トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/2/26  1:58

エバッティるロシア語のファック  資料編 (引用元明記の雑学等も含む)

『超辞苑~新・眠られぬ夜のために』から」に続いて、唐沢俊一のパクリ探しを
している人たちのために、『トンデモ一行知識の世界』から引用元明記のトリビア
列挙の第二弾。『世界の超リッチ』 (駿河台出版) からのそれのように、別の本では
引用元を明記しなくなっているパターンがあったらよろしく、ということで。

『トンデモ一行知識の世界』 P.39~P.40
さらにドラマ性ということなら、僕が古い『リーダーズ・ダイジェスト』の中で
見つけた、お気に入りの一行知識にこういうのがある。

 指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンとバイオリニストのナタン・ミルシテ
インのふたりは、スイスのルツェルンのコンサートで、共演したことがある。

 これ、ただ聞いただけではどうしておもしろいのかわからないだろう。これは
二段がまえになっているのだ。次の一行知識。

 指揮者のカラヤンとバイオリニストのミルシテインは、ふたりとも、演奏中に
目をつぶる癖がある。

『トンデモ一行知識の世界』 P.52
 プログラムの欠陥や故障、エラーを「バグ」(虫)と呼ぶのは、リレー式
コンピュータの接点に蛾がはさまってエラーを起こしたことに由来している
といわれる。その蛾は現在でも保存されているらしい(アスキー出版『近代
プログラマのゆうべ2』ホーテンス・S・エンドウ著より)

『トンデモ一行知識の世界』 P.64
また「エビ」はロシア語で女性器を表す言葉なので、そのせいかあらぬか
「エビスビール」はかの地に持っていくと大喜びされるとか。
「これは後を引く」
 なんてね。阿刀田高氏の本によると、戦前、ソ連のどこかで、日本の軍人
が、少し離れたところにいる同僚を「海老原少尉!!」と呼んで、あたりを大混乱
に陥れたとか。「エビ」が「ハラショー」ならそれは……。

「エビ」は女性器というより「やる」で、おそらく英語の fuck に相当。
http://sitek4.daa.jp/cgi/mt/mt-comments.cgi?entry_id=810
http://weestories.blogspot.com/2006/01/real-origin-of-four-letter-word.html
には実際、fuck の意味の外国語の一つとして Russian yebat` が挙げられていたりする。

こちらについての2ちゃんねるのスレのやり取りは、Read More を参照のこと。


・追記 : 海老原少尉ネタについては、「あたりを大混乱に陥れた」がガセだったので、
沈黙より混乱の方がマシだったかもしれない」のエントリに書いた。

http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1203341351/

833 :無名草子さん:2008/02/23(土) 20:30:16
『トンデモ一行知識の世界』 P.64
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また「エビ」はロシア語で女性器を表す言葉なので、そのせいかあらぬか
「エビスビール」はかの地に持っていくと大喜びされるとか。
「これは後を引く」
 なんてね。阿刀田高氏の本によると、戦前、ソ連のどこかで、日本の軍人
が、少し離れたところにいる同僚を「海老原少尉!!」と呼んで、あたりを大混乱
に陥れたとか。「エビ」が「ハラショー」ならそれは……。
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「エビ」はロシア語の女性器とか、「海老原少尉」が「エビ」を「ハラショー」というのは、
ググるとけっこうたくさん出てくるけど、阿刀田高氏と結びつけて語られているのは
見つからない。書名もないし、本当に書いていたのか阿刀田高。

↓によると「エビ」は女性器というより「やる」、おそらく英語の fuck らしいけど。

http://sitek4.daa.jp/cgi/mt/mt-comments.cgi?entry_id=810
>また、「海老」は海老原少尉の場合だけおかしく聞こえます。なぜなら、ロシア語には
>「yebat=エバッティ」という言葉があります。「やる」という意味です。セックスに関係
>ありますが、「女性器」ではありません。その言葉の語幹「yeb」は日本語の「曜日」と
>「海老」に少し似ています。また、土曜日と海老原少尉の場合はそれに非常に似て
>きます。

http://weestories.blogspot.com/2006/01/real-origin-of-four-letter-word.html
には実際、fuck の意味の外国語の一つとして Russian yebat` が挙げられていたりする。
発音が「エビ」に近いかどうかは微妙っぽいけど↓
http://ph.answers.yahoo.com/question/index?qid=20080214173943AApZZFC


838 :無名草子さん:2008/02/23(土) 20:45:51
>>833
ロシア語のエビとエビスビールの話題は
ロシア圏に住んでいた知人とも話した事がある。
「エビハラショー」の話はロシアでも笑い話として使われるらしい。

それとロシア語で「yebat=エバッティ」
ビールの方も最初にYがつく「YEBISU」なので
関連づけて笑い話になる。

842 :無名草子さん:2008/02/23(土) 21:22:10
>>838
ありがとうです。ちなみに、>>833 で引用していた人の言っていた通り、
「エビ」がつくと何でもかんでもヤバいというわけではなく、
「エビハラショーイ」みたいな発音が似てしまう語の組み合わせだとヤバい
という認識でいいのかな? (教えてちゃんでスマソ)

843 :無名草子さん:2008/02/23(土) 21:30:20
>>833
実物が手元になくて書名が判らないけど
新潮文庫から出た阿刀田氏のエッセイ集で、その話を読んだことはある。



   
 
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