トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/4/25  2:19

季語にもなった『うどんや風一夜薬』だそうな  その他の雑学本 間違い探し編

「うどんや風一夜薬」について。
『笑うクスリ指』 P.41
大阪のメーカーで、昔から大阪で風邪をひいた人にかける言葉の
「熱いうどんでも食べて、はよ寝なはれ」
という文句からとって薬と会社の名にしたのだそうだ。

2ちゃんねるのスレでの指摘 (一番下のほうに引用) の通りで、上の文章には「薬」が
登場しないし、なぜ「うどんや」なのかも説明されていない。

実際の名前の由来は、「『うどんや』にある『風(かぜ)』が『一夜』で治るお『薬』」。
大阪だったらどこにでもあるうどん屋に薬を置かせてもらい、栄養のあるアツアツのうどん
を食べ、この薬を飲み、ぐっすり一晩寝るというのを、風邪を治す方法として広めた。

かなりユニークな発想で売ったものだなと思うが、そこら辺は唐沢俊一スルーの法則が
発動して、あっさり無視されてしまった模様。

http://www.kazeichiyakusuri.co.jp/rekisikan/yurai.htm
>かぜの早期治療には、アツアツのうどんを食べ、この薬を飲んで、一晩ぐっすり眠ること
>が養生の基本であるという考えから、うどん屋で売られていました。

>当時の大阪には、至る所にうどん屋さんがあり、まさに庶民のファーストフードでもあった
>わけです。ですので、風邪を引くとうどんやさんに駆け込んでカゼを治すこの方法が、
>浪花の文化として、全国に広がりました。
〈略〉
>『うどんや』にある『風(かぜ)』が『一夜』で治るお『薬』。

>これが薬の名称の由来で、私どもがうどん屋であったわけではなく、あくまでも、薬を
>置かせていただいているロケーションを示したもので、創業以来130有余年、うどんは
>一度も作ったことがないというのが、社の歴史でもございます。


http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1208837414/258
>258 :無名草子さん:2008/04/24(木) 04:58:04
>『笑うクスリ指』P41

>「うどんや風一夜薬」について。

>>大阪のメーカーで、昔から大阪で風邪をひいた人にかける言葉の
>>「熱いうどんでも食べて、はよ寝なはれ」
>>という文句からとって薬と会社の名にしたのだそうだ。

> 大間違いというわけではないが、これでは風邪薬の入り込む余地もないし、
>なんで「うどん」ではなくて「うどんや」なのかも分からない。

> うどんや風一夜薬本舗
http://www.kazeichiyakusuri.co.jp/rekisikan/yurai.htm

>> かぜの早期治療には、アツアツのうどんを食べ、
>>この薬を飲んで、一晩ぐっすり眠ることが養生の基本であるという考えから、
>>うどん屋で売られていました。

> 唐沢の説明では「この薬を飲んで」と「うどん屋で売られていました」というポイントが
>抜け落ちている。薬屋ならぬうどん屋で売られていたのがミソなのに。



追記: 『トンデモ一行知識の逆襲』 P.162 に同じ文章あり。



   
 
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