トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/531.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
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2008/6/22  20:12

翻訳ならば似ていても無問題という脳内ルールはナシの方向で  その他の雑学本 パクリ探し編

唐沢俊一「知らなきゃ良かった!」 (MouRa)
第十回「お前は人間じゃない!」
http://moura.jp/liter/karasawa/010/index.html#010
清朝時代には纏足を歌ったこういう小唄があったという。
「小さいあんよで秀才に嫁ぐ、白い饅頭肉入りおかず。大きなあんよで
貧乏人に嫁ぐ、ぬかみそ餃子にとんがらし」

小さいあんよで 〈略〉 とんがらし」の小唄の出典を、唐沢俊一はいっさい書いていない
が、一言一句同じものがネット上に存在する。

金川 欣二:マックde記号論(言語学のお散歩)」サイトの、「カストラートの人類学」に
よると、この小唄は、馮驥才の小説『三寸金蓮』の中で、纏足を嫌がる主人公の女の子
に、近所のお姉さん――貧しかったため本人は纏足をしていない――が教えるもの。

http://www.toyama-cmt.ac.jp/%7Ekanagawa/cinema/castrate.html
>これについては馮驥才(フォンチーツァイ)の『三寸金蓮』という小説がある。主人公の
>女の子が纏足されるのを嫌がっているのを、貧しくて纏足をしてもらえなかった近所の
>姉さんがいう。「纏足するまえの子どもはまだ女でも男でもありゃしないんだ。纏足して
>はじめて女になるんだよ。今日からはあんたもうまえとは違って、一人前の女なんだ
>よ」。そして、纏足を気に入られて将来性ある若者に嫁ぐことが女の幸せだといって
>小唄を教える。「小さいあんよで秀才に嫁ぐ、白い饅頭肉入りおかず。大きなあんよで
>貧乏人に嫁ぐ、ぬかみそ餃子にとんがらし」…。


この小唄が昔の中国にあったものか、『三寸金蓮』の作者である馮驥才の創作かは不明
だが、日本語訳の著作権は切れていないことだけは確か。2ちゃんねるのスレに指摘の
書き込みをした人のいう通り (Read More 参照)、「出典さえ明記すれば何の問題もない
引用
」だったと思うのだが……。

http://www.amazon.co.jp/dp/4750589012
>三寸金蓮 (単行本)
>馮 驥才 (著), 納村 公子 (翻訳)


その他参考 URL :
- http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/06/19/1588972

別エントリに書いた、唐沢俊一による翻訳パクリの件 :
「ギリシア彫刻のように」も他人の翻訳からのパクリ



http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1212823815/585-

585 :無名草子さん:2008/06/21(土) 02:46:00
唐沢俊一の怪コラム「知らなきゃ良かった!」
http://moura.jp/liter/karasawa/010/index.html#010
>清朝時代には纏足を歌ったこういう小唄があったという。
>「小さいあんよで秀才に嫁ぐ、白い饅頭肉入りおかず。大きなあんよで貧乏人に嫁ぐ、
>ぬかみそ餃子にとんがらし」

「カストラートの人類学」
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/cinema/castrate.html
>これについては馮驥才(フォンチーツァイ)の『三寸金蓮』という小説がある。
>主人公の女の子が纏足されるのを嫌がっているのを、貧しくて纏足をしてもらえなかった
>近所の姉さんがいう。「纏足するまえの子どもはまだ女でも男でもありゃしないんだ。
>纏足してはじめて女になるんだよ。今日からはあんたもうまえとは違って、一人前の女
>なんだよ」。そして、纏足を気に入られて将来性ある若者に嫁ぐことが女の幸せだと
>いって小唄を教える。
>「小さいあんよで秀才に嫁ぐ、白い饅頭肉入りおかず。大きなあんよで貧乏人に嫁ぐ、
>ぬかみそ餃子にとんがらし」…。

586 :585:2008/06/21(土) 02:47:39
↑「小唄」の和訳が、一字一句違わず同じです。
リンク先の筆者(金川 欣二氏)が独自に訳したものでなければ、ここ↓からの引用ですかね?
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k57777175
原詞の著作権はもう切れているでしょうが(小唄自体、小説上の創作の可能性もありますが)、
訳詞の著作権は別でしょう。
出典さえ明記すれば何の問題もない引用なのですが・・・
ロラン・バルトの件といい、『思想学習テキスト』の件といい、唐沢さんは訳文には著作権など
無いとでも思っているのでしょうか?

587 :無名草子さん:2008/06/21(土) 03:19:49
↑唐沢はいつものように金川 欣二先生のウェブからパクったのだろう。


「金川先生のような立派な学者は、けっして自分の本を読まないだろう。
だからバレないはずだ」
と考える唐沢の卑屈な心理が哀れでしかたがない。


でもな、唐沢、せめて引用元をちょっと書けよ。
誰も、お前が中国語の原典にあたっているとは思わない。
どうせ孫引きに決まっていると思っているんだから。


引用元を書くクセをつけろ、唐沢!
わかったな!




   
 
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