トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/7/??  ??:??

「長島監督」……  その他の雑学本 間違い探し編

『唐沢先生の雑学授業』 P.175 (表題)
セントバーナードの純血種を
日本で初めて飼ったのは長島監督。
スイスのファンから送られた。
名前はマンディ。

×長島監督 ○長嶋監督 または 長嶋茂雄終身名誉監督
×スイスのファンから送られた ○スイスで血統のよいセントバーナード犬を買ってきた

『長嶋家の謎』に書いてあるという話が本当ならば、長嶋が初めてのヨーロッパ旅行の
ときにスイスで買ったセントバーナード犬が、日本で飼われた最初のセントバーナード
ということになる。

ただ、「日本で初めて」は長嶋の自己申告でしかないことを考えると、「どこまで信憑性
があるのかは・・・・」 (Read More 参照) という話になるかも。セントバーナードの方から
探してみても、日本で最初に飼われた犬についての記述はみつからなかった。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1211615504/655
>おそらくネタ元はねじめ正一「長嶋家の謎」1999.12刊
>しかし、その本には現役時代に初めてヨーロッパ旅行に行った時に、
>スイスで血統の良いセントバーナード「マンディ」を買って来た。
>と書かれている。

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/072/p04.html
>『長嶋家の謎』で知った「長嶋家の庭には二宮金次郎像がある」。〈略〉
>長嶋さんが現役時代、初めてヨーロッパ旅行に行ったとき、スイスで血統のよい
>セントバーナード犬をわざわざ買ってきて、日本に連れてきて非常に可愛がって
>いたんだとか。

その他参考 URL (セントバーナード) :
- http://www.dogfan.jp/zukan/Working/stbernard/index.html
- http://www.animal-planet.jp/dogguide/directory/dir12300.html
- http://www.beethoven-coffee.com/AISB-Japan/AISB-Japan-1.htm
- http://kingswoods.net/purposeofmywebsite.html

追記 : 日本のセントバーナードの起源について調べてくれた人がいたので、感謝しつつ、
Read More および上記の参考 URL に追加。

日本で最初のセントバーナード犬は 1908 年まで遡れるとの説あり。純血種かどうかは
不明。それを勘定に入れないとしても、1950 年代後半にはイギリス産セントバーナード
が輸入されていたそうで、1957 年に巨人入団の長嶋が現役時代に購入したマンディが、
日本最初だとは考えにくい。ただし、スイス産にこだわるとしたら、話はまた別になるかも。


http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1211615504/652-

652 :無名草子さん:2008/06/01(日) 20:42:11
『唐沢先生の雑学授業』P175

>セントバーナードの純血種を日本で初めて飼ったのは長島監督。

これがタイトルで、本文では一切触れられていない。だからこの「長島監督」というのが
どこの誰だかさっぱり分からない。読売巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督のことなのか。
だったら「長島」じゃなくて「長嶋」。

655 :無名草子さん:2008/06/01(日) 21:29:22
『唐沢先生の雑学授業』P175

>セントバーナードの純血種を日本で初めて飼ったのは長島監督。
>スイスのファンから送られた。
>名前はマンディ。

おそらくネタ元はねじめ正一「長嶋家の謎」1999.12刊
しかし、その本には現役時代に初めてヨーロッパ旅行に行った時に、
スイスで血統の良いセントバーナード「マンディ」を買って来た。
と書かれている。
最初の一行だけだったらガセじゃなかったのに・・・・
と言いつつ「日本で初めて」というのは長嶋曰くなので
どこまで信憑性があるのかは・・・・

726 :無名草子さん:2008/06/03(火) 13:31:08
>>652
↓こんなの見つけた。
 これが純血種だったのかどうかは判らないが・・・

http://www.beethoven-coffee.com/AISB-Japan/AISB-Japan-1.htm
>日本におけるセント・バーナード種の起源は、実のところ明白ではない。
>わたしが知る限りでは、時期、名前、正確な場所すら情報がない。
>ただ知られているのは、最初のセント・バーナードは、1908年頃に、
>おそらく堺市で外国貿易をしていた人物によって我が国にもたらされたと思われる。
>この犬は、自分の子供へのおみやげ として、イギリスで購入されたものであった。 

727 :無名草子さん:2008/06/03(火) 13:47:27
>その後、数年後には、日本国内におけるセント・バーナードに関する
>あらゆる足跡が失われることになる。
>それは、もちろん大きな戦争によるためで、日本国内の生活と経済に
>劇的に、しかも壊滅的な打撃を与えることになった。
>第2次世界大戦後の1950年代半ばになって、ようやく経済は復興に向かい、
>それにともなって愛玩動物の市場も発展し始めた。
>この時期には、ブリーダー(注 繁殖者)の他に、愛玩犬の販売業者や輸入業者も登場した。
>外国からは数多くの犬種が日本にもたらされるようになり、
>その中に、セント・バーナード種の様々な台牝(注 繁殖のための牝犬)も含まれていた。
>これらのセント・バーナードの多くはイギリス産で、おそらく、イギリスの血統が確立し た
>体格の大きさがその選択の理由ではなかったか、と考えられる。

>続く60年代になると、日本におけるセント・バーナードの歴史に転機が訪れる。
>6 0年代初期にはイギリス系は大いなる栄光を極め、国内の愛犬家すべてに承認を得るに至る。
>しかも愛犬家の多くが、セント・バーナードは実際イギリス原産であると確信するようになった。
>ところが、60年代後半になると、アメリカ系の新たな血統が日本にもたらされるようになる。


>>655には「現役時代に初めてヨーロッパ旅行に行った時に」とあるが・・・
長嶋がジャイアンツに入団したのが1957年か。
戦後のケースのみに限ってみても、初めて飼ったのが長嶋かどうかはかなり疑問。

728 :無名草子さん:2008/06/03(火) 14:08:35
唐沢俊一の言葉以上に、長嶋茂雄の言葉を信じちゃいかんだろ

736 :無名草子さん:2008/06/03(火) 16:37:08
セントバーナードに関してもそうだが、唐沢には調べて書くという姿勢がないね。
知泉でも珍獣の館でもとにかくパクってコピペ。ガセか否かの検証もない。誤字脱字
コピーミス、全く意に介しない。
なをきはちゃんとしていると思うが、無能な兄を雑学王と誤認させるようなキャラ作りをしたのは
罪深いね。

746 :無名草子さん:2008/06/03(火) 18:04:47
当時のセントバーナードは、やはり純血種ではなかったのか?

http://www5.ocn.ne.jp/~saints/kennelhistory1.html
>典型的な英国タイプと当時は言われていたが今考えるにそれは誤りで純日本タイプと
>いったほうが正しいと思う。当時はこのようなタイプがセントバーナードと言われた。

http://kingswoods.net/purposeofmywebsite.html
>原産国スイスのセントバーナードタイプが国際的な常識である中にあって「犬」後進国
>日本のセントバーナードを何とか先進国のレベル迄追いつきたいという一念からアメリカ
>から多数のセントバーナードを輸入したのである。そのことが日本のセントバーナード界
>から英国タイプ及びそれらを基礎にした日本型セントバーナードを払拭してきた先駆けの
>一人であると自負している。

http://www5.ocn.ne.jp/~saints/perspicacious/mythought9.html
>現在私たちが目にするセントバーナードの大きさは、当たり前のように思っているが
>前述したように、本来のセントバーナードは、65cmから70cmが標準体高であった。
>それを大きい犬という潜入感から大きさを更に求めイギリスのセントバーナードのように
>体高のみ大きくなり股関節の緩い犬が出来上がりその末裔が日本に多数輸入された。




   
 
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