トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/4/5  17:18

ネクタイを頭に巻く習慣が存在する国もある  その他の雑学本 間違い探し編

『名も無く美しいニュースたち』 週刊プレイボーイ連載 : 2005/07/12
唐●生物学的に言うと、動物は風太くんみたいに直立した場合、最も弱い部分
であるのど笛が敵の前に露出してしまうわな。人間はそれを防ぐために首に布
を巻いて防御していたわけですよ。その名残がネクタイということになんだな。
ネアンデルタール人が獣の皮や骨の破片を紐でつないだものを巻いていたのが
始まりという説があるくらいネクタイの歴史は古い!

ネアンデルタール人は現世人類の祖先じゃないぞというツッコミも、2ちゃんのスレでの
書き込み (Read More 参照) にあったけど。

獣の皮や骨の破片を紐でつないだもの」にしても、下で引用した Wikipedia にある
シカやオオカミの歯を利用した、ペンダント状のもの」にしても、装飾にはなるだろうが、
敵からの攻撃を防ぐ役にはあまり立ちそうもない。また、それらはネックレスやペンダント
の起源にすることはできても、ネクタイの起源とするのは無理があるような気がするが、
ツタンカーメン王のミイラに見られる首飾り」をネクタイの起源説の 1 つにあげる資料も
存在する。

その他、紀元前 2 世紀頃のローマの兵士が首に巻いたネッカチーフを起源にあげる説も
あるけれど、現在のネクタイの起源といえば、やはりルイ 14 世。兵士たちの巻いている
ネッカチーフを見て、宮廷ファッションに取り入れたという。

ローマの兵士にしても、ルイ14世の興味をひいたというクロアチアの兵士にしても、妻や
恋人からの贈り物であったり、防寒やのどの保護のためだったりで、さすがに布一枚で
敵の攻撃からのどを防御しようとしたものではないようだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ネアンデルタール人
>一方で、1970年代から80年代にかけ、分子生物学が長足の進歩を遂げ、分子系統学
>が台頭してきた。それで人類の系統を探索した結果、現生人類はアフリカに起源を持っ
>てそこから世界に拡散したものであり、ネアンデルタール人類は55万年から69万年前に
>ホモ・サピエンスの祖先から分岐した別種で、現生人類とのつながりは無いという結果
>がもたらされた。

>芸術や美術については確かな証拠がない。なお、切歯が大きく磨り減っていることから、
>動物の皮をなめしていて防寒用のコートを作るなど、服飾文化を持っていたとの仮説も
>あるが実証されていない。またフランスの遺跡からはシカやオオカミの歯を利用した、
>ペンダント状のものが発掘されているが用途は不明である。


http://ukism.net/necktie/necktie01.html
>ネクタイの起源は必ずしも定かではありませんが、最も古いものは、3300年ほど前の、
>古代エジプトのツタンカーメン王のミイラに見られる首飾りとされています。

>ローマ帝国、紀元前1世紀の終わりより2世紀後半のトラヤヌス帝の兵隊の絵にネッカ
>チーフを結んでいる格好が見られます。これは故郷を遠く離れた兵士達の習わしと言っ
>たようなもので、妻や恋人などから首に巻いてもらったものと言われています。

>今日のネクタイの祖先と考えられるものは、17世紀後半に登場したクラバットです。ルイ
>14世に仕える為にパリに遣ってきたクロアチア連隊の将校達が首に巻いていたもので、
>ルイ14世は、宮廷ファッションとして取り入れました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ネクタイ
>一説によると、2世紀頃のローマ帝国では兵士が防寒を兼ねて羊毛の布を首の回りに
>巻いていたのが起源といわれている。また弁士はフォーカルと呼ばれる布をのどの
>保護のために巻いていたといわれている。

>現在のネクタイの原型は17世紀頃とされる。一説にはルイ13世を守るためにクロアチア
>の兵士がフランスを訪れた際、彼らが出征兵士の無事帰還を祈るために妻や恋人から
>贈られたスカーフを首に巻いており、それを見たルイ14世が興味を示して「あれは何だ?」
>と側近の者に尋ねた。クロアチアの兵士について尋ねられたと勘違いした側近の者が
>「クロアチア兵(クラバット)です」と答えた為、クラバット(cravat)と呼ばれた、というもの
>がある。
>なおこの説への批判的な意見として、「14世紀にはすでにフランスでcravateという語は
>使われていた」とも言われている。
>現在でもフランス語などではネクタイを「cravate」と呼ぶ。またこれから18世紀にかけて、
>クラバットに限らず首に布を巻くスタイルは兵装としても用いられ、一般に広まった。この
>形のクラバットは第一次世界大戦頃までの一般的な男性の正装となる。


その他参考 URL:
- http://www.anan.co.jp/Yougo/pages/ka-sec./ka21.html



http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1206777441/

457 :無名草子さん:2008/04/01(火) 11:15:26
同じく唐沢が2005年に週プレで連載していた「名も無く美しいニュースたち」ネタ
http://tie.cocolog-nifty.com/tie/2005/07/post_2356.html
たいこれくしょん in BLOG:2005年7月5日

「唐沢俊一の名も無く美しいニュースたち」にて、クールビズにネクタイ業界が猛
反発している様子を取り上げています。ついでに唐沢氏ならではのトリビアもちょ
いとあり。なんでもネアンデルタール人の時代、人間が直立したときに弱点となる
喉笛を防護するために首に布を巻いたのがネクタイの起源なんだとか。うーむ、そ
うすると、ネクタイをするってのはもはや人間の本能に近い行動なのか?

476 :無名草子さん:2008/04/01(火) 11:46:03
>>457
いくらなんでも
>ネクタイのルーツはネアンデルタール人
というのは無理がありすぎ。

そもそも「ネアンデルタール人がクビに布をまく」ってw

635 :無名草子さん:2008/04/02(水) 01:25:52
>>554のリンク先に行ってみたら、本当にそう書いてあった……。

http://tie.cocolog-nifty.com/tie/2005/07/post_2356.html
>ついでに唐沢氏ならではのトリビアもちょいとあり。
>なんでもネアンデルタール人の時代、人間が直立したときに弱点となる
>喉笛を防護するために首に布を巻いたのがネクタイの起源なんだとか。

唐沢の連載には、正確にはどのように書かれていたんだろう。
いくら何でも、ネアンデルタール人に「布」をつくる技術があったかのように
書いてあったとは思えないが……でも、ありえないとも言いきれないのが唐沢……。

642 :無名草子さん:2008/04/02(水) 02:00:09
>>635
「週プレ 2005年7月12日号」にあった。
若干、リンク先のBlog主の誤読もあり

唐●生物学的に言うと、動物は風太くんみたいに直立した場合、最も弱い部分
であるのど笛が敵の前に露出してしまうわな。人間はそれを防ぐために首に布
を巻いて防御していたわけですよ。その名残がネクタイということになんだな。
ネアンデルタール人が獣の皮や骨の破片を紐でつないだものを蒔いていたのが
始まりという説があるくらいネクタイの歴史は古い!

653 :整理します:2008/04/02(水) 08:19:16
http://tie.cocolog-nifty.com/tie/2005/07/post_2356.html
たいこれくしょん in BLOG:2005年7月5日

「唐沢俊一の名も無く美しいニュースたち」にて、クールビズにネクタイ業界が猛
反発している様子を取り上げています。ついでに唐沢氏ならではのトリビアもちょ
いとあり。なんでもネアンデルタール人の時代、人間が直立したときに弱点となる
喉笛を防護するために首に布を巻いたのがネクタイの起源なんだとか。うーむ、そ
うすると、ネクタイをするってのはもはや人間の本能に近い行動なのか?

正しくは「週プレ 2005年7月12日号」に書かれていた文章は

唐●生物学的に言うと、動物は風太くんみたいに直立した場合、最も弱い部分
であるのど笛が敵の前に露出してしまうわな。人間はそれを防ぐために首に布
を巻いて防御していたわけですよ。その名残がネクタイということになんだな。
ネアンデルタール人が獣の皮や骨の破片を紐でつないだものを蒔いていたのが
始まりという説があるくらいネクタイの歴史は古い!

659 :無名草子さん:2008/04/02(水) 09:06:28
>>653
>ネアンデルタール人が獣の皮や骨の破片を紐でつないだもの

それでもネアンデルタール人にしては高度な技術すぎないかという疑問が。

665 :無名草子さん:2008/04/02(水) 09:55:35
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%BA

>なおネアンデルタール人を過去は「旧人」と呼称していたが、
>ネアンデルタール人が「ホモサピエンスの先祖ではない」ことが
>明らかとなって以降は、この語は使われることが少ない。

>1970年代から80年代にかけ、分子生物学が長足の進歩を遂げ、
>分子系統学が台頭してきた。それで人類の系統を探索した結果、
>現生人類はアフリカに起源を持ってそこから世界に拡散したものであり、
>ネアンデルタール人類は55万年から69万年前にホモ・サピエンスの祖先から
>分岐した別種で、現生人類とのつながりは無いという結果がもたらされた。
>カルメル山で発見された骨格は、(一部はネアンデルタール人類のものを
>含むが)実は初期のホモ・サピエンスであるため原始的すなわち
>ネアンデルタール的に見えたのであり、彼らはネアンデルタール人類とは
>無関係の、現生人類の直系の祖先であるとされた。



2008/4/7  22:36

投稿者:トンデモない一行知識
http://tondemonai2.web.fc2.com/

まあ「のど笛が敵の前に露出してしまう」のを防ぐためなら、
「獣の皮や骨の破片を紐でつないだもの」を
http://www.anan.co.jp/Yougo/pages/ka-sec./ka21.html
にある図のような身につけ方はしないでしょうけど。
エジプトの王族も、防御の点ではダメですね。もっとチョーカー状の
ものを首につけておかないと。

つまり唐沢俊一のいう本能にしたがっているかどうかでいうと、
ネアンデルタール人 (ホモ・サピエンスの直系の祖先じゃないけど) も
エジプトの人も、本能がコワレていたと。

アフリカの原住民もダメですね。首に輪を巻く種族くらいが例外で。

逆に、モロ本能に忠実だったのがエリザベス女王とか?
http://www.cinemacafe.net/img/template/
200711/071121_elizabeth_main.jpg

2008/4/7  18:37

投稿者:粗忽亭主人
http://sokotsutei.txt-nifty.com/

唐沢氏は「社会派くんがゆく!」(2005年7月掲載分)でも
> (のどを)防御できるように首になにかを巻くっていうのは種の本能なんだよね。
と発言しておりました。
このデンでいくと、ネクタイをしない女性や、ネクタイのない和服の伝統をもつわれわれ日本人は防禦本能の缼けた缼陥人間と言うことになってしまいます。

   
 
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