トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/3/2  23:24

ラムネの瓶って確かにつくるの難しそう  『トンデモ一行知識の世界』間違い探し編

『トンデモ一行知識の世界』 P.180 欄外
・首のところにガラス玉の入ったラムネのビンは、明治十四年に
 徳川玉吉という人が発明した。

ラムネ瓶は、イギリスのハイラム・コッド (Hiram Codd) によって、1872 年に
発明された。それまではコルク栓を針金で締める方法がとられていた。

徳川玉吉は、ラムネ瓶の特許権の切れた後で、日本ではじめてラムネ瓶を
つくった人であり、徳永硝子 (現在は日本硝子に吸収) の創始者でもある。
当時の日本の技術ではラムネ瓶をつくるのは簡単ではなかったが、5 年の
努力の末、輸入瓶を上回る品質の瓶をつくったそうだ。

特許の切れたのが 1888 年 (明治 21 年) で、徳永が開発に着手したのも
その頃とされているため、「明治十四年」というのも多分何かの間違い。
徳川がラムネ瓶製作に成功したのは 1892 年 (明治 25 年)。その同じ年に、
ウィリアム・ペインター (William Painter) が瓶の密封用に王冠を発明していた。

http://www.a-ramuneya.co.jp/tomboland/feature/01.html
>ラムネとは、瓶口をビー玉で栓をした炭酸飲料のことです。ビー玉が栓になる
>瓶は、イギリスのハイラム・コッド氏が1872年に発明したもので、「コッド瓶」
>と呼ばれており、1887年(明治20年)頃に日本に輸入されました。1888年
>(明治21年)にその「コッド瓶」の特許が切れた際、大阪の徳永玉吉という人が
>5年の歳月をかけ、日本でラムネ瓶を造ったそうです。その日本で造られた
>ラムネ瓶に対し、クレームをつけようとした輸入商が、あまりの出来のすばらしさ
>(※瓶は精巧で、輸入瓶に対し数々の改良がされていたため)に、そのクレーム
>を取り下げたというエピソードが残っています。


http://www.digitake.com/html/ep200206/1180_rum.html
>玉吉が国内でビー玉入りラムネ瓶の開発に成功した
>明治25=1892年・・・
>アメリカでは、ウィリー・ペインターという男が
>また新たな発明をしていた。

>王冠による瓶の密封法である。

参考 URL:
- http://ameblo.jp/bottle-club/entry-10000004842.html
- http://www.kurashikikousen.com/ramune/lamune.html
- http://plaza.rakuten.co.jp/tonarinohiroro/diary/200712160001/
- http://slashdot.jp/%7Eyasuoka/journal/430735 (王冠について)



   
 
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