トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/6/26  0:13

アフリカという国などないっ!  その他の雑学本 間違い探し編

まあ朝日の書評も、「社会派くん」の Web 連載同様、雑学本の一種 (?) ということで。
http://book.asahi.com/review/TKY200806170134.html
コンゴ・ジャーニー [著]レドモンド・オハンロン
〈略〉
抑制のきいた描写がいい文章の条件、と教えられてきた日本人には
やや辟易(へきえき)する語り口(翻訳もその原文の混乱をよく伝えた
実に読みにくい名訳だ)だが、読み進んでいくうちに、その迷彩的文体
こそが、アフリカという国をまるごとそのままに描く、最適の文体なのだ
ということに気づかされる。

アフリカという国」は、どこにも存在しない。

朝日新聞には校閲はいないのか?」など、2ちゃんねるのスレによせられた感動の声 (?)
Read More を参照のこと。

ちなみに、「やや辟易(へきえき)する語り口」、「原文の混乱」、「読みにくい名訳」と
いった類いの批判は、唐沢俊一のこの書評くらいしか見当たらなかった。また、下記に
引用する「BOOK」データベースの紹介の方が、面白そうな本だと思わせる効果が高い
だけでなく、文章の内容自体も唐沢俊一のそれよりはるかに面白い。

http://item.rakuten.co.jp/book/5622435/
>【内容情報】(「BOOK」データベースより)
>恐竜の棲む秘密の湖めざし、全財産をはたいて丸木舟の旅に出る。ピグミーチンパ
>ンジーの性生活から、まじない師による「呪い」の方法まで。発見、恐怖、ユーモアに
>満ちた大旅行記。


>オハンロン,レドモンド(O’Hanlon,Redmond)
>1947年英国生まれ。オックスフォード大学文学部卒業。「タイムズ文芸付録」の編集
>記者を経て英国を代表する旅行記作家に。84年『ボルネオの奥地へ』(めるくまーる)
>でデビュー。
>『コンゴ・ジャーニー』は、カズオ・イシグロをして「とんでもない傑作」と言わしめた
>桁外れ の探検記。オックスフォードシャーにある自宅の書斎には、4歳のとき空から
>降ってきたツグミの卵の殻から、二十代で自殺した親友の足の指までが大切に収蔵
>されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1212823815/784-

784 :無名草子さん:2008/06/23(月) 11:59:00
最近特に文章の下手さが誤魔化せない状態になってきているようだ。

http://book.asahi.com/review/TKY200806170134.html

785 :無名草子さん:2008/06/23(月) 12:29:20
>>784

http://book.asahi.com/review/TKY200806170134.html
>翻訳もその原文の混乱をよく伝えた実に読みにくい名訳だ

こういう評は、原文を読んだ者のみが許されるものだが、
マンガでさえ読まずに書評する唐沢さんが、
翻訳でさえ読みにくい本の原文(英語)を読んだとは、とても思えない。

786 :無名草子さん:2008/06/23(月) 13:02:55
とりたてて文章が下手とは思わなかった。
唐沢の最近の仕事のなかでは、いい方じゃね?と思った。
ただ、無知無教養や浅薄な思考ぶりは隠せないかもしれない。

>アフリカという国をまるごとそのままに描く、最適の文体なのだということに気づかされる。
アフリカという「国」はありませんw
編集者もよく通したなー。

787 :無名草子さん:2008/06/23(月) 14:01:38
あんな巨大な大陸を一絡げにして、「最適の文体」なんて言われてもなあ。

788 :無名草子さん:2008/06/23(月) 14:08:49
意味盲ですから


789 :無名草子さん:2008/06/23(月) 14:31:40
>翻訳もその原文の混乱をよく伝えた実に読みにくい名訳だ
結局、唐沢には難解でなにが書いてあるのか分からなかったんだろうね。で文体のせいにする。

792 :無名草子さん:2008/06/23(月) 15:18:13
「アフリカという国」ねえ。
実にバカな唐沢らしい間違いだねえ。


しかし、朝日新聞には校閲はいないのか?

793 :無名草子さん:2008/06/23(月) 15:47:08
校閲がチェックしても担当編集者が握りつぶしてんでしょうね。

794 :無名草子さん:2008/06/23(月) 16:05:23
>>792
去年出たのが「Qさま」じゃなく、「ヘキサゴン」だったら
『羞恥心』みたいにおバカキャラとして売り出してくれたかもね。

『意味盲』とか『低能犯』とか。

どう考えても「アフリカという国」ってあの番組の羞恥心&pabo並の間違いだろ?
という文章を読んでも唐沢はどこが間違いか解っていないかも知れない。

881 :無名草子さん:2008/06/25(水) 08:21:01
>>784
http://www.amazon.co.jp/dp/4105058517
http://item.rakuten.co.jp/book/5622435/
あたりを見ると、「MARC」データベースや「BOOK」データベースを
丸コピして紹介するだけでも、なかなか面白そうな本だと思ってもらえそうなものを、
わざわざつまらなく紹介しているだけのような気が。

http://www.amazon.co.jp/dp/4105058517
>内容(「MARC」データベースより)
>赤道直下、コンゴ奥地の湖に幻の恐竜モケレ・ムベンベを探して…。ピグミーの言い伝えに
>誘われて、英国人旅行記作家が全財産をなげうつ旅に出た。とんでもなく面白いアフリカ探険記。

http://item.rakuten.co.jp/book/5622435/
>【内容情報】(「BOOK」データベースより)
>恐竜の棲む秘密の湖めざし、全財産をはたいて丸木舟の旅に出る。ピグミーチンパンジーの
>性生活から、まじない師による「呪い」の方法まで。発見、恐怖、ユーモアに満ちた大旅行記。

>オハンロン,レドモンド(O’Hanlon,Redmond)
>1947年英国生まれ。オックスフォード大学文学部卒業。「タイムズ文芸付録」の編集記者を
>経て英国を代表する旅行記作家に。84年『ボルネオの奥地へ』(めるくまーる)でデビュー。
>『コンゴ・ジャーニー』は、カズオ・イシグロをして「とんでもない傑作」と言わしめた桁外れ
>の探検記。オックスフォードシャーにある自宅の書斎には、4歳のとき空から降ってきたツグミ
>の卵の殻から、二十代で自殺した親友の足の指までが大切に収蔵されている(本データはこの
>書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


883 :無名草子さん:2008/06/25(水) 08:23:39
つまりまあ、『コンゴ・ジャーニー』にとっての不幸は、唐沢俊一によって朝日で
紹介されてしまったこと、と。つまらない思い出語りと、読みにくい文章との難癖で
ムダに字数を使ったダメ書評によって。

http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/mailmag/075.html
> レドモンド・オハンロンは旅をどのように描くのでしょう。池澤さんによれば、「彼が書く
>ものの特徴はユーモア、とんでもないことになって困惑している自分を笑うユーモアである」。
>南米の密林を旅する旅行記では、旅に向かおうとする手前でこんなくだりが出てくるそうです。
>「彼は自分を待っている風土病の類を羅列するところから話をはじめる。さまざまな病気と
>寄生虫と猛獣を並べた上で、川で気持ちよく泳ぎながら排尿した時に、その臭いに引かれて
>泳ぎ寄り、臭いの流れを遡って体内に入り込むカンディルーという妻楊枝のような寄生性の
>魚がいる。この魚に入り込まれた時の恐怖を精密に描写しながら、それでもいそいそとその
>地域へ出かけてゆく」(池澤夏樹『明るい旅情』より)



2008/6/27  9:57

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

うつうつ回る水車で「寂しいぞ」連発とか、詩の中でさえも直接的な
表現は否定されていなかったですからね。

まあ、そんな問題ではなく、唐沢俊一の書く文章に対して、少しは
自分語りとか饒舌さとか頼まれてもいない蘊蓄の披露を抑制しろよと
いうアドバイスをした人がいたというだけの話なのかも。

『コンゴ・ジャーニー』については、こういう紹介文も。

http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/mailmag/075.html
>日本では池澤夏樹さんが著書『明るい旅情』(新潮文庫)のなかで
>「旅行文学の大家」として触れていますし、『日の名残り』のカズ
>オイシグロ氏はレドモンド・オハンロンの代表作と言われる『コン
>ゴ・ジャーニー』を「とんでもない傑作」と賞揚しています。一般
>受けすると同時に、ちょっと玄人好みの魅力も兼ね備えた作家であ
>るらしい。
> レドモンド・オハンロンは旅をどのように描くのでしょう。池澤
>さんによれば、「彼が書くものの特徴はユーモア、とんでもないこ
>とになって困惑している自分を笑うユーモアである」。南米の密林
>を旅する旅行記では、旅に向かおうとする手前でこんなくだりが出
>てくるそうです。「彼は自分を待っている風土病の類を羅列すると
>ころから話をはじめる。さまざまな病気と寄生虫と猛獣を並べた上
>で、川で気持ちよく泳ぎながら排尿した時に、その臭いに引かれて
>泳ぎ寄り、臭いの流れを遡って体内に入り込むカンディルーという
>妻楊枝のような寄生性の魚がいる。この魚に入り込まれた時の恐怖
>を精密に描写しながら、それでもいそいそとその地域へ出かけてゆ
>く」(池澤夏樹『明るい旅情』より)

2008/6/27  2:00

投稿者:金平糖

>抑制のきいた描写がいい文章の条件、と教えられてきた日本人には

そもそも抑制のきいた描写がいい文章の条件なんて教えられたことないんですが、、、
それってメリハリのない盛り上がらない文章のこと?

まあ、唐沢流のいい文章ならマネしないほうが無難な気がする
つまり、それに当てはまらないコンゴ・ジャーニーは世間的にはいい文章なのかもね。

   
 
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