐沢俊一のパクリ元のひとつではないかと思って
いるものだが、これを読めば、「ゴルフの本を1貫目」が角栄の元秘書である早坂茂三の
エッセイからの引用であるとわかる。

さらに、「田中角栄は入門書から順に一気に読んで」いたこと、つまり唐沢俊一の文章に
ある「乱読を実践している人は多くて、あの田中角栄もその1人」「内容云々ではなく、
量を読んだ
」というのはガセビアであることもよくわかる。まあ、ゴルフならゴルフの本を
集めて読むというだけでも、「種々の書物を系統立てずに手当たり次第に読む」という
乱読の定義にはあてはまらず、唐沢俊一のいう「乱読」はトンデモな定義の「乱読」で
しかないわけだが。

最初は勉強したいジャンルの本を10冊程度購入」というのも「乱読」には該当しない。
これも、ブログの方を読めば、立花隆が似たようなことをいっていたことがわかるし、
それは「入門書から高度そうな内容のものまで」一気に選び出す方法だということも
わかる。

――つまり、ブログをひとつ読みさえすれば、唐沢俊一による劣化や参考文献の隠蔽を
まぬがれた情報を取得することができるというわけだ。

http://diarynote.jp/d/12917/20050503.html
>これは昨年お亡くなりになった田中角栄の元秘書である早坂茂三さんがエッセイで
>書いておられたことなんですが、田中角栄という人は、とにかく実に良く勉強する人
>だったそうで、官僚が舌をまくほど、何事につけ良く知っていたし、問題の解決法まで
>見据えた法案作成まで自分ひとりでできてしまう人だったそうなんですが、その勉強
>の仕方が上記の一言なわけです。

>とにかく本を「一貫目ほとも買ってこい」なんです。
>たとえば政治家連中とゴルフをせねばならなくなった時でも、秘書の早坂さんに「一貫
>目ほとも買ってこい」とゴルフの入門書やら何やらを買いに行かせる。
>これを田中角栄は入門書から順に一気に読んでいくそうです。で、どうなるかというと、
>これでゴルフが一気にうまくなったりするわけです。

>書物なんて机上の論理だからいくら本だけ読んでも役に立つまいと思ってる人は大間
>違いなんですね。まず、一気にその世界の大枠、概略を知ってしまう。これほどムダの
>ない「指針」はないわけですよ。そうなれば、あとの練習がすべて目的にかなう。
〈略〉
>で、ここで僕は「田中角栄の勉強法」と名付けましたけど、僕はこの勉強の仕方は早坂
>茂三さんの書籍を読むより先に立花隆氏の書いた本などで知ってたわけです。

>立花隆氏も同じやり方をしている。まずテーマを決めたら、書店でそのジャンルの本棚
>の前に立ち、入門書から高度そうな内容のものまで、一気に10冊くらいを選び出して、
>それを買うというところから話を始めてるんですね。
〈略〉
>また、すでに入門書で読んで知っている内容なら、それこそサササっと飛ばし読みでき
>るから、小難しい本でも余分なところを読まずに済ませるなんてこともできるわけです。
>総合的に見て、実に効率的な知識の習得が可能になる。


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=乱読&dtype=0&stype=1&dname=0ss
>らんどく0 【乱読・濫読】
>(名) スル 種々の書物を系統立てずに手当たり次第に読むこと。



また、前述の「乱読を実践している人は多くて、あの田中角栄もその1人」「内容云々では
なく、量を読んだ
」がガセビアというのは、下記のブログからもうかがえる。

一心不乱に熟読し、それらをすべて読破し終える」というのは、内容を把握してこそだ。
本を選ぶにあたって書評などで絞り込むことをしないでまとまった量で買うことと、いざ
それらの本を読むときに「内容云々ではなく、量を読」むこととは別なのだが、唐沢俊一は
これらをいっしょにしてしまっているのだろう。

http://mblog.excite.co.jp/user/heitaroh/entry/detail/?id=7190089
>また、田中角栄元首相は、当初、ゴルフはしなかったそうですが、周囲の勧めもあっ
>て、ようやく、ゴルフをやることを承諾したとか・・・。ところが、一旦、「やる!」と宣言
>した後は、まず、大量にゴルフの指導書を買ってこさせて一心不乱に熟読し、それらを
>すべて読破し終えると、次に、庭に出て、これまた、一心不乱にひたすら素振りを繰り
>返したとか・・・。
>秘書が、いくら、「親父さん、ゴルフというのはそういうものじゃないんですよ。そんなこと
>ばかりしてないで、ちゃんと、レッスンプロに習わないとだめですよ・・・」と言っても頑と
>して耳を貸さなかった・・・と。で、その状態で、いざ、本コースに出たところ、いきなり、
>初めてのラウンドで80台で廻ったといいます。



唐沢俊一 まとめwiki - 間違い5での検証内容と、2ちゃんねるのスレへの最近の書き
込みは、Read More を参照のこと。




http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/69.html
唐沢式読書術はマネしないほうがいいよ
『ビジネスマンの強化書』vol.1
「10万冊を読破した雑学王が語る本の上手な読み方、選び方」というものすごいタイトル
の記事で登場している。唐沢は50歳だから、単純計算でも 年に2000冊、1日に5冊以上
は読まないと10万冊はいかないのだが。
 この記事で唐沢は「勉強したいジャンルの本を10冊読んでみる」という 「乱読のススメ」
を提唱している。で、よせばいいのにここでもトリビアを披露していて、やっぱりこれが
間違っている。
「じつは乱読を実践している人は多くて、あの田中角栄もその1人。彼はゴルフをまったくやったことがない時に、ゴルフの本を1貫目(約4㎏)読んだそうです。つまり、内容云々ではなく、量を読んだんですね。だから、はじめてゴルフをやった時には、人に教えられるぐらい知識があったし、上手だったといわれています」

さて、実際に田中角栄がどのような読書法をしていたかというと、
2ちゃんねるより抜粋
「田中角栄の勉強方法」「関連項目の書物を一貫目ほども買ってくる」
田中角栄という人は、とにかく実に良く勉強する人だったそうで、官僚が舌をまくほど、何事につけ良く知っていたし、問題の解決法まで見据えた法案作成まで自分ひとりでできてしまう人だったそう その勉強の仕方が上記の一言なわけです。
とにかく本を「一貫目ほども買ってこい」なんです。
たとえば政治家連中とゴルフをせねばならなくなった時でも、まぁ大きな書店のゴルフ関連本の棚の一段分くらいは買ってくるわけです。
これを田中角栄は入門書から順に一気に読んでいくそうです。
で、どうなるかというと、これでゴルフが一気にうまくなったりするわけです。
システムトレード とある投資家のブログ 沢神秀の日記

 乱読というのは手当たり次第に本を読むことである。上の文章を読む限り、角栄はゴル
フについて勉強するという明確な目的を持って読書していて、しかも「入門書から順に」
読んでいくやりかたをとっている。むやみやたらに量だけを読んだわけではないのであって、
とても乱読とはいえない。「一貫目」という単語が出ていることから、上のブログの
ソースである2ちゃんねるの書き込みと唐沢の発言は同じ本を典拠にしているはずなのだ
が、どうして内容にこれほど違いが出るのかわからない。ついでに言うと、「勉強したい
ジャンルの本を10冊読んでみる」というのも乱読をすすめたことにはならないだろう。
また、こんなエピソードもある。
また、田中角栄元首相は、当初、ゴルフはしなかったそうですが、周囲の勧めもあって、ようやく、ゴルフをやることを承諾したとか・・・。
ところが、一旦、「やる!」と宣言した後は、まず、大量にゴルフの指導書を買ってこさせて一心不乱に熟読し、それらをすべて読破し終えると、次に、庭に出て、これまた、一心不乱にひたすら素振りを繰り返したとか・・・。
平太郎独白録

 本を読むだけでなく練習もちゃんとしていたわけだ。あたりまえのことだが、 本を読む
だけでゴルフが上手くなるわけがない 。


http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1214482730/506-

506 :無名草子さん:2008/07/06(日) 00:13:48
http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/69.html
>唐沢式読書術はマネしないほうがいいよ
>『ビジネスマンの強化書』vol.1

> この記事で唐沢は「勉強したいジャンルの本を10冊読んでみる」という 「乱読のススメ」
>を提唱している。で、よせばいいのにここでもトリビアを披露していて、やっぱりこれが
>間違っている。

「勉強したいジャンルの本を10冊読んでみる」って、もしかして、このブログからの劣化コピー?

http://diarynote.jp/d/12917/20050503.html
>僕の場合、不得手項目の学習には、「田中角栄の勉強方法」が、とても役に立つと思ってます。
>それはどういう方法かというと、「関連項目の書物を一貫目ほども買ってくる」というやり方です。

>これは昨年お亡くなりになった田中角栄の元秘書である早坂茂三さんがエッセイで書いておられた
>ことなんですが、田中角栄という人は、とにかく実に良く勉強する人だったそうで、官僚が舌を
>まくほど、何事につけ良く知っていたし、問題の解決法まで見据えた法案作成まで自分ひとりで
>できてしまう人だったそうなんですが、その勉強の仕方が上記の一言なわけです。

>とにかく本を「一貫目ほとも買ってこい」なんです。
>たとえば政治家連中とゴルフをせねばならなくなった時でも、秘書の早坂さんに「一貫目ほとも
>買ってこい」とゴルフの入門書やら何やらを買いに行かせる。

>これを田中角栄は入門書から順に一気に読んでいくそうです。で、どうなるかというと、これで
>ゴルフが一気にうまくなったりするわけです。

ここまでは、早坂茂三氏のエッセイを要約したらしい内容。(続く)

507 :無名草子さん:2008/07/06(日) 00:15:37
>>506 続き

でも、この続きは、このブログの人が独自に書いたんじゃないかなあ。

>書物なんて机上の論理だからいくら本だけ読んでも役に立つまいと思ってる人は大間違いなんですね。
>まず、一気にその世界の大枠、概略を知ってしまう。これほどムダのない「指針」はないわけですよ。
>そうなれば、あとの練習がすべて目的にかなう。ムダがない。
>ま、そういうことなんでしょう。

>だから勉強するなら、「これだ」という特定のジャンルを決めて、一気に一貫目、そこまで
>できなくても、まぁ10冊くらいの書籍を、バババババーと読んでしまうのが一番効率的です。

これを劣化コピー混じりの丸コピしたんじゃないか?

508 :無名草子さん:2008/07/06(日) 01:16:23
>>507
>これを劣化コピー混じりの丸コピしたんじゃないか?
それはちょっと苦しいんじゃないか?
10冊読めぐらい誰でもいいそうだし


509 :無名草子さん:2008/07/06(日) 01:22:09
>>508
いや「誰でもいいそう」というより、立花隆がいった、ということでしょ。
ただまあ、どうせ唐沢俊一は早坂氏のエッセイも、このブログの人のいう立花隆の本も
読んでなくて、このブログだけ読んでパクったんだろうけど。

http://diarynote.jp/d/12917/20050503.html
>立花隆氏も同じやり方をしている。まずテーマを決めたら、書店でそのジャンルの本棚の前に立ち、
>入門書から高度そうな内容のものまで、一気に10冊くらいを選び出して、それを買うというところ
>から話を始めてるんですね。これが実に印象的だったんです。

511 :無名草子さん:2008/07/06(日) 01:36:48
何というか、「最初は勉強したいジャンルの本を10冊程度購入」「良本と駄本、両方を読む」
「1/3読んで興味が持てないなら諦める」「複数の大型書店と書評家をおさえておく」
どれも、それぞれ単独でみればアリだと思うけど、まとめて紹介となると、部分的に矛盾が
発生すると思うんだけど。

この矛盾ぐあいというか、一貫性のなさは、意味もわからずツギハギパクリをやらかす
パクラーの書く文章だなあって感じでは。

http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51442695.html
>■唐沢俊一さん
>●本の上手な選び方、読み方(抜粋)
>⇒1ジャンルにつき10冊ずつ購入する
> たしかに、本は無数にあります。ですから、最初は勉強したいジャンルの本を10冊程度購入する
> んです。これは出版社、著者をバラバラにするのが理想です。
>⇒複数の大型書店と書評家をおさえておく
> 普段本を読まない人にはわかりにくいかもしれませんが、大型書店にも個性はあります。(中略)
> また、書評家に関しては、ネットでオススメの本を紹介している人も多いので、探しやすいでしょ
> う。大事なのは、複数見つけておくこと。とくに書評家に関しては、1人だけお気に入りを見つけた 
> からといって、全部その人のセレクトでは、ただの追っかけになってしまいます。

523 :無名草子さん:2008/07/06(日) 11:46:10
http://www.tobunken.com/news/news20080701110658.html
から、アドレスをコピペして (何しろリンクとして貼られていない)
http://www.tobunken.com/diary/diary20080626135752.html にいくと、
>あわててオノに電話し、原稿依頼のあったK社編集部に
>問い合わせてもらったら、業界大手の某制作会社が間際で
>試写会場を自社のスタジオに変更し、しかもそれをK社に
>知らせてなかったとのこと。
>向う(K社)は大慌て、平謝りだったという。

本当にどうでもいい人として扱われているんだなあ。
マネージャが使えない人なのかも知れないが。

>5時半、再度家を出て渋谷へ。まだ雨降っているのでタクシー
>使う。事務所でオノと打ち合わせして、それからテレ朝6時半入り、
>と思っていたら、オノから緊急連絡、6時半というのは入りではなく
>回しの時刻であったという。

524 :無名草子さん:2008/07/06(日) 11:55:46
こういう無能なドタバタぶりをしょっちゅう披露している奴が、
『ビジネスマンの強化書』に原稿を書いたり、
「トリビア名誉教授唐沢俊一のビジネス課外授業。」というタイトルの連載したりって
悪い冗談にしか思えない。
そうでなくても、唐沢俊一とビジネスって水と油だろう本来。

525 :無名草子さん:2008/07/06(日) 12:31:11
>>508-509
ここでいう「1分野制覇」方式を、前提抜きに劣化コピーしたのかな。
劣化コピーの部分は「乱読」とかね。
ゴルフならゴルフについての本を、入門書から専門書まで取り揃えて、
入門書から先に読んで行くというのを「乱読」というのは、
唐沢俊一並の知能の人間くらいでしょう。

http://kitayuu.21.dtiblog.com/blog-category-1.html
>【1分野制覇:鈴木健二式】
>・本を10冊集める
>・基本となる本を1冊含む(代表的、網羅的、入門、など)
>・基本書を全文熟読。残りは二八の法則で
>【1分野制覇:立花隆式】
>・本を20冊ほど集める
>・入門数冊、解説数冊、論文、関連読み物、事典、年鑑
>・写真読みでこなして行き、重要そうなキーワードを発見したらそこだけ読む
>・いかに速く要点をつかむかが大切
>・そして、目的と好奇心をもって読書すること



   
 
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