2008/3/15 21:41
最中の吸い物おいしそうです その他の雑学本 間違い探し編
『唐沢先生の雑学授業』 P.95
「日本ではカステラを大根おろしやわさび醤油で食べていた」というより、
「京都ではカステラを大根おろしやわさび醤油で食べることもあった」程度では。
その甘さが人々を魅了した [2] のだから、あくまで菓子として楽しむのが通常で、
たまに大根おろしやワサビで食べたりした人もいたかもしれないという程度で。
まあ大根おろしやわさび醤油は京都限定ではなかったかもしれないけど、京都
油小路三条の菓子屋、「萬屋五衛門」がそう宣伝してた [1] というし、カステラと
ワサビや大根おろしに言及しているところは、何か京都がついているし ([3] の
ページもタイトルが「京の菓子歴」)。
もう一方の「鍋の具」については、不明。「吸い物の具」は、知泉 Wiki 等にあるけど。
( http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%A5%AB%A5%B9%A5%C6%A5%E9 )
最初は甘い卵焼きの感覚で使ったのかと想像したけど、お麩に近いのかも。
カステラはわからないけど、最中のお吸い物は実在していた。
( http://www.kanshin.com/keyword/300806 )
[1] http://kyoto-wagasi.com/nanban/kasutera.html
>先取性の気質の京都人。江戸時代末期の幕末には、なんと、
>カステラをワサビや大根おろしで食べていた
>というのです。大根おろしや、ワサビ醤油をかけて、食べると美味しいよ。と宣伝
>チラシに載っているのです!!その店は、京都油小路三条の菓子屋、「萬屋五
>衛門」。当時のお店のチラシにその文言があるのだとか。(詳しくは、「かすてら
>加寿底良」明坂英二 講談社 1991年という本を参照ください。)
[2] http://kyoto-np.jp/kp/rensai/shoku/040714.html
> 当時、日本ではあまり食用にされていなかった卵や油、貴重品だった砂糖を
>大量に使用した濃厚な甘みの菓子は、たちまち人々を魅了したようです。
> ところで、当時の人々はカステラをどうやって食べていたのでしょう。高級品です
>から、もてなしの席で出されたり、進物として利用されることが多かったのですが、
>菓子としてだけでなく、どうやら、酒のさかなに大根おろしやワサビを添えて食べる
>といった食べ方もあったようです。
[3] http://www.kyomachiya.net/tomo/kasi/08.html
>江戸時代の文献から写したものと思われますが、カステラの食し方に、
>○寒い時には、お湯を差して食す。
>○暑い時には、冷水を差して食す。
>○酒の肴には、大根おろしとワサビを添えて食す。 などと書かれています。この
>ことからも、当時のカステラが今のそれとは質、風味ともに異なるものだったことが
>わかります。
なお、元の2ちゃんのスレの書き込みでは、野坂昭如の『アメリカヒジキ』にも言及。
(Read More を参照のこと)。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1205055419/379n-
379 :無名草子さん:2008/03/12(水) 16:30:17
『唐沢先生の雑学授業』P95
>江戸時代、日本ではカステラを
>大根おろしやわさび醤油で食べていた。
>また、鍋の具にもしたという。
紅茶の葉をヒジキと勘違いして、煮出してアク(紅茶ですね)を捨てて食べていた。
終戦直後の日本の笑えない間違いを描いたのが野坂昭如の『アメリカヒジキ』。
江戸時代の日本人は、さらに物を知らず、カステラに醤油はかけるわ、鍋に入れるわ。
元ネタはこれだと思われるが、
『かすてら 加寿底良』明坂英二 講談社 1991
この本を紹介しているサイトから
http://kyoto-wagasi.com/nanban/kasutera.html
>カステラは、今も昔も長崎が本場ですが、京都でも、もちろん、カステラは人気もの。
>先取性の気質の京都人。江戸時代末期の幕末には、なんと、カステラをワサビや大根おろしで食べていた
>というのです。大根おろしや、ワサビ醤油をかけて、食べると美味しいよ。と宣伝チラシに載っているのです!!
>その店は、京都油小路三条の菓子屋、「萬屋五衛門」。当時のお店のチラシにその文言があるのだとか。
>うっそ~!それは、
>ポルトガル人もオランダ人も長崎人も驚いて開いた口がふさがらない。
つまり、江戸時代でも特殊な例だったと思われ、日本人全体がこんな奇矯なことをしていたわけではない(当たり前だ)。
なお「鍋の具」というんは、「闇鍋」のことなのかね。不明。
ちなみに「カステラ蒲鉾」という食べ物もあるが、こちらも創業は明治27年。
http://www.abehei.co.jp/item/castella.html
江戸時代、日本ではカステラを大根おろしやわさび醤油で食べていた。元ネタが、下記のサイト [1] と同様『かすてら 加寿底良』 (明坂英二著) なら、
また、鍋の具にもしたという。
「日本ではカステラを大根おろしやわさび醤油で食べていた」というより、
「京都ではカステラを大根おろしやわさび醤油で食べることもあった」程度では。
その甘さが人々を魅了した [2] のだから、あくまで菓子として楽しむのが通常で、
たまに大根おろしやワサビで食べたりした人もいたかもしれないという程度で。
まあ大根おろしやわさび醤油は京都限定ではなかったかもしれないけど、京都
油小路三条の菓子屋、「萬屋五衛門」がそう宣伝してた [1] というし、カステラと
ワサビや大根おろしに言及しているところは、何か京都がついているし ([3] の
ページもタイトルが「京の菓子歴」)。
もう一方の「鍋の具」については、不明。「吸い物の具」は、知泉 Wiki 等にあるけど。
( http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%A5%AB%A5%B9%A5%C6%A5%E9 )
最初は甘い卵焼きの感覚で使ったのかと想像したけど、お麩に近いのかも。
カステラはわからないけど、最中のお吸い物は実在していた。
( http://www.kanshin.com/keyword/300806 )
[1] http://kyoto-wagasi.com/nanban/kasutera.html
>先取性の気質の京都人。江戸時代末期の幕末には、なんと、
>カステラをワサビや大根おろしで食べていた
>というのです。大根おろしや、ワサビ醤油をかけて、食べると美味しいよ。と宣伝
>チラシに載っているのです!!その店は、京都油小路三条の菓子屋、「萬屋五
>衛門」。当時のお店のチラシにその文言があるのだとか。(詳しくは、「かすてら
>加寿底良」明坂英二 講談社 1991年という本を参照ください。)
[2] http://kyoto-np.jp/kp/rensai/shoku/040714.html
> 当時、日本ではあまり食用にされていなかった卵や油、貴重品だった砂糖を
>大量に使用した濃厚な甘みの菓子は、たちまち人々を魅了したようです。
> ところで、当時の人々はカステラをどうやって食べていたのでしょう。高級品です
>から、もてなしの席で出されたり、進物として利用されることが多かったのですが、
>菓子としてだけでなく、どうやら、酒のさかなに大根おろしやワサビを添えて食べる
>といった食べ方もあったようです。
[3] http://www.kyomachiya.net/tomo/kasi/08.html
>江戸時代の文献から写したものと思われますが、カステラの食し方に、
>○寒い時には、お湯を差して食す。
>○暑い時には、冷水を差して食す。
>○酒の肴には、大根おろしとワサビを添えて食す。 などと書かれています。この
>ことからも、当時のカステラが今のそれとは質、風味ともに異なるものだったことが
>わかります。
なお、元の2ちゃんのスレの書き込みでは、野坂昭如の『アメリカヒジキ』にも言及。
(Read More を参照のこと)。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1205055419/379n-
379 :無名草子さん:2008/03/12(水) 16:30:17
『唐沢先生の雑学授業』P95
>江戸時代、日本ではカステラを
>大根おろしやわさび醤油で食べていた。
>また、鍋の具にもしたという。
紅茶の葉をヒジキと勘違いして、煮出してアク(紅茶ですね)を捨てて食べていた。
終戦直後の日本の笑えない間違いを描いたのが野坂昭如の『アメリカヒジキ』。
江戸時代の日本人は、さらに物を知らず、カステラに醤油はかけるわ、鍋に入れるわ。
元ネタはこれだと思われるが、
『かすてら 加寿底良』明坂英二 講談社 1991
この本を紹介しているサイトから
http://kyoto-wagasi.com/nanban/kasutera.html
>カステラは、今も昔も長崎が本場ですが、京都でも、もちろん、カステラは人気もの。
>先取性の気質の京都人。江戸時代末期の幕末には、なんと、カステラをワサビや大根おろしで食べていた
>というのです。大根おろしや、ワサビ醤油をかけて、食べると美味しいよ。と宣伝チラシに載っているのです!!
>その店は、京都油小路三条の菓子屋、「萬屋五衛門」。当時のお店のチラシにその文言があるのだとか。
>うっそ~!それは、
>ポルトガル人もオランダ人も長崎人も驚いて開いた口がふさがらない。
つまり、江戸時代でも特殊な例だったと思われ、日本人全体がこんな奇矯なことをしていたわけではない(当たり前だ)。
なお「鍋の具」というんは、「闇鍋」のことなのかね。不明。
ちなみに「カステラ蒲鉾」という食べ物もあるが、こちらも創業は明治27年。
http://www.abehei.co.jp/item/castella.html