トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/6/15  17:17

映画『ノストラダムスの大予言』の中でだけは大パニック発生  その他の雑学本 間違い探し編

『月刊ほんとうに怖い童話』 2008 年 7 月号
コラム 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』 の『ノストラダムスの大予言』の紹介。
将来はどうなるのかという不安を抱いていた日本人に、「あと
26年で地球は破滅する」という予言は、大パニックを巻き起こした。
どうせ世界は破滅するのだからと、大学受験や会社への就職をやめて
ドロップアウトする者、まじめに働く意欲をなくし快楽主義に陥る者、
そして、麻原のように、オカルトに興味を持ち、その力で破滅に対抗
しようとし、やがて、その予言の中に語られていた巨大な存在こそが
自分だ、という妄想にとらわれる者、そんな人々を多出させた本である。
その時代に生きていた者は、大なり小なり人生に影響を与えられたと
思われる。

26 年も先の地球滅亡話に、パニックになったり、「大学受験や会社への就職をやめて
ドロップアウトする者
」など、そうそういなかった。それからの 20 年以上をどう過ごすかを
考えれば、おちおちドロップアウトして「快楽主義に陥る」わけにもいかないのだ。

逆に言えば、人にパニックを起こさせて社会からドロップアウトさせるには、破壊的カルト
がしばしばやるように、せいぜい数年後くらいに滅亡の日付を設定しないと難しい。

まあ、下記に引用する Wikipedia の記述のようなものを、大げさに変形させて、ガセネタ
としかいいようのないレベルに劣化コピーさせただけの文章だし、時代の証言者としては
まったく
あてにならない唐沢俊一の文章を読むよりは、ちびまる子ちゃんの「まる子 ノスト
ラダムスの予言を気にする」の回でもみるのがよいとは思うけど。

http://ja.wikipedia.org/wiki/五島勉
>「1999年人類滅亡」を喧伝したこの本は、当時の青少年を中心とする人々に漠然と
>した将来への不安やトラウマを植え付けた。(たとえば、地下鉄サリン事件など一連の
>テロ事件を起こしたオウム真理教は五島が紹介した形でノストラダムスの大予言を
>信じ込んでいて、それが彼らの終末観を促進したという見方もある[1]。)

( http://web.archive.org/web/20061208092843/http://info.aleph.to/aumaffair/203.html
が [1] のリンク先)

しかし、この程度のオウム真理教への影響で 『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』 となって
しまうのならば、「コスモクリーナー」がそのまま取り入れられた (?) 『宇宙戦艦ヤマト』
などは、非常に危ない奇アニメということになりかねない。あれをもろに真似ようとした
教団製作のアニメまであったくらいだし。

- http://ja.wikipedia.org/wiki/コスモクリーナー_(オウム真理教)



http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1212823815/291-

291 :無名草子さん:2008/06/14(土) 00:23:33
『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ノストラダムスの大予言』の項。
>(略)将来はどうなるのかという不安を抱いていた日本人に、「あと
>26年で地球は破滅する」という予言は、大パニックを巻き起こした。
>どうせ世界は破滅するのだからと、大学受験や会社への就職をやめて
>ドロップアウトする者、まじめに働く意欲をなくし快楽主義に陥る者、
>そして、麻原のように、オカルトに興味を持ち、その力で破滅に対抗
>しようとし、やがて、その予言の中に語られていた巨大な存在こそが
>自分だ、という妄想にとらわれる者、そんな人々を多出させた本である。
>その時代に生きていた者は、大なり小なり人生に影響を与えられたと
>思われる。

292 :291:2008/06/14(土) 00:24:41
なんと、『ノストラダムスの大予言』がオウムを生んだことにされている。
カルトとオカルトの関係について語りだすとややこしくなるので、「そんな
単純な問題ではない」とだけ言っておくが、それより・・・
予言を信じて絶望し、進学や就職を放棄して刹那的な人生を送る人間が「多出」
したかのように書かれているが、まるでアニメの『ちびまる子ちゃん』の中の
一話のような話ではないかw
少なくとも俺の周囲に、こんなオカルト本のために人生が変わってしまった
などという馬鹿は一人もいない。
大部分の人間にとって単なる虚構、一過性のブームに過ぎなかったと言って
いいだろう。
オカルトにかぶれやすい小中学生にしても、どの程度切実に受け止めていた
ことか・・・彼等にとってもオカルト的な話題は「非日常」の問題なのだ。
発行当時に「大パニックを巻き起こした」のなら、1990年代後半の愈々
破滅が迫ってきた時に「平穏な中で」「新世紀を迎え」ることなどでき
ないだろう。日本中が大混乱に陥っていたはずだ。
この本のために本当に人生が変わってしまったことがはっきりしている人間が
存在するとしたら、それは唯一人、五島勉だけではないか?

293 :292:2008/06/14(土) 00:26:31
もう少し簡潔にツッコんでみるw

『月刊 ほんとうに怖い童話』7月号
『唐沢俊一が選ぶアブナイ奇書』より、『ノストラダムスの大予言』の項。
>どうせ世界は破滅するのだからと、大学受験や会社への就職をやめて
>ドロップアウトする者、まじめに働く意欲をなくし快楽主義に陥る者、
>(略)そんな人々を多出させた本である。

そんなヤツ、いねーよ!!

294 :無名草子さん:2008/06/14(土) 00:35:13
>>292
この文章が唐沢の引用かと思ったよ。
なんか似てる。

295 :292:2008/06/14(土) 00:42:19
>>294
書きながら、自分でもそう思ったよorz

これ以上、引用を続けるのはヤバいかもしれん...

296 :無名草子さん:2008/06/14(土) 01:06:00
>>295
お前唐沢だろ

297 :無名草子さん:2008/06/14(土) 01:35:56
>>295
凹まないでも……唐沢の文章に似ているというより、と学会の本に載っていそうな
文章だと思ったし。

今となっては、と学会風の文章というのもアレかもしれないが。

298 :無名草子さん:2008/06/14(土) 02:22:06
>>291-292
なんの本だったか忘れたが、山本弘が
「バタフライ効果というものがある。(中略)ノストラダムスの大予言がオウム真理教の犯罪を生んだのだ。」
という意味のことを書いてたなー
なんだったっけ、あの本?

この本と同じくらいの時期に、山本のアニメ評論もちらほらと商業誌に載ってたのを覚えてるけど、評論と呼ぶのもためらわれる、上記の↑と大差ないトンデモ決めつけの垂れ流しだったなあ
(要するに、「70年代とかの古いアニメはすばらしいが、最近(90年代)のアニメはダメだ」っていうタワゴトだった)

311 :無名草子さん:2008/06/14(土) 11:15:11
>>308
唐沢俊一のコラムは、これがネタ元かも↓ まあこの項目自体、と学会色が強い文章で
埋められているんだけど。

>1973年に『ノストラダムスの大予言』(祥伝社)を執筆。この本は、オイルショックや
>公害問題の顕在化による社会不安を背景に大ベストセラーとなり、映画化もされた。
>「1999年人類滅亡」を喧伝したこの本は、当時の青少年を中心とする人々に漠然とした
>将来への不安やトラウマを植え付けた。(たとえば、地下鉄サリン事件など一連のテロ事件
>を起こしたオウム真理教は五島が紹介した形でノストラダムスの大予言を信じ込んでいて、
>それが彼らの終末観を促進したという見方もある[1]。)

[1] のリンク先
http://web.archive.org/web/20061208092843/http://info.aleph.to/aumaffair/203.html
は現時点では見れない。復旧すれば見れるようになるのかなあ?


320 :無名草子さん:2008/06/14(土) 16:09:43
>>311
「ネタ元かも↓」以下の引用符付き6行は「wikipedia 五島勉」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%B3%B6%E5%8B%89
からの引用だね。
で、「現時点では見れない」という

旧教団オウム真理教の事件とその動機について 2-2
http://web.archive.org/web/20061208092843/http://info.aleph.to/aumaffair/203.html

は、今もweb.archive.orgのサーバーに保管されているので、見れますよ。

321 :311:2008/06/14(土) 16:19:33
>>320
う、リンク先のコピペを忘れていました、すみません。

http://web.archive.org/web/20061208092843/http://info.aleph.to/aumaffair/203.html

は >>311 を書いた時点ではエラーメッセージが表示されていたけど、
今は問題なく見れますね。




   
 
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