トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/5/15  1:31

ちなみにアルマ・マーラーはすごい美人だった  その他の雑学本 間違い探し編

『唐沢先生の雑学授業』 P.184 ~ 186
マーラーの墓に“グスタフ・マーラー”と名前しか彫りつけられていないのは、
彼が宮廷オペラ劇場や市当局などと、ありとあらゆるところとぶつかって
ケンカばかりしており、友人が誰もいなかったためと言われている。

“グスタフ・マーラー” (GUSTAV MAHLER) と名前のみ彫られ、生没年すらない墓は、
生前のマーラーの意向通りにつくられたもの。奥さんのアルマ・マーラーの書いた本
『グスタフ・マーラー 愛と苦悩の回想』によると、「ぼくの墓を訪ねてくれるほどの人なら、
ぼくが何者かはわかっているでしょう。そのほかの人には用はありません
」。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA000964/mahler.htm
>飾りのない墓石を置いて、ただ“マーラー”とだけ書いてくれ、と頼んだ。「ぼくの墓を
>訪ねてくれるほどの人なら、ぼくが何者かはわかっているでしょう。そのほかの人には
>用はありません。1)
〈略〉
>名前だけ、というマーラーの意向通りの墓標は有名な建築家、ヨーゼフ・ホフマン
>(Joseph Hoffmann)のデザイン(でも、せめて生没年くらいあったほうがいいのでは?
〈略〉
>1) グスタフ・マーラー 愛と苦悩の回想, アルマ・マーラー著, 石井宏訳, 中公文庫,
>1987年8月10日発行


そもそも、2ちゃんねるのスレへの最初の指摘書き込み (Read More 参照) にもあった
ように、「友人が誰もいなかった」ら、墓には名前だけになるというものでもないだろう。
それに、「ケンカばかり」と友人の有無とは、直接関係ないのでは。実際、マーラーの
回顧録を書いたナターリエ・バウアー=レヒナーや、弟子であり長年の友人でもあった
ブルーノ・ワルターといった存在もある。

参考 URL:
- http://www8.plala.or.jp/bone_trom/my_music/mahler3.htm
- http://www.rr.iij4u.or.jp/%7Eyamam/gustavmahler7.htm
- http://kazutoshikoro.hp.infoseek.co.jp/mahler9.html

(そういえば、ジンギスカンについても、「墓も残さず」寂しいものだと難癖つけたガセビア
があったなあ)。



http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1210096847/519

519 :無名草子さん:2008/05/13(火) 20:16:43
「唐沢先生の雑学授業」P.184~5

>マーラーの墓に“グスタフ・マーラー”と名前しか彫りつけられていないのは、
>彼が宮廷オペラ劇場や市当局などと、ありとあらゆるところとぶつかって
>ケンカばかりしており、友人が誰もいなかったためと言われている。

名前しか彫られていないのは、マーラー本人の希望だったようだが。
>飾りのない墓石を置いて、ただ“マーラー”とだけ書いてくれ、と頼んだ。
>「ぼくの墓を訪ねてくれるほどの人なら、ぼくが何者かはわかっているでしょう。そのほかの人には用はありません。
ttp://hp.vector.co.jp/authors/VA000964/mahler.htm
>「私の墓を訪ねてくる人なら、私が何者だったか知っているはずだし、そうでない連中にそれを知ってもらう必要はない」
>というマーラーの考えで、墓石には「GUSTAV MAHLER」という名前だけが刻まれています。
ttp://www.nakash.jp/opera/2004buda/7wien3/wien35mahler.htm
よく考えると、友達の有無と墓に何を彫るかというのはあまり関係がないのでは。
それよりも、マーラーと奥さんの墓が背中合わせになってるというのが気になるな。



   
 
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