トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
旧 URL は、http://diary.aol.com/yzuc9ww/432.html
文字列の一括置換をかけた都合上、旧ブログのコメント欄および2ちゃんねるのスレからの引用の中の URL も全部新 URL に置き換わっていますことを、あらかじめご了承ください
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/ で続きの Blog をやっています
   
 

2008/5/16  3:01

もちろん「ばばばばば」だってそのままだ  その他の雑学本 パクリ探し編

『唐沢先生の雑学授業』 P.7
ボリビアの軍隊は演習で「ばばばばば」と口で言いながら小銃を撃つふり
をしている。
〈略〉
それともひとつ、ボリビアは“海がないのに海軍がある国”としても有名だな。

それともひとつ」は原文ママ。

2ちゃんねるのスレでパクリ元と目されている (Read More 参照) のは、これ↓

http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu.html
>ボリビアの軍隊は演習で「ばばばばば」と口で言いながら小銃を撃つふり
>をしている。単純に実弾がなかったため。また、海がないのに海軍がある
>のは有名。


上記のページは最終更新日が「2003.11.5」、Webarhive に 2004 年 11 月 16 日時点の
ものが存在
するのに対し、『唐沢先生の雑学授業』の初版は、2005 年 9 月 25 日。

このサイトと表現が酷似しているネタは、これ以外にも存在。

http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu.html
-------
・中国語で「馬鹿」と書く動物がいる。マンシュウアカシカのこと。
-------

『唐沢先生の雑学授業』 P.57 (表題)
-------
中国語で「馬鹿」と書く動物がいる。
-------

http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu.html
-------
・各国での写真を撮る時のかけ声。 韓国…「キムチ!」 メキシコ…「テキーラ!」
 ブラジル…「ウイスキー!」 オーストラリア…「キウイ!」 台湾…「A、B、C!」

-------

『唐沢先生の雑学授業』 P.53 (表題)
-------
各国での写真を撮る時のかけ声。
韓国「キムチ!」、
メキシコ「テキーラ!」……

-------
「…」は消し忘れだろうか。

http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu.html
-------
・「ゆびきりげんまん」の「げんまん」は、「拳万」と書く。約束を破ったら拳固で万回打つ
 という意味。

-------

『唐沢先生の雑学授業』 P.111 (表題)
-------
「ゆびきりげんまん」の「げんまん」は、
「拳万」と書く。約束を破ったら拳固で
万回打つという意味。

-------

いくら短文といっても、こうまで完全一致しなくともよいと思うのだが……。

それと、http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu.html の
>黒色火薬は、明代の中国で水虫・タムシの薬として使われていた。

は、もしかしたら、「あるいは彼すらもバロウズのフォロワー」で取り上げた、「ええっ、
水虫を爆破するんですか!
」に関係があるかもしれない……けど、あちらはパクリが
どうのこうのじゃなくて、カットアップされた電波文章になっているのでよくわからない。


追記 : 「あるいは彼すらもバロウズのフォロワー」の方は、「黒色火薬は、明代の中国
で水虫・タムシの薬として使われていた。
」を最初に挿入する予定だった可能性が大。
(コメント欄 参照)

また、2ちゃんねるのスレに、同サイトからのパクリ報告があった (Read More 参照)
ので追加。

http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu2.html
-------
・ミンククジラの名前は、ドイツ人の新米砲手マインケ(MINKE)がノルウェー沖で
シロナガスクジラを撃つつもりが小さなミンククジラに命中させてしまい,仲間が
からかって「マインケのクジラ」と呼んだことから。毛皮にするミンクとは関係ない。

-------

『唐沢先生の雑学授業』 P.48
-------
ドイツの新米砲手のマインケという男が、ノルウェー沖で巨大なシロナガスクジラを
撃とうとしてねらいを外し近くにいた小さな鯨を撃ってしまった。仲間たちがそのドジを
からかって、この鯨に“マインケの鯨”とあだ名をつけたんだな。で、そのマインケの鯨
が、ミンク鯨になった。

-------


http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1208355813/582

582 :無名草子さん:2008/05/14(水) 21:02:57
「唐沢先生の雑学授業」P.7
>ボリビアの軍隊は演習で「ばばばばば」と口で言いながら小銃を撃つふりをしている。

>ボリビアの軍隊は演習で「ばばばばば」と口で言いながら小銃を撃つふりをしている。単純に実弾がなかったため。
>また、海がないのに海軍があるのは有名。
ttp://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu.html
上のサイトの最終更新日が2003年11月5日、「唐沢先生の雑学授業」の初版発行は2005年9月25日。
なお、「雑学授業」でも、小銃を撃つふりのネタの後で、
>それともうひとつ、ボリビアは“海がないのに海軍がある国”としても有名だな。
という展開になる。その後でどうしてそうなったか一応説明はされているが。

他にカブっているネタは、
>中国語で「馬鹿」と書く動物がいる。(P.57)
>「ゆびきりげんまん」の「げんまん」は、「拳万」と書く。約束を破ったら拳固で万回打つという意味。(P.111)
>各国での写真を撮る時のかけ声。韓国「キムチ!」 メキシコ「テキーラ!」……(P.53)

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1211615504/446

446 :無名草子さん:2008/05/29(木) 20:56:08
『唐沢先生の雑学授業』P48

>ドイツ「の新米砲手のマインケという男が、ノルウェー沖で巨大なシロナガスクジラを撃とうとしてねらいを外し
>近くにいた小さな鯨を撃ってしまった。仲間たちがそのドジをからかって、この鯨に“マインケの鯨”と
>あだ名をつけたんだな。で、そのマインケの鯨が、ミンク鯨になった。

『唐沢先生の雑学授業』2005年9月25日初版

>ミンククジラの名前は、ドイツ人の新米砲手マインケ(MINKE)がノルウェー沖でシロナガスクジラを撃つつもりが小さなミンククジラに命中させてしまい,
>仲間がからかって「マインケのクジラ」と呼んだことから。毛皮にするミンクとは関係ない。

「聞きかじり2」
http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/zatu2.html

2005.2.3改訂

449 :無名草子さん:2008/05/29(木) 21:05:26
>>446
この2005年9月刊の『唐沢先生の雑学授業』って、
まさにドロナワで1冊文まとめるためにネット検索の結果
5日ぐらいで書いた物なのかね?

これまで指摘されているこの本のパクリ
「イギリスのスパゲティ」2005年2月21日 素人ブログ
「ガウディの雑学数点」 2005年6月9日 知泉のメルマガ
「ミンクくじらの語源」 2005年2月3月 聞きかじりサイト

手短に、その時点で検索しやすい極々最新の情報を掻き集めた結果って事?
他にもたまたま検索に引っかからない物も沢山あるんじゃないかな
元ネタのページが消えてしまったなんて物を含めて。


450 :無名草子さん:2008/05/29(木) 21:07:56
>>446
この聞きかじりからは確か他の雑学もコピペの指摘あったよね?


451 :無名草子さん:2008/05/29(木) 21:17:39
あげ

452 :無名草子さん:2008/05/29(木) 21:21:27
http://tondemonai2.web.fc2.com/432.html

ここで指摘されてるね。

453 :無名草子さん:2008/05/29(木) 21:29:02
ネットだと1年も経たずに消えてしまうブログやサイトが大量にあるから
3年も経て、これだけ検索されるって、当時だったらもっとあったんだろう。

フリーペーパー『pronto pronto?』で連載中のコラムのタイトル
『トリビア名誉教授唐沢俊一のビジネス課外授業。』
なので、面白そうなコピペネタ、ガセネタがありそうだね



2008/5/31  8:25

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/432.html

ミンククジラのネタの件、こちらに追記しました。

2008/5/17  0:24

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

>唐●黒色火薬は、明代の中国で水虫・タムシの薬として使われていた
>んだ。 ← この一行

2ちゃんのスレの方も見ましたが、最初に挿入というのに「おお」と
感動しました。実は、この行を、

>唐●いや、それは“かやく”だ。火薬は火をつけると爆発するヤツだ。

>お●ええっ、水虫を爆破するんですか!

の間に入れたらどうか、いやそれでも電波文章だしなあ、と思って
投げてしまっていたのです。

さらに、おっしゃる通り、この『唐沢先生の雑学授業』では、表題の
言葉に続けて、おぐりがまず何か言うという体裁になっていますね。
表題と「火薬って他にもお好み焼きとか」との間をうまく埋められな
くて保留にしてるうちに、忘れてそのまま本として出してしまった、
というオチかもしれません。

2008/5/16  11:15

投稿者:藤岡真

ちょっと訂正。
『唐沢先生の雑学授業』は、おぐりのボケに唐沢が突っ込むという体裁で、各章おぐりの言葉から始まっています。したがって、この章のタイトルが「エプロンは火薬を発明した?」じゃなくて「黒色火薬は、明代の中国で水虫・タムシの薬として使われていた」でなくてはなりませんね。
 ま、唐沢の杜撰なコピペミスであることには変わりありませんが。

2008/5/16  8:57

投稿者:藤岡真

>黒色火薬は、明代の中国で水虫・タムシの薬として使われていた。

 これが、本来あの「電波文章」の冒頭にコピペされるはずだったのでしょうね。

唐●黒色火薬は、明代の中国で水虫・タムシの薬として使われていたんだ。 ← この一行
お●火薬って他にもお好み焼きとかに入れたりしますよね!
唐●いや、それは“かやく”だ。火薬は火をつけると爆発するヤツだ。
お●ええっ、水虫を爆破するんですか!
唐●そうじゃないって。黒色火薬は硝酸カリウムという物質とイオウと木炭を
混ぜてつくるんだけど、硝酸カリウムは今でも皮膚病のクスリに入っているし、
イオウも殺菌能力があるから皮膚病に効果がある。明代というと五百年くらい
前だけど、そのころの火薬というのは爆発力が小さかったから、兵器に使うより、
こうしたクスリの方が注目されたんだ。
お●平和でいいですね、水虫治療なら。

ね?

   
 
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