トンデモない一行知識の世界 OLD - 唐沢俊一の「雑学」とは -

一部で有名な唐沢俊一の一行知識に、ツッコミを入れたり派生トリビアを書いたり。
「愚かで分別のない人と思われたいなら、唐沢俊一のトリビアを引用しなさい。」

 
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2008/2/11  21:27

蚊の発生は金魚迷惑とは限らない  『トンデモ一行知識の世界』派生トリビア編

『トンデモ一行知識の世界』 P.75
 江戸時代、蚊は江東に住む蚊母鳥という鳥が口から吐き出して
発生する、と考えられていた。

〈中略〉 中でも蚊母鳥の話はなかなかすさまじいイメージで好きで
ある。巨大な鳥で、常に口から一、二升の蚊を吐き出しているそうで
ある。そのくせ住んでいるのが人里離れた山奥、などではなく「江東」
というところがいい。江戸時代はファンタジーが身近にあったのだ。

「江東」は江戸の江東ではなく、中国の江東では?――というのは、「中国の江東が
江戸市民の身近に
」の方で。

江戸時代の人と蚊との関わりについての派生トリビア。

- 生類哀れみの令は、蚊やボウフラも対象にしていた。蚊を殺した小姓が切腹と
 なったり、ボウフラを殺さないように打ち水に注意とのお触れがでたりした。

 ( http://plaza.rakuten.co.jp/jm3jrh3/diary/200704070000/
  http://blog.goo.ne.jp/tomonaru0803/e/2dd4393132ef040ff53498f0fb8e1d61 )

- 江戸の町では、雨水を天水桶にためて防火用水としていた。ボウフラが湧くので、
 天水桶で金魚を飼うこともあった。

 ( http://www.gakken.co.jp/kagakusouken/spread/oedo/06/haiken1.html
  http://www.gutenberg21.co.jp/hanshichi07.htm )

- 江戸時代には金魚売りもいれば、金魚の餌としてボウフラを売り歩く者もいた。
 井原西鶴の「西鶴置土産」は、女遊びで身上をつぶしてボウフラ売りになった
 元お大尽 (妻は元芸者) が、金魚を飼う元遊び仲間のお大尽たちと再会する話。

 ( http://www.kashiwashobo.co.jp/pages2/rensai/r03-06.html
  http://www5d.biglobe.ne.jp/%7Egol13/aub221.htm )



   
 
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