トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/456.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/ で続きの Blog をやっています
   
 

2008/5/24  4:44

唐沢版・トンデモ古本用語事典【青空古本市】  その他の雑学本 間違い探し編

『古本マニア雑学ノート 2冊目』 P.215 唐沢版・古本用語事典より
あおぞらふるほんいち【青空古本市】
マスコミが取材に来る唯一の古書関連行事。毎年、読書週間に合わせて
神田すずらん通り、神保町交差点、神田古書会館の三か所で開催される。
古書ばかりでなく、神田近辺にある出版社も出店しており、著者サイン本
などが並べられる。古書のほうは特にこの期間中安いというわけでも掘り
出し物があるというわけでもないので、マニアはむしろこっちのほうに群がる。

×あおぞらふるほんいち【青空古本市】  ○かんだふるほんまつり【神田古本まつり】
×神田古書会館 ○東京古書会館
×神田すずらん通り、神保町交差点、神田古書会館の三か所で開催
○神保町交差点他の神田神保町古書店街で、青空掘り出し市が開催。
 東京古書会館で特選古書即売展、神保町すずらん通りなどで関連イベントが開催
×古書のほうは特にこの期間中安いというわけでも掘り出し物があるというわけでもない
○特選古書即売展には、「和洋の珍品古書、 古典籍、作家の肉筆もの」などもある。

神田神保町古書店街とその近辺で開催されるイベントの総称は「神田古本まつり」。
そのメインとなるのが、「青空掘り出し市」と「特選古書即売展」。

青空掘り出し市は、神保町交差点だけでなく、「専修大学前の交差点まで」と、神保町
古書店街の広範囲が会場となる。唐沢俊一の書いている「青空古本市」は名称的にも
間違っているわけだが、これは早稲田の青空古本市 (早稲田青空古本掘出市が正式
名称) との混同だろうか。

特選古書即売展は、「神田古書会館」ではなく「東京古書会館」で開催される。唐沢俊一
は「掘り出し物があるというわけでもない」というが、ここはイベントの紹介文にある「和洋
の珍品古書、 古典籍、作家の肉筆ものなどもあり
」の方を信用してよいだろう。

これら 2 つ以外の関連イベントというものもあって、「神田すずらん通り」ならぬ「神保町
すずらん通り
」で開催され、「神田近辺にある出版社も出店」したりするのは、関連イベ
ントの「神保町ブックフェスティバル」のことと思われる。

http://jimbou.info/news/furuhon_fes07.html
>■青空掘り出し市<1年に1度!100万冊の大バーゲン!>
>神保町表通り(靖国通り)の舗道に古書店と向き合うように書棚を並べ、駿河台下から
>専修大学前の交差点まで、書店と書棚に囲まれた「本の回廊」が出現します。
>・・・まさに、街そのものが本屋になる!?
>開催時間/午前10時~午後7時(雨天中止・最終日午後6時まで)
>会 場/神田神保町古書店街(靖国通り沿い・千代田区神田神保町交差点他)

>■特選古書即売展<稀書・珍書・良書がいっぱい!>古本まつりの前半3日間のみ、
>東京古書会館地下ホールで開催します。和洋の珍品古書、 古典籍、作家の肉筆もの
>などもあり、普段はあまり展示会をしない老舗も多く参加するのも特徴です。
>開催時間/午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)
>会 場/東京古書会館 地下ホール(千代田区神田小川町3-22)

>第17回神保町ブックフェスティバル
>〈略〉※会 場/神保町すずらん通り・さくら通り・小学館・集英社前広場
>主 催/東京都書店商業組合千代田支部

>■神田古本まつり☆プレ・イベント<ようこそ!本の街・神保町>
>靖国通りとすずらん通りに「縁台」を設置します。
>会 場/靖国通り・すずらん通り

このネタを2ちゃんねるのスレに書き込んだ人の感想 (Read More 参照)。

>ちなみに、この「青空古本市」は、唐沢版・古本用語事典の最初の用語なのである。
>…最初からこれかよorz




http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1211202322/243

243 :無名草子さん:2008/05/22(木) 18:22:15
「古本マニア雑学ノート2冊目」P.215
唐沢版・古本用語事典より

>あおぞらふるほんいち【青空古本市】
>マスコミが取材に来る唯一の古書関連行事。
>毎年、読書週間に合わせて神田すずらん通り、神保町交差点、神田古書会館の三か所で開催される。
>古書ばかりでなく、神田近辺にある出版社も出店しており、著者サイン本などが並べられる。
>古書のほうは特にこの期間中安いというわけでも掘り出し物があるというわけでもないので、
>マニアはむしろこっちのほうに群がる。

「事典」と名づけるからにはもうちょっと正確に書けないものか。
まず、読書期間中に神保町古書街で行われる行事は、「神田古本まつり」。
ttp://jimbou.info/news/furuhon_fes07.html
「青空掘り出し市」は古本まつりの行事の一環なのである。
…え?「青空掘り出し市」?「青空古本市」じゃないじゃん。
>古書ばかりでなく、神田近辺にある出版社も出店しており、著者サイン本などが並べられる。
どちらかというと、これは「特選古書即売展」のことではないかと。
それから、「神田古書会館」じゃなくて「東京古書会館」。
ttp://www.kosho.ne.jp/~tokyo/kaikan.htm

まあ、「古本マニア」にしてはちょっとズサンすぎである。
「神田古本まつり」で項を設けるべきだったと思うし。
ちなみに、この「青空古本市」は、唐沢版・古本用語事典の最初の用語なのである。
…最初からこれかよorz



   
 
HOME

 

 

inserted by FC2 system