トンデモない一行知識の世界 OLD　- 唐沢俊一の「雑学」とは -

『唐沢先生の雑学授業』 P.110

唐●いや、後に映画にも出ているけど、五月みどりの方はれっきとした
歌手だ。
お●え、そうなんですか。
唐●一九六〇年に「おひまなら来てね」で大ヒットを飛ばしているんだ。
それでその後連続して「あしたも来てね」「忙しくても来てね」と“来てね”
シリーズをリリースし続け、六二年には「一週間に十日来い」という曲を
出した……。
お●ムリです……。おととい来るよりムリです……。
唐●しかも“来てね”がいきなり“来い”だからなあ。さすがに無理だろう
それは、と突っ込まれて怒ったか、次に「貴女なんか来ないで」を出した。

×一九六〇年に「おひまなら来てね」　○一九六一年に「おひまなら来てね」
×連続して「あしたも来てね」「忙しくても来てね」
○「あしたも来てね」「一週間に十日来い」「忙しくても来てね」
×おととい来る　○おととい来い

「貴女なんか来ないで」という曲は出していない。なぜ「貴女」と女性形 (?) なのかも謎。
「突っ込まれて怒ったか」というのも意味不明だし。

唐沢俊一の話では、1960 年に「おひまなら来てね」を出して (実際は昭和 36 年で
1961 年)、「『あしたも来てね』『忙しくても来てね』と“来てね”シリーズをリリース」
してから、1962 年に「一週間に十日来い」、その次に「貴女なんか来ないで」を
出したことになってる。

しかし、五月みどりのオフィシャルサイトのディスコグラフィーに載っているリリース順は、
「おひまなら来てね」→「忙しくても来てね」　「一週間に十日来い」→「あしたも来てね」
→「お近いうちに又来てね」で、全然違う。

http://www.satsukimidori.net/disco/disco.php
＞36年　「おひまなら来てね」
＞37年　「忙しくても来てね」　「一週間に十日来い」
＞38年　「あしたも来てね」　
＞39年　「お近いうちに又来てね」

(上の引用は一部の曲のみの抜粋で、実際は他にも多くの曲を出している)。




http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1211615504/478

478 ：無名草子さん：2008/05/30(金) 08:49:20
『唐沢先生の雑学授業』　Ｐ110

＞唐●一九六〇年に「おひまなら来てね」で大ヒットを飛ばしているんだ。それでその後連続して
＞「あしたも来てね」「忙しくても来てね」と“来てね”シリーズをリリースし続け、
＞六二年には「一週間に十日来い」という曲を出した……。
＞お●ムリです……。おととい来るよりムリです……。
＞唐●しかも“来てね”がいきなり“来い”だからなあ。
＞さすがに無理だろうそれは、と突っ込まれて怒ったか、次に
＞「貴女なんか来ないで」を出した。

事実関係をチェックするまえに、おかしなところを指摘する。
おぐりの台詞「おととい来いより無理です」だよね、普通。
「さすがに無理だろうそれは、と突っ込まれて」と唐沢は言っているが、なんで
その前におぐりが「ムリです……。」と言ったのはスルー。
「突っ込まれて怒った」なんで、怒るの？
そして、「貴女なんか来ないで」って「貴女」って誰ですか？

五月みどりのディスコグラフィによれば、
一九六一年 「おひまなら来てね」
一九六二年 「忙しくても来てね」「一週間に十日来い」
一九六三年 「あしたも来てね」
一九六四年「お近いうちに又来てね」
で、唐沢の説明している順番は出鱈目。さらに「貴女なんか来ないで」なんて唄は出していない。