トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/6/27  20:18

成り上がりのカラスと罵倒されたりもしたシェイクスピア  その他の雑学本 間違い探し編

「唐沢俊一のトンデモクロペディア」 フィギュア王連載 : 第 38 回
一番の大物はシェイクスピアだろう。8歳年上のアン・ハサウェイを妻にし、
この妻の豊かな資産を背景に、 シェイクスピアはロンドンに出て劇作家に
なれた。

アン・ハサウェイの父親は、シェイクスピアの父親同様ヨーマン (独立自営農民) の出身。
そこそこ裕福な農家ではあったが、18 歳のシェイクスピアと「出来ちゃった婚」をした、
26 歳のアン・ハサウェイ (妊娠 3 ヵ月) の持参金は、わずかなものでしかなかった。

「出来ちゃった婚」の原因 (?) のスザンナ、次はハムネットとジュデイスの双子と、次々と
子どもが生まれて経済的に困窮したことが、シェイクスピアが単身ロンドンに向かうことに
なった理由だともいわれる。シェイクスピアはここで、俳優をやるかたわら、劇作家として
頭角をあらわすようになる。

つまり、まあ、「妻の豊かな資産を背景に」ではなく、妻の持参金が少なかったからこそ、
シェイクスピアはロンドンに出て劇作家になれた」ともいえる。本当に妻の実家がとても
裕福で、ふんだんに援助してもらえたならば、劇作家はともかく、当時どちらかといえば
賎業とされていた俳優を職業とはしなかっただろう。

なお、2ちゃんねるのスレには、なぜか『謎ときシェイクスピア』を読めという擁護が登場
したが (Read More 参照)、この本は主にシェイクスピア別人説についての本で、唐沢
俊一の説を裏づけることは書いていない。

http://homepage.mac.com/masaqua/London/Jouney/LnJrny_11.htm
>父親は、ヨーマン(独立自営農民)の出身で、シェークスピアが生まれる10数年前に、
>ストラトフォード・アポン・エイヴォンにやって来た。ヘンリー・ストリートに建つこの家で、
>店を構えて、手袋造りの商売をしたという。この家では、相次いで8人の子どもが誕生
>した。シェークスピアは、第3子で長男だ。
〈略〉
>彼の商売は、かなり成功したらしく、一時期、町長として公的な活動をしている。裕福
>だった家庭の息子として、少年時代のシェークスピアは、ストラトフォードでは、最高の
>教育を受けることが出来た。彼は、町のグラマー・スクールに通って、ラテン語・文法
>学・論理学・修辞学を学んだ。ここで学んだ基礎知識は、アカデミックな大学の学問に
>はとうてい及ばなかったけれども、後に、シェークスピアが劇作をするようになったとき、
>大事な意味を持つことになった。
〈略〉
>ところで、1576年ころから、父親の商売が行き詰まり、経済的困窮に陥った。12歳の
>シェークスピアは学業を断念し、父の商売を手伝うことになった。だから、彼は、小学校
>程度の学歴ということになる。1582年、18歳のシェークスピアは、26歳のアン・ハサウ
>エイと問題を起こし、さらに一家を苦境に追い込んだ。今風の「出来ちゃった婚」を、
>余儀なくせざるをえなくなったのだ。アンの父親もヨーマンの出身であったが、彼女に
>は、わずかな持参金しかなかった。2人の間には、スザンナ、ハムネットとジュデイスの
>双子が、相次いで誕生し、ますます家計は苦しくなった。その打開のために、シェーク
>スピアはロンドンへ向かったという。
〈略〉
>ところで、ロンドンに出たシェークスピアは、まもなく、R、バーベッジ(1573~1619)が
>率いる「ザ・シアター」という劇団に雇われ、召使いのような下積みの仕事をする。やが
>て、役者になり、さらに劇団の作品を書く仕事にも携わっていく。その頃のロンドンは、
>独創的な演劇活動が、活発になった時期だった。エリザベス1世の強力な支持を得
>て、演劇は宮廷文化の中心となり、イギリス・ルネッサンスを支えるものとなった。
>劇作家たちのほとんどが、大学教育を受けた文学者だったので、役者あるいは下積み
>の身分から劇作を始めたシェークスピアは、異色の立場だった。


その他参考 URL:
- http://homepage3.nifty.com/clara-1/sub131.htm
- http://www.uknow.or.jp/vb/happybritain/happy/pdf/vb_manual30-31r.pdf
- http://ja.wikipedia.org/wiki/シェイクスピア
- http://ja.wikipedia.org/wiki/シェイクスピア別人説




http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1212823815/852-

852 :無名草子さん:2008/06/24(火) 21:26:11
まとめwikiに「フィギュア王」の最新のコラムでの間違いとパクリについて書いておきました。

このコラムでは、他にも「シェイクスピアは妻の資産のおかげで劇作家になれた」
という記述もあるのだが、確認できなくて困り中。ガセっぽいなあ。

853 :無名草子さん:2008/06/24(火) 21:35:08
謎ときシェイクスピア・・・

856 :無名草子さん:2008/06/24(火) 22:06:03
>>852
>「シェイクスピアは妻の資産のおかげで劇作家になれた」

これは初耳だなぁ、世界のシェイクスピア研究者達も新たな発見として色めき立つのでは?

手元にあるシェイクスピアの研究所では
結婚に関して1582年11月28日、18歳の時に8つ年上のアン・ハサウェイと
出来ちゃった結婚という事は知られているが
二人がどこで出会って、どんな風雨に恋に落ちたかは不明。
とりあえず互いの生家は歩いて30分ぐらいの距離というのは解っている。
結婚の翌年5月に長女スザンナが生まれている。
3年後に双子のハムネットとジュディス誕生。
その直後に、シェイクスピアのみがロンドンに出て別居生活が始まる。
妻の資産で劇作家になったなんてどこから出てきた話なんだ?

857 :無名草子さん:2008/06/24(火) 22:08:55
だからさ、調べろよ、本。

858 :無名草子さん:2008/06/24(火) 22:16:41
>>857
は?
だから、ネットでは発見できず、
さらに複数のシェイクスピア研究本に書かれていない事を唐沢が書いている
ってのは、実に怪しいって話なんだが

俺の調べた範囲では本にも書いてないんだよ。

861 :無名草子さん:2008/06/24(火) 22:31:05
>>852
シェークスピアの妻 アン・ハサウェイの茅葺のコテージ
http://homepage3.nifty.com/clara-1/sub131.htm
>その後1582年に当時18歳のウィリアムは26歳の女性と問題を起こし、
>さらに一家を苦境に追い込んだようだ。
>彼女はストラットフォード郊外1マイルに位置するショッタリーに住む、
>れっきとしたマーヨンの娘だった。この娘アン・ハサウェイは妊娠し、
>結婚を余儀なくされた。年齢差を除けば二人の結婚は当時の習慣からいって
>特別な事ではなかった。ただ、彼女はわずかな持参金以外には何の財産も
>持たずに嫁いできた。
>彼女はあらゆる点でごく普通の女性だったようだ。
>夫がロンドンで俳優と劇作家の仕事を続ける中で、主婦として母として
>自ら家庭を守るという役割に専念していたようだ。ウィリアムとアンの
>最初の子スザンナ、その20ヶ月後にハムネット&ジュディスの双子が
>生まれ、続けざまに子供の数が増えていき、ヘンリー・ストリートの家で
>皆が肩を寄せ合って暮らさねばならなかった結婚当初、家計は苦しかったに
>違いない。シェークスピアが単身ロンドンに向かったのは、恐らくは、この
>窮状をなんとか打開しようと考えたからであろう。 (参考:ピトキンガイド)

864 :無名草子さん:2008/06/25(水) 01:11:28
http://homepage.mac.com/masaqua/London/Jouney/LnJrny_11.htm
>18歳のシェークスピアは、26歳のアン・ハサウエイと問題を起こし、
>さらに一家を苦境に追い込んだ。今風の「出来ちゃった婚」を、余儀なく
>せざるをえなくなったのだ。アンの父親もヨーマンの出身であったが、
>彼女には、わずかな持参金しかなかった。2人の間には、スザンナ、
>ハムネットとジュデイスの双子が、相次いで誕生し、ますます家計は
>苦しくなった。その打開のために、シェークスピアはロンドンへ
>向かったという。

>彼女は、夫ががロンドンに出かけ、長期にわたって、俳優・劇作家の
>仕事に携わっているあいだ、夫と離れた故郷で、主婦・母親として、
>家庭を守る役割に徹したのだ。

>ところで、ロンドンに出たシェークスピアは、まもなく、R、バーベッジ
>(1573?)が率いる「ザ・シアター」という劇団に雇われ、
>召使いのような下積みの仕事をする。やがて、役者になり、さらに
>劇団の作品を書く仕事にも携わっていく。
(略)
>劇作家たちのほとんどが、大学教育を受けた文学者だったので、
>役者あるいは下積みの身分から劇作を始めたシェークスピアは、
>異色の立場だった。

865 :無名草子さん:2008/06/25(水) 01:15:30
唐沢の書く
>「シェイクスピアは妻の資産のおかげで劇作家になれた」
って、どこから出てきた話なんだ?
パクリ元があるのか、脳内エピソードなのか

866 :864:2008/06/25(水) 01:15:44
(1573?)は文字化けですorz
リンク先を直接読んで確認願います。

867 :無名草子さん:2008/06/25(水) 01:16:28
>857 名前:無名草子さん メェル:sage 投稿日:2008/06/24(火) 22:08:55
>だからさ、調べろよ、本。

とか書いていたヤツは何者なんだろねw

868 :無名草子さん:2008/06/25(水) 01:21:22
>>852
>シェイクスピアは妻の資産のおかげで劇作家になれた

もうガセなのは確実でしょう。
正確な引用をお願い。
または、 まとめwikiへの書き込みを。

869 :無名草子さん:2008/06/25(水) 01:44:15
>>だからさ、調べろよ、本。
>とか書いていたヤツは何者なんだろねw
わからんが唐沢先生の本には載ってるんだろw


870 :無名草子さん:2008/06/25(水) 02:09:44
本の題名がでてるじゃん・・・
ほんとお前ら鈍い奴らだな・・・

871 :無名草子さん:2008/06/25(水) 02:27:49
>シェイクスピアは妻の資産のおかげで劇作家になれた

ひょっとして、妻の持参金が少なかったおかげで劇作家になれたと言いたかったとか、
そのような表現をどこかで読んで勘違いしたとか?

872 :無名草子さん:2008/06/25(水) 03:05:51
>>870
フィギュア王のコラムに引用元の書籍名が出てたの?
違うなら貴方は鈍いどころか日本語もまともに理解出来ない人になりますが…

873 :無名草子さん:2008/06/25(水) 03:12:39
ピトキンガイドの事なら870の鈍さは相当な物
唐沢の正しさを裏付ける本の題名でなければ意味がない

874 :無名草子さん:2008/06/25(水) 03:43:40
唐沢説 シェイクスピアは妻の資産にたよっていた
事実 シェイクスピアの妻は金持ちではなかった

もう、これで何もかもはっきりしてるやん。

唐沢はどっかで聞きかじったおそらく誰かシェイクスピアと違う人の話を
記憶間違いして、そのまま確認せずに書いた、と。


もうそれだけやん。


俺が唐沢ファンだの、アンチ・アンチ唐澤の人に聞きたいのは、
「唐沢には仕事がまだあるぞ」ということじゃなくて、
こういうしょうもない間違いを山のようにして偉そうにしている唐沢を、
「あなたは」、あなた自身はどうしてかばおうとするんですか?
ということや。


いったい、こんなバカで偉そうで小心者のどこが好きになれるの?

876 :無名草子さん:2008/06/25(水) 06:23:18
やだなぁ
>>870は、わざとだよ
唐沢さんの読解力の な さ を
行為でもって真似して唐沢さんを皮肉ってるんだよ

そうだよね、>>870?

880 :無名草子さん:2008/06/25(水) 07:22:46
>>870
>本の題名がでてるじゃん・・・
>ほんとお前ら鈍い奴らだな・・・

って
>>853
>謎ときシェイクスピア・・・
の事?

謎ときシェイクスピア (新潮選書) (単行本)
河合 祥一郎 (著)
# 単行本: 253ページ
# 出版社: 新潮社 (2008/03)
# ISBN-10: 4106036010
# ISBN-13: 978-4106036019
# 発売日: 2008/03
# 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.2 cm

http://www.blog.s-woman.net/magazines/2008/06/post-ddd4.html
この本に書いてあるのかなぁ?

882 :無名草子さん:2008/06/25(水) 08:21:29
>>880
もしその本に書いてあったとしても、
そうなると唐沢は1冊の本に書いてある事を丸飲みして
そのまんま書いてしまったという事なんじゃないの?

トンデモ本を妄信的に読み込んでしまう人と大差ないな。

884 :無名草子さん:2008/06/25(水) 10:34:46
>>867

か○らさわさんじゃねえの?

887 :無名草子さん:2008/06/25(水) 12:32:25
やっと気づいたか。
低脳相手は疲れるな。

888 :無名草子さん:2008/06/25(水) 12:54:01
>>880
>この本に書いてあるのかなぁ?

『謎ときシェイクスピア』に、そんなことは書かれていない。
また、そのように誤解されそうなことも書かれていない。
そもそも、妻のことには殆ど触れていない。

889 :無名草子さん:2008/06/25(水) 13:04:01
>>887
で『謎ときシェイクスピア』にはそんな事書かれていないみたいなんだがw

890 :無名草子さん:2008/06/25(水) 13:18:46

「フィギュア王」、立ち読みしてきた。

「8歳年上のアン・ハサウエイを妻とし、彼女の豊富な資産を背景に、
シェイクスピアはロンドンに出て劇作家になれた」みたいなことが
書かれてた。

事実は、実家の没落→8歳年上のアン・ハサウエイと出来ちゃった婚
→彼女には、わずかな持参金しかなかった→子供が続けて誕生→
家計が困窮→おそらく、その打開のためにロンドンに出た・・・
なわけで、まったく逆ではないか!

914 :無名草子さん:2008/06/25(水) 22:16:03
まとめwikiに『フィギュア王』関連のガセについて書いておきました。

『謎ときシェイクスピア』を一応読んでみたけど、いわゆる「シェイクスピア別人説」について検証した本で、
シェイクスピアの奥さんについてはわずか数行しか書いていない。紹介した人は本当に読んだのか?
該当箇所も一緒に書いてくれればいいのに。

『フィギュア王』のコラムは他にもヘンなところがあって、野球選手の奥さんは年上が多いとして、
>古田、イチロー、石井一、松坂、二岡、原監督、落合監督、それから坂東英二氏
と選手・監督の名前を列挙してるのだけど(誤字は原文通り)、なぜか一番わかりやすい野村克也の名前が挙がっていない。
唐沢が二岡のことを知っているとも思えないんだが。古田と中井美穂なんかほんの数ヶ月しか違わないし。

あと、コラムの後半で「動物界でも姉さん女房が常識」という話をしているんだが、これも疑ってみるべきかな。
モトネタとして挙げられている『進化と人間行動』も読まなきゃいけないんだろうか。



   
 
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