2008/7/1 1:19
不可解と妄想が後追い自殺を誘発することもある その他の雑学本 間違い探し編
『月刊ほんとうに怖い童話』 2008 年 7 月号
コラム 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』 の芥川龍之介『或旧友へ送る手記』の紹介。
『或旧友へ送る手記』の中の「唯ぼんやりした不安である」などは言及されることも多くて
印象的ではあるし、芥川の自殺の報は大きな衝撃をあたえ、後追い自殺も出たとはいう。
しかし、藤村操などとは異なり、「自殺ブームを起こした」わけではない――というのは、
唐沢俊一 まとめwiki - 間違い5にも書かれている通り。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/20_14619.html
>自殺者は大抵レニエの描いたやうに何の為に自殺するかを知らないであらう。それは
>我々の行為するやうに複雑な動機を含んでゐる。が、少くとも僕の場合は唯ぼんやり
>した不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。
http://kenken.tea-nifty.com/nekojikan/2004/05/__.html
>自殺直後の新聞報道が展示されており、当時の衝撃の大きさが伝わる(後追い自殺者
>が出たのである)。これに匹敵する扱いは、三島由紀夫のニュースが最後だろうか。
思うに、『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』というからには書籍という縛りがあるわけで、
そこで「文学青年たちの間に一種の自殺ブームを起こした」という話を書こうとするのに
無理があったのでは。
日本の文学者の自殺者には、北村透谷、太宰治、芥川龍之介、有島武郎、川端康成、
三島由紀夫、田宮虎彦がいる。しかし、これら有名作家の本の中にも、文学青年の自殺
と結びつく特定の作品というのはない。弟子の田中英光などの後追い自殺者をだした
太宰治――彼の自殺には、尊敬する芥川龍之介の自殺が影響しているといわれる――に
さえ、彼のこの本を読んで人々が自殺したといえる一冊が、特に存在するわけではない。
一方、藤村操の後追い自殺者たちは、彼の遺書の文章に直接影響されたと思われるが、
これは華厳の滝の側の木に彫られたもので、本として出版されたものではない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/自殺
>北村透谷、太宰治、芥川龍之介、有島武郎、川端康成、三島由紀夫、田宮虎彦など
>多くの有名な作家が人生を終える方法に選択している。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C4%C3%E6%B1%D1%B8%F7
>田中英光 たなかひでみつ
>1948(昭和23)年5月、「芸術」に『地下室から』を発表するが、翌月の太宰治自殺に
>大きな衝撃を受け、睡眠薬に溺れていく。1949(昭和24)年11月3日、三鷹禅林寺の
>太宰治の墓前で自殺。
http://www.geocities.jp/sybrma/02hujimura.htm
>明治36年(1903年)5月、一人の18歳(満16歳10か月)の旧制一高生の死が、若者
>たちをはじめ社会の人々に大きな衝撃を与えた。彼の名は、藤村操。巌頭の大きな
>ミズナラの樹肌を削って書き残した文言が、次の「巌頭之感」である。
ただ、まあ、森鴎外が『妄想』の中で文学的に書いた「マインレンデル」の厭世哲学が、
芥川、そして間接的に、太宰や田中英光の自殺の連鎖につながったと解釈してみれば、
『妄想』が「アブナイ寄書」だったという解釈も可能かもしれないけど。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/20_14619.html
>僕はこの二年ばかりの間は死ぬことばかり考へつづけた。僕のしみじみした心もちに
>なつてマインレンデルを読んだのもこの間である。マインレンデルは抽象的な言葉に
>巧みに死に向ふ道程を描いてゐるのに違ひない。が、僕はもつと具体的に同じことを
>描きたいと思つてゐる。
http://shisly.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_d57e.html
>マインレンダーとはどのような哲学者なのであろうか。ショーペンハウアー(1788-1860)
>の厭世哲学(ペシミズム)を信奉し、自殺を賛美して自ら生命を絶ったらしい。日本で
>早くにショーペンハウアーの名前を知った鴎外が、このマインレンダーを「妄想」でとり
>上げた。しかし、鴎外は直接にマインレンダーの著書を読んだわけでも、詳しいわけで
>もないのだが、鴎外の著書に現れたということで、日本ではなんとなく、憂愁の大哲人
>のような印象をもたれたようである。そのため、芥川龍之介などは、自らの遺書とした
>「或旧友へ送る手記」の中に、自分の最後の心境を代弁してくれる人としてマインレン
>ダーの名前をあげている。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/683_23194.html
>この頃自分は Philipp(フイリツプ) Mainlaender(マインレンデル) が事を聞いて、その
>男の書いた救抜(きうばつ)の哲学を読んで見た。
> 此男は Hartmann(ハルトマン) の迷(まよひ)の三期を承認してゐる。ところであらゆ
>る錯迷(さくめい)を打ち破つて置いて、生を肯定しろと云ふのは無理だと云ふのである。
>これは皆迷だが、死んだつて駄目だから、迷を追つ掛けて行けとは云はれない筈だと
>云ふのである。人は最初に遠く死を望み見て、恐怖して面(おもて)を背(そむ)ける。
>次いで死の廻りに大きい圏(けん)を画(ゑが)いて、震慄(しんりつ)しながら歩いてゐる。
>その圏が漸(やうや)く小くなつて、とうとう疲れた腕を死の項(うなじ)に投げ掛けて、
>死と目と目を見合はす。そして死の目の中に平和を見出すのだと、マインレンデルは
>云つてゐる。
> さう云つて置いて、マインレンデルは三十五歳で自殺したのである。
http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1212823815/
148 :無名草子さん:2008/06/10(火) 21:21:10
>芥川龍之介が自殺した後で、文学青年の間で自殺ブームが起こった
聞いたことないなぁ
芥川は遺言で「ばれるまで病死にしておいて欲しい」と書き残したが
結局、すぐにばれたという話は知っているが、
文学青年の間で自殺ブームが起こったって知らないなぁ。
それより少し後の1933年の自殺ブームは「三原山の自殺」が引き金だし
自殺ブームというと
1957年天城山心中(愛親覚羅慧生)だとか、岡田有希子だとかは話題にあがるが
芥川に影響された自殺ブームは初めて聞いた。
唐沢の文章って、本当に新しい知識がたくさんあって為になるなあ・
150 :無名草子さん:2008/06/10(火) 21:33:31
太宰は芥川に心酔していたので、さしたる理由もなく自殺を選んだってな説なら聞いたことがあるな
それとごっちゃになってるんじゃね?
325 :無名草子さん:2008/06/14(土) 19:24:56
http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/69.html
>『月刊ほんとうに怖い童話』2008年7月号に掲載されている、 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』
> というコラムより、芥川龍之介『或旧友へ送る手記』について書かれた部分。
>
>>最近の研究では、芥川の自殺は、妻子ある女性との不倫、その不倫相手が自分へのストーカー
>>と化したことへの恐怖
>>(当時、不倫は刑事罰の対象で、訴えられれば逮捕される可能性があった。
>>北原白秋が姦通罪で逮捕されたことにも大きなショックを受けていたという)
>>が原因と考えられている。
>
>妻子ある女性 って。「子」はどこから来たんだ。「既婚の女性」だよね、普通は。
不倫相手に子どもはいたのかと調べているところだけど、まだよくわかんない。
この唐沢俊一の文章は、『文士と姦通』(川西政明著、集英社新書) があたりがネタ元かと
いう気もするし、薬局つながりで、こちらのサイトからかという気も。
http://murata-kanpo.seesaa.net/article/9128495.html
http://m-kanpo.ftw.jp/u37512.html#726
もちろん、「妻子ある女性との不倫」とは、ここにもどこにも書かれていない。
>>この、あまりに哲学的な死への願望は、文学青年たちの間に一種の自殺ブームを起こした。
何だか、不倫相手の脅迫にビビった自殺のことを、 「あまりに哲学的な死への願望」といっている
かのようにも読めるw。
>芥川の影響で「自殺ブーム」なんか起きていない。藤村操や太宰治の自殺に比べれば影響力は小さかったと言える。
コラム 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』 の芥川龍之介『或旧友へ送る手記』の紹介。
この、あまりに哲学的な死への願望は、文学青年たちの間に一種の
自殺ブームを起こした。
『或旧友へ送る手記』の中の「唯ぼんやりした不安である」などは言及されることも多くて
印象的ではあるし、芥川の自殺の報は大きな衝撃をあたえ、後追い自殺も出たとはいう。
しかし、藤村操などとは異なり、「自殺ブームを起こした」わけではない――というのは、
唐沢俊一 まとめwiki - 間違い5にも書かれている通り。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/20_14619.html
>自殺者は大抵レニエの描いたやうに何の為に自殺するかを知らないであらう。それは
>我々の行為するやうに複雑な動機を含んでゐる。が、少くとも僕の場合は唯ぼんやり
>した不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。
http://kenken.tea-nifty.com/nekojikan/2004/05/__.html
>自殺直後の新聞報道が展示されており、当時の衝撃の大きさが伝わる(後追い自殺者
>が出たのである)。これに匹敵する扱いは、三島由紀夫のニュースが最後だろうか。
思うに、『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』というからには書籍という縛りがあるわけで、
そこで「文学青年たちの間に一種の自殺ブームを起こした」という話を書こうとするのに
無理があったのでは。
日本の文学者の自殺者には、北村透谷、太宰治、芥川龍之介、有島武郎、川端康成、
三島由紀夫、田宮虎彦がいる。しかし、これら有名作家の本の中にも、文学青年の自殺
と結びつく特定の作品というのはない。弟子の田中英光などの後追い自殺者をだした
太宰治――彼の自殺には、尊敬する芥川龍之介の自殺が影響しているといわれる――に
さえ、彼のこの本を読んで人々が自殺したといえる一冊が、特に存在するわけではない。
一方、藤村操の後追い自殺者たちは、彼の遺書の文章に直接影響されたと思われるが、
これは華厳の滝の側の木に彫られたもので、本として出版されたものではない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/自殺
>北村透谷、太宰治、芥川龍之介、有島武郎、川端康成、三島由紀夫、田宮虎彦など
>多くの有名な作家が人生を終える方法に選択している。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C4%C3%E6%B1%D1%B8%F7
>田中英光 たなかひでみつ
>1948(昭和23)年5月、「芸術」に『地下室から』を発表するが、翌月の太宰治自殺に
>大きな衝撃を受け、睡眠薬に溺れていく。1949(昭和24)年11月3日、三鷹禅林寺の
>太宰治の墓前で自殺。
http://www.geocities.jp/sybrma/02hujimura.htm
>明治36年(1903年)5月、一人の18歳(満16歳10か月)の旧制一高生の死が、若者
>たちをはじめ社会の人々に大きな衝撃を与えた。彼の名は、藤村操。巌頭の大きな
>ミズナラの樹肌を削って書き残した文言が、次の「巌頭之感」である。
ただ、まあ、森鴎外が『妄想』の中で文学的に書いた「マインレンデル」の厭世哲学が、
芥川、そして間接的に、太宰や田中英光の自殺の連鎖につながったと解釈してみれば、
『妄想』が「アブナイ寄書」だったという解釈も可能かもしれないけど。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/20_14619.html
>僕はこの二年ばかりの間は死ぬことばかり考へつづけた。僕のしみじみした心もちに
>なつてマインレンデルを読んだのもこの間である。マインレンデルは抽象的な言葉に
>巧みに死に向ふ道程を描いてゐるのに違ひない。が、僕はもつと具体的に同じことを
>描きたいと思つてゐる。
http://shisly.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_d57e.html
>マインレンダーとはどのような哲学者なのであろうか。ショーペンハウアー(1788-1860)
>の厭世哲学(ペシミズム)を信奉し、自殺を賛美して自ら生命を絶ったらしい。日本で
>早くにショーペンハウアーの名前を知った鴎外が、このマインレンダーを「妄想」でとり
>上げた。しかし、鴎外は直接にマインレンダーの著書を読んだわけでも、詳しいわけで
>もないのだが、鴎外の著書に現れたということで、日本ではなんとなく、憂愁の大哲人
>のような印象をもたれたようである。そのため、芥川龍之介などは、自らの遺書とした
>「或旧友へ送る手記」の中に、自分の最後の心境を代弁してくれる人としてマインレン
>ダーの名前をあげている。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/683_23194.html
>この頃自分は Philipp(フイリツプ) Mainlaender(マインレンデル) が事を聞いて、その
>男の書いた救抜(きうばつ)の哲学を読んで見た。
> 此男は Hartmann(ハルトマン) の迷(まよひ)の三期を承認してゐる。ところであらゆ
>る錯迷(さくめい)を打ち破つて置いて、生を肯定しろと云ふのは無理だと云ふのである。
>これは皆迷だが、死んだつて駄目だから、迷を追つ掛けて行けとは云はれない筈だと
>云ふのである。人は最初に遠く死を望み見て、恐怖して面(おもて)を背(そむ)ける。
>次いで死の廻りに大きい圏(けん)を画(ゑが)いて、震慄(しんりつ)しながら歩いてゐる。
>その圏が漸(やうや)く小くなつて、とうとう疲れた腕を死の項(うなじ)に投げ掛けて、
>死と目と目を見合はす。そして死の目の中に平和を見出すのだと、マインレンデルは
>云つてゐる。
> さう云つて置いて、マインレンデルは三十五歳で自殺したのである。
http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1212823815/
148 :無名草子さん:2008/06/10(火) 21:21:10
>芥川龍之介が自殺した後で、文学青年の間で自殺ブームが起こった
聞いたことないなぁ
芥川は遺言で「ばれるまで病死にしておいて欲しい」と書き残したが
結局、すぐにばれたという話は知っているが、
文学青年の間で自殺ブームが起こったって知らないなぁ。
それより少し後の1933年の自殺ブームは「三原山の自殺」が引き金だし
自殺ブームというと
1957年天城山心中(愛親覚羅慧生)だとか、岡田有希子だとかは話題にあがるが
芥川に影響された自殺ブームは初めて聞いた。
唐沢の文章って、本当に新しい知識がたくさんあって為になるなあ・
150 :無名草子さん:2008/06/10(火) 21:33:31
太宰は芥川に心酔していたので、さしたる理由もなく自殺を選んだってな説なら聞いたことがあるな
それとごっちゃになってるんじゃね?
325 :無名草子さん:2008/06/14(土) 19:24:56
http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/69.html
>『月刊ほんとうに怖い童話』2008年7月号に掲載されている、 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』
> というコラムより、芥川龍之介『或旧友へ送る手記』について書かれた部分。
>
>>最近の研究では、芥川の自殺は、妻子ある女性との不倫、その不倫相手が自分へのストーカー
>>と化したことへの恐怖
>>(当時、不倫は刑事罰の対象で、訴えられれば逮捕される可能性があった。
>>北原白秋が姦通罪で逮捕されたことにも大きなショックを受けていたという)
>>が原因と考えられている。
>
>妻子ある女性 って。「子」はどこから来たんだ。「既婚の女性」だよね、普通は。
不倫相手に子どもはいたのかと調べているところだけど、まだよくわかんない。
この唐沢俊一の文章は、『文士と姦通』(川西政明著、集英社新書) があたりがネタ元かと
いう気もするし、薬局つながりで、こちらのサイトからかという気も。
http://murata-kanpo.seesaa.net/article/9128495.html
http://m-kanpo.ftw.jp/u37512.html#726
もちろん、「妻子ある女性との不倫」とは、ここにもどこにも書かれていない。
>>この、あまりに哲学的な死への願望は、文学青年たちの間に一種の自殺ブームを起こした。
何だか、不倫相手の脅迫にビビった自殺のことを、 「あまりに哲学的な死への願望」といっている
かのようにも読めるw。
>芥川の影響で「自殺ブーム」なんか起きていない。藤村操や太宰治の自殺に比べれば影響力は小さかったと言える。
2008/9/13 10:24
投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/
http://tondemonai2.web.fc2.com/
2008/9/12 14:14
投稿者:某
いまさらのレスなんですが、本を読んだ人々が自殺したと言う話、芥川では聞いた事はないんですが、唐沢は『若きウェルテルの悩み』はスルーしているんでしょうか?
一時期、ゲーテのこの本を読んだ若者が何人も自殺する事件が起こったという事で、ドイツやデンマークでは発禁本になったこともあるそうです。
有名人の死などで後追い自殺は時々ありますが、その現象のことを「ウェルテル現象」と呼びますよね。
一時期、ゲーテのこの本を読んだ若者が何人も自殺する事件が起こったという事で、ドイツやデンマークでは発禁本になったこともあるそうです。
有名人の死などで後追い自殺は時々ありますが、その現象のことを「ウェルテル現象」と呼びますよね。
も、遠慮なさらず (?) どんどんやってください、です。
『若きウェルテルの悩み』は、確かにおっしゃる通り、自殺者を出し
ているそうですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e8%8b%a5%e3%81%8d%e3%82%
a6%e3%82%a7%e3%83%ab%e3%83%86%e3%83%ab%e3%81%ae%
e6%82%a9%e3%81%bf
>ゲーテ自身の恋愛体験と、ゲーテの友人が失恋を理由に自殺したの
>をきっかけに執筆された。
>刊行されると、その内容に影響を受けて、ヨーロッパで自殺者が増
>加。社会問題化した。この事件から後に、カリスマの自殺による自
>殺連鎖をウェルテル効果と名づけられる。なお、ヒロインである
>ロッテ(正式名シャルロッテの短縮愛称形)は、有名菓子メーカー
>の名に用いられている。
この本だけは高校の頃、期待に胸ふくらまして買った覚えがあるので
すけど、細かい内容とか最後まで読み通したかとかは覚えていない…
途中で本を床に叩き付けた (←をい) ことだけ、はっきりと覚えている
始末で……。何かウジウジグダグダに耐性のない年頃だったせいで、
社会的にも大きな影響をあたえた名作も豚に真珠状態だったのでし
た。