2008/1/2 16:41
ダイナマイト工場あっての特効薬? 『トンデモ一行知識の世界』派生トリビア編
『トンデモ一行知識の世界』 P.36
まあ人それぞれ好みはあると思うが、よく聞くネタ一行だけに絞ってしまって
「歴史の皮肉、人生の皮肉がこの一行に濃縮」とそれ以外を放置するのは、
もったいないよなあと思った。唐沢俊一という人は、「拾える人」ではなくて
拾えない人または拾わない人なのではないか。
- ニトログリセリンが狭心症に効くらしいとなったのは、ダイナマイト工場の
従業員が、勤務日よりも休日に発作を起こすことが多かったことから。
- 当時は、ニトログリセリンが放出する NO (一酸化窒素) が血管を広げる
とかいう理屈はわからなかったが、とにかく効くというので狭心症の特効薬
となった。
(http://122.200.201.84/column/masanori_takano/20051003.html)
そして、ノーベルが晩年、狭心症の薬としてニトログリセリンを処方される
ことになるんだけど、さらに時が過ぎ、
- ニトログリセリンが体内に取り込まれて放出する NO が、どういった機構で
血管を拡張するのかは、つい最近まで謎で、解明したらノーベル賞ものだ
といわれていたが、この反応機構を発見したファーチゴットら 3名は、実際に
1998年のノーベル医学賞を受賞。
(http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/%7Eono/medicine/No21.html)
また、それが単に意外な知識、でとどまっている人と、その一行の
中に、大河ドラマなみのストーリィを含んでいるものを拾える人にも
別れる。僕が好きなのは、
ノーベルは晩年、狭心症を患って、薬としてニトログリセリンをのんで
いた。
などというやつだ。歴史の皮肉、人生の皮肉がこの一行に濃縮されて
いるような気がする。
まあ人それぞれ好みはあると思うが、よく聞くネタ一行だけに絞ってしまって
「歴史の皮肉、人生の皮肉がこの一行に濃縮」とそれ以外を放置するのは、
もったいないよなあと思った。唐沢俊一という人は、「拾える人」ではなくて
拾えない人または拾わない人なのではないか。
- ニトログリセリンが狭心症に効くらしいとなったのは、ダイナマイト工場の
従業員が、勤務日よりも休日に発作を起こすことが多かったことから。
- 当時は、ニトログリセリンが放出する NO (一酸化窒素) が血管を広げる
とかいう理屈はわからなかったが、とにかく効くというので狭心症の特効薬
となった。
(http://122.200.201.84/column/masanori_takano/20051003.html)
そして、ノーベルが晩年、狭心症の薬としてニトログリセリンを処方される
ことになるんだけど、さらに時が過ぎ、
- ニトログリセリンが体内に取り込まれて放出する NO が、どういった機構で
血管を拡張するのかは、つい最近まで謎で、解明したらノーベル賞ものだ
といわれていたが、この反応機構を発見したファーチゴットら 3名は、実際に
1998年のノーベル医学賞を受賞。
(http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/%7Eono/medicine/No21.html)